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2005年11月 4日 (金)

「親切なクムジャさん」

「親切なクムジャさん」                    製作:2005年、韓国

2005.11.4

試写会\0にて鑑賞

隣の評論家は幾ら?\2,000で妥当

評価:4.0★/5点満点★

「愛する者のために、真っ白な手を赤く染める。」「そして、真っ白な私に戻る。」

予告編に出てきた非常に印象的な宣伝文句ですが、本編を見て意味がわかりました。

韓国の鬼才パク・チャヌク監督が放つ「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く『復讐三部作』の最終章で、今回の復讐者(主役)は女性です。

クムジャ(イ・ヨンエ)19才の時に生んだ実の娘を人質に取られ、無実の罪で服役する運命を課される。刑期は何と13年間!クムジャは憎悪・復讐心をひた隠し、服役中は誰に対しても優しい微笑を絶やさずに困った人を助けては「親切なクムジャさん」と慕われていた。13年後、出所したクムジャは先に社会復帰している仲間を訪ね始める。服役中の天使のような存在とは一変して、真紅のアイシャドウを塗って冷たいムードを漂わせるクムジャ。「なぜ赤いアイシャドウを?」するとクムジャは答える。「親切はやめたの。」

13年間、天使の様な風貌と行いをしながらもクムジャが考えていた事は唯一つ。自分を陥れた男への復讐である。長い時間をかけて慎重に練りに練られた「復讐計画」。そして、彼女は行動に移るのだが...。

私は、復讐三部作の2作目「オールド・ボーイ」が大好きでした。今回の主役は女性というだけあって、今作はしっとりした雰囲気で復讐劇が進んでいきます。音楽も、イ・ヨンエの美しさも、前作とは違う味わいを効果的に出しています。復讐者の心の叫びの伝わり方も一味違って感じられました。狡猾さ・周到さも復讐者が女性だと、ひと際切なく美しいとでも言おうか。パク・チャヌク監督の美術へのこだわりがズバ抜けて秀でているのは毎度の事ですが、今回もその技が冴え渡っていました。部屋の壁の赤と黒のマダラ模様も強烈だし、何と言っても白い天使のイメージクムジャ出所後に塗りたくる真紅のアイシャドウの対比がスゴイ。このインパクト大の対比に、映画のメッセージを込めているかのような印象深い演出だと思いました。クムジャが社会復帰する職業は「ケーキ屋さん」です。(クムジャはケーキ作りが天才的に上手という設定)当然、衣装も白い訳です。復讐心で一杯の赤いイメージの彼女が、一瞬天使に戻ったような気がした私でした。出来れば、復讐なんて止めて欲しいな、と思う人も居る事でしょう。果たして、復讐劇の結末やいかに?

私は復讐三部作を全て観ました。三作品とも観終わった後に色んな事を考えさせられて、一言で感想を述べる事など到底不可能でした。どれを取っても、何日か余韻の残る作品なのです。パク・チャヌクが取り上げた「復讐」という行為の後には「救済」など無いというメッセージが込められていた気がしてなりませんでした。

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コメント

こんにちわ!『カリスマ映画論』管理人の睦月です!!いつもコメントありがとうございます!!そしてブログ開設おめでとうございます!私のブログへたくさんコメントいただいているのに、隣の評論家さんへこちらからアクションをかけることが出来なくて歯がゆく思っていたのです。でもこれからはどんどんお邪魔させていただきますね。それとさっそくリンクを貼らせていただきます。よいですよね?(ちなみに今までいただいたコメントは私のブログの方に返信させていただいてます)

ところで。私もこの作品好きです。
≫復讐」という行為の後には「救済」など無い。
そうですね・・・。この一文はとても心に迫るものがあります・・・。
他の作品にもTBさせていただきますね。私もブログ立ち上げて1ヶ月くらいで、まだまだ内容的に充実していませんが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!!

投稿: 睦月 | 2005年11月13日 (日) 23:19

睦月さん、コメントありがとうございます。
どうやら、睦月さんとは選ぶ作品が似ている?なんて少し感じております。これからもTB一杯のっけてくださいね。

投稿: 隣の評論家 | 2005年11月14日 (月) 17:24

TBありがとうございました。
プロフィールを拝見して、あまりのすごさに驚いています。
また、お邪魔します。

投稿: jamsession123go | 2005年11月23日 (水) 23:03

jamsession123goさん、TB&コメントありがとうございます。

ん?何か仰天のプロフィールでしたか?こちらこそ、また遊びにいきますのでヨロシクです。

投稿: 隣の評論家 | 2005年11月24日 (木) 19:32

こんにちは。
コメントありがとうございました。

この映画大好きです。
そして、私も『オールド・ボーイ』大好きです。

>「復讐」という行為の後には「救済」など無いというメッセージが込められていた気がしてなりませんでした。

これ、私も思いました。
パク・チャヌク自身も「三部作通して語っているのは“罪の意識”だと言っていました。

これからの、パク・チャヌク監督の方向性がすごく気になりますね。

投稿: toe | 2005年11月28日 (月) 02:01

toeさん、TB&コメントありがとうございます。本当に印象深い「復讐三部作」でしたね。パク・チャヌク監督には、これからも目が離せませんよね!

投稿: 隣の評論家 | 2005年11月28日 (月) 18:45

遅くなりましたが、コメントありがとうございました♪
ラストのクムジャさんが白いケーキにうっぷすシーン、三部作の全て表わす結末は、説教くさくなくて思わず上手い!と唸ってしまいました。
しかし『クムジャさん』も良かったけど、私もやはり『オールド・ボーイ』の方が好きかもしれません…。

ところで、プロフのシュレックの猫ちゃんの画像にやられてしまいましたよ〜、あの表情ズルイ!(笑)

投稿: 井上チカ | 2005年12月 5日 (月) 14:33

チカさん、コメントありがとうございます。
やっぱり三部作は『オールド・ボーイ』が人気№.1なのでしょうね、きっと。
「長靴を履いたネコ」にはやられるでしょう!しかもサイズでか!って自分でビックリしたのですが、インパクトあるので暫くこのまま載せておこーかと。

投稿: 隣の評論家 | 2005年12月 5日 (月) 22:53

こちらにも、トラックバックありがとうございました。
続けてコメントさせていただきます。
イ・ヨンエの美しさが素晴らしいと思いました。
さすが、「酸素のような女性」、何を着ても似合っていました。

投稿: いわい | 2006年1月14日 (土) 22:59

いわいさま TB&コメントありがとうございました。「Mr. & Mrs. スミス」と共にお礼申し上げます。
>「酸素のような女性」
正に!イ・ヨンエが素晴らしかったですよね。敵役を演じたチェ・ミンシクの次回作は、「普通のおじさん」の役みたいですね。不思議な感じがしました。

投稿: 隣の評論家 | 2006年1月15日 (日) 18:31

TBありがとうございました(*^▽^*)
【オールド・ボーイ】に続く衝撃でした~
音楽は映像にピッタリで素敵でしたが、ラストのケーキに顔を突っ込んだとこでまたもやブッ飛びました(汗)
これはホントに印象に残る映画ですね
(私は2日続けて観ちゃいました)

投稿: cherry | 2006年3月27日 (月) 07:20

cherry さま
TB&コメントありがとうございます。
2日続けて観たのですか?夢に出てきそう...。この作品、結構後を引きませんか?そうは言っても、かなり好きです。
あ、「オールド・ボーイ」は、もっと好きですよ。

投稿: 隣の評論家 | 2006年3月27日 (月) 20:43

こんばんは!
TB&コメント、ありがとうございました!!
『復讐3部作』は私も大好きで、
中でも『オールド・ボーイ』が一番好きですね。
韓国映画は甘ったるい恋愛モノより、
こういったハードな作品も方が面白い気がします。
だって焼肉とキムチの国だもの♪(笑)
ちなみに私は、韓国のりとチヂミが大好きです!!

投稿: 伽羅 | 2006年4月10日 (月) 21:50

伽羅さま
TB&コメントありがとうございます。
>韓国映画は甘ったるい恋愛モノより、こういったハードな作品も方が面白い気がします。
おお!私もそう思います。先日試写会で観たチェ・ジウ主演の「連理の枝」はアタクシ的には『我慢の限界』でしたわ。韓国映画も色々ですわね。
ちなみに、アタクシも韓国のりとチヂミは大好きですわ。と言うか、韓国料理はウマイねぇ~。ああ、石焼ビビンバが食べたーーい!!

投稿: 隣の評論家 | 2006年4月10日 (月) 23:01

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