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2006年1月29日 (日)

イノセント・ボイス 12歳の戦場

「イノセント・ボイス 12歳の戦場」
<VOCES INOCENTES> / 製作:2004年、メキシコ 112分innocent_voice
監督:ルイス・マンドーキ 出演:カルロス・パディシャ、レオノラ・ヴァレラ、グスタポ・ムニオス、ダニエル・ヒメネス=カチョ

2006.1.29 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,000で妥当 / 評価:4.0★/5点満点★

「神様、きこえますか? ぼくは戦わなければいけないのですか?」

ひとりの少年の実話が、世界中を涙で包んだ珠玉の感動作。

1980年、中米の小国・エルサルバドル。多くの人が『世界恐慌』により仕事を失い、苦しい生活を強いられている。貧しい農民を中心に結成された反政府組織【FMLN】と政府軍の内戦が続く、危険な地帯でもある。11歳の少年・チャバが住む小さな町は、政府軍と反政府ゲリラ勢力のほぼ境界線に位置していた。政府軍 VS ゲリラの銃撃戦が、半ば日常的に繰り広げられているのだ。そんな危険な暮らしの中でも、友達と遊んだり、初恋も芽生えたり。チャバは、それなりに少年時代を満喫していた。しかし、兵士が足りない政府軍は、12歳になった少年達を強制的に徴兵していた。内戦が沈静化する兆しも一向に見られず、やがて学校は閉鎖された。そして、チャバの12歳の誕生日も迫ってきていた

どうしよう、いい言葉が浮かんでこない。

12歳(=小学校6年生)の頃、何してた? あの頃は、クラスの女子で集まって「大縄とび」したり「ドッジボール」したり。ちょっと生意気になり始めて、「朝の会」や「帰りの会」で男子VS女子のくだらない言い争いが起きたりして。芸能人に興味を持ち始めたりなんかもして。

同じ「思春期」でも、余りにもノンキ過ぎて比較のしようがありません。

主人公のチャバという少年。姉と弟に挟まれた3姉弟の真ん中に居る子。父親が家を出て行ってからは、「お前が頼りだよ」と、母親に言われ続けて過ごしている。「僕が家族を守るんだ」そんな決意が見て取れる、11歳らしからぬ大人びた言動も多々見せる。母親が感情を剥きだしに泣き叫ぶと、ふっと落ち着いた態度で母親をさとしたりもする。

大人の男の冷静さを併せ持つ少年。

『大人っぽさ』を持たざるを得ないチャバ少年の生活環境を想っただけで、何も言葉が出てこなかった。

チャバ少年は、貧しい暮らしを強いられていても、心がとても豊かだと思いました。日本は豊かな国かもしれないけれど、心が豊かな人は少な目のような気すらしてきちゃいましたよ。隣の評論家は、心が豊かな人間を目指したいと強く思いましたね。

そして、「エルサルバドル」という国がある事を知っているだけで、この作品に描かれている内戦の事を知っているつもりになっていた自分が居た事を改めて発見しました。もう一回、歴史の勉強し直した方がいいんじゃないですか?隣の評論家さん、という気持ちにもさせられました。個人的な話ですが、学生時代は嫌いじゃないのに「世界史・日本史」の授業に集中していなかったなぁ。そんな自分を反省している気持ちがあるので、『社会派ムービー』がマイブームだったりするんですよ。

改めてチラシを隅から隅まで見てみました。「文部科学省 特別選定作品」という印を発見しました。「PG-12指定」とか無いんですけど、隣の評論家的には子供には見せたくない酷いシーンも多々ありました。なので、大人の皆さんは是非ご覧になってください。そして、大袈裟にではなくて良いので、皆さんなりに色々感じて頂きたいと思います。

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「イノセント・ボイス-12歳の戦場」監督:ルイス・マンドーキ出演:カルロス・パディジャ、レオノア・ヴァレラ、ホセ・マリア・ヤピスク、ダニエル・ヒメネス=カチョ1980年、エルサルバドル。50年にわたる軍政に喘いでいた農民・労働者は反政府統一軍事組織(FMLN)をつ...... [続きを読む]

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受信: 2006年4月22日 (土) 20:25

コメント

ただいまあ!睦月です。
とりあえずこちらにお返事するよ!
モノばかりあふれていたって、心が豊かになるわけじゃない。質素だって貧しくたって、十分心は豊かになれる。
すごいよね・・・あんなヒドイ環境の中でも、彼らの生活には愛情が溢れていて、限られた中でも可能な限り幸せや楽しみを見つけ出そうとする。
私達は、ないものはない環境で生まれ育って、何も不自由はなかったし、まさか日々殺される恐怖もなく生活してきたわけだけど・・・なんだか弱い。心のキャパがいっぱいになっちゃって、すぐにテンパったり、落ち込んだり、あげく自殺したり・・・・。こんな映画観ちゃったら、申し訳ない気分になっちゃうよ。こんなに豊かな国で暮らして、なのにこんな貧しい心でごめんね・・って。
なんか・・2006年は映画的にとんでもない出だしだね。イイ作品が多すぎるよ。

投稿 睦月 | 2006年1月29日 (日) 21:38

睦月さん、おかえり~。
TB&コメントありがとうございます。
>質素だって貧しくたって、十分心は豊かになれる。
正に、この作品から感じ取った事ですわい。せっかくだから、愛情溢れた人生を送った方が幸せだと思ったりしましたねぇ。2006年の映画は、なかなかの滑り出し。「B型の彼氏」で小休止して、今度は「ミュンヘン」「ジャーヘッド」「クラッシュ」等、社会派オンパレードで突き進む予定の隣の評論家であります!

投稿 隣の評論家 | 2006年1月29日 (日) 22:06

こんばんは。

昨年から今年にかけて政治情勢を扱った映画が多いですね。
今後もモロ首相暗殺事件や
チェチェンのテロをモチーフにした映画が予定されています。


投稿 えい | 2006年1月29日 (日) 23:24

隣の評論家さん、こんばんはぁ。
先日は貴重なアドバイスを頂いたのに全然違う方向に走ってしまいました…
でも、「クレール」は本日鑑賞してきましたよ。
う~ん、よかったっす!でも、きっと女性の方が気持ちの入りようが違うと思いますです。
っと、「イノセント・ボイス」ご覧になったんですね…いいなぁ~。
地方にいると取り残されてる気持ちになっちゃう…せめて上映の予定でもあればなぁ。トホホ
では、また遊びに伺わせてもらいますねぇ~♪


投稿 purple in sato | 2006年1月30日 (月) 00:00

コメントありがとうございます。

★えいさま
お!社会派作品、また更にやってくるのですね。「マイブームだぁ」って独りで盛り上がっていたのだけど、そもそも映画界にてブームになっているという訳ですね。要チェックだぁ。えいさん、ありがたい情報をどうもありがとうございました。

★purple in sato さま
「クレールの刺繍」観に行けなかったのですよ。結構、評判も良かったので。男性が見ても素晴らしいみたいですね。是非、DVD化を待って見てみようと思います。それでは早速、satoさんの記事を読ませて頂きます~。

投稿 隣の評論家 | 2006年1月30日 (月) 21:29

ちょい急ぎ。今、学校から帰ってきたばっかり。
シネスイッチのHPの写真、何番目?
2人組?シングル?
一番上のシングルの娘だと思うんだけど・・・違う?
ごめんなさい。掲示板でもないのに・・・気になりすぎてココ利用してしまった。
教えてケロ!

投稿 睦月 | 2006年1月30日 (月) 22:58

ごめん・・・ちゃんと見ずに勢いでコメントしちまた・・・。一番上の娘に間違いねえ。

投稿 睦月 | 2006年1月30日 (月) 23:07

またまたすんません・・・すれ違い・・・。
今コメント返しみた。
赤いマフラーの女性ですね!!

投稿 睦月 | 2006年1月30日 (月) 23:09

睦月さま
コメントありがとうございます。とうとう顔バラしちゃたぁ♪ハハハ。ってな訳で、これからもヨロシクなのねん。昨夜は、色々と暖かい言葉を頂き、どうもありがとうございましたです。また改めて訪問しにいくだで、待っててね。

投稿 隣の評論家 | 2006年1月31日 (火) 21:05

やっと昨日見てきました。想像を絶する状況に目を覆い逃げ出したくなりました。真実は重い!多くの人に「無垢な声」が届くといいですね。Tb失礼します。

投稿 あん | 2006年2月 5日 (日) 20:55

あんさま
コメントありがとうございます。何かTB貼りが上手くいってないみたいで、申し訳ございません。想像を絶するシーンの連続でしたね。それでも明るく元気に生きる子供達が印象的でした。「お前が頼りよ」と母親に言われ続けているチャバ少年の逞しさも忘れられないです。

投稿 隣の評論家 | 2006年2月 5日 (日) 22:37

コメントありがとう御座いました。実際こんな事実があったって事が驚きです。
自分の12歳の頃とのあまりの違い・・世界は広い・・知らなすぎる自分が恥かしいわ。

投稿 あん | 2006年2月 5日 (日) 22:59

こんばんは。
自分が12歳のころ…なんにも考えず、ひたすら自分のしたい放題でした。豊かで、平和で、親にも甘えることができて、それは当然のことで。
大人にならざるを得なかったチャバのがんばりが、戦争の前にはあまりに無力で、とてもかなしかったです。

「ミュンヘン」ご覧になったんですね。私も初日に観ましたが、まだ文章にならない状態です。本当に、最近重い映画が続いていて、感情がついていかないです…が、考えがまとまったらまたうかがいますね!

投稿 chatelaine | 2006年2月 6日 (月) 23:16

chatelaine さま
TB&コメントありがとうございました。
この作品の元気な子供達を見て、「あー、やっぱり日本て平和ボケしているのかも」と思いました。自分を含め、日本人には生きるパワーが足りないなんて思ったりしています。いや、うちの両親は『余生を楽しむモード』でパワー全開ですわ。若者として(?)元気で頑張っていかないとです!

投稿 隣の評論家 | 2006年2月 7日 (火) 20:17

TBありがとうございます。

私も「社会派ムービー」がマイブームみたいです^^
あまり深く考えていなかったのですが、隣の評論家さんの
>そんな自分を反省している気持ちがあるので
に私も「あっこれかも」って思ってしまいました~^^;
もっとしっかり勉強していればなあ~・・・まっ映画を観ながら学ぶかな。
私が12歳の時は、まだまだ甘ったれの子供でしたね。
死と隣り合わせなんて、考えられなかったですわ。

これからもヨロシクです。

投稿 へーゼル・ナッツ | 2006年2月 8日 (水) 10:45

へーゼル・ナッツさま
TB&コメントありがとうございました。「SAYURI」にもコメントありがとうございました。
このところ、別に「マイ」と付かなくても、世間一般的に「社会派ムービー」がブームみたいな感じですね、数多く公開してますよね。
>・・・まっ映画を観ながら学ぶかな。
ですよね!ふふふ。
よーし、こちらこそ今後もヨロシクです!

投稿 隣の評論家 | 2006年2月 9日 (木) 00:55

社会派作品は隈無くおさえておりますね♪
ああ、これもよかったですー。
ファンタジックな映像も混じっていたのがツボでした。
好みの語り口でした。いい映画だー。
12歳の頃は自分のことしか考えていなかったなー。
あ、今もかな・・・

投稿 かえる | 2006年2月19日 (日) 21:52

かえるさん、こんにちわ。
TB&コメントありがとうございます。
そうそう!今年は『社会派』祭でございます。いい映画でしたね!
12歳の頃のみならず、現在の自分とチャバ少年を比較してしまうと恥かしくなりますよね...。

投稿 隣の評論家 | 2006年2月19日 (日) 23:36

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