コンスタンティン
「コンスタンティン」
<CONSTANTINE> / 製作:2004年、アメリカ 121分
監督:フランシス・ローレンス 出演:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、ティルダ・スウィントン、ジャイモン・フンスー、シア・ラブーフ、ピーター・ストーメア
隣の評論家のおススメ指数 4.0★/5★満点 (ちょっぴりオマケ)
一言コメント:あの世界観にすっかりハマリました。「2005年度・上半期ベスト10」にて第8位にランクイン!(関連記事はこちら)
キアヌ・リーブス主演で、VFXバンバンの超大作。
普段だったら、観終わっても記憶から抜け落ちてしまうジャンルの作品なのですがね。隣の評論家は、意外にもスッポリと入り込んでしまいました。
ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は、幼い頃から『見えるハズのないモノ』が見えてしまう。そんな自分の能力に絶望して、自殺を試みた事がある。その際、2分間だけ【死】を体験したのである。キリスト教の教えでは、『自殺者』の魂は天国へ行けない。『天国行き』の特赦を受ける為に、能力を活かして【悪魔祓い】を繰り返す事で神様にアピールしている。それが『オカルト探偵』コンスタンティンだ。ヒーローと呼ぶには、余りにも風変わりな男である。コンスタンティンは、タバコの吸い過ぎで末期の肺ガンに冒されている。ガリガリで顔面蒼白。つまり、身体はボロボロのヒーローという訳。
天国には神がいる。神の下には、天使がいる。
地獄には悪魔の頂点である【サタン】がいる。その下僕として悪魔がいる。
天使も悪魔も、地上には入れないのだ。その代わりに、地上の監視役として存在するのが【ハーフ・ブリード】と呼ばれる存在。半分は人間、半分は天使もしくは悪魔という事らしい。こうして、天国・地獄・地上のバランスが保たれているのだった。
ところが、人間界を支配しようと目論む陰謀が渦巻き、保たれていたはずのバランスが崩れ始める。そして、コンスタンティンの闘いが激化していくのだった。
制作費が莫大と思しきド派手な特殊効果が続きます。もしかしたら、小バカにしちゃう人も居るかもしれません。冒頭の『魔物にとりつかれた少女』のシーンなんかは、オカルト映画の金字塔的作品である「エクソシスト」の真似事にしか見えませんしね。でも、そんな最初の印象を忘れさせてくれる怒涛の展開は、好感を持ちました。
女性刑事・アンジェラ(レイチェル・ワイズ)。彼女の周りで奇怪な出来事が起き始め、登場するのも特異なキャラクターばかりでワクワクしてくる。まずは、2人のハーフ・ブリード。天国からの使者【ガブリエル】(ティルダ・スウィントン)と、地獄からの使者【バルサザール】(別名<蝿の王>と呼ばれ、虫を自由に操る能力を持つ)。悪魔の頂点に君臨するサタン・ルシファー(<光>という意味を持つ名前で、元々は大天使だった。神に反逆した為に地獄へ堕ちたとされている。)と、ルシファーの息子のマモン(キリスト教『7つの大罪』の【強欲】を意味する名前)。
人間界でコンスタンティンの脇を固める人物も、なかなか魅力的だ。コンスタンティンに協力する怪しい歴史学者や、元祈祷師である実業家・ミッドナイト(演じるジャイモン・フンスーの存在感は見事)。一筋縄ではいかないキャラクターばかりである!
コンスタンティンの武器も、『聖水』から始まり『地獄の聖書』や<父と子と精霊>の三位一体を表す『魔除け』等、意味深なものばかり登場するのだ。かなり興味深く堪能できましたわい。
信仰心の薄い日本人でも、アクション・シーンや特殊効果を楽しむだけで十分に時間を潰せます。私みたいに本当は全く知識のない人間でも、聖書を読んでみようかなという気分にすらさせられた。さすがに、入信はしませんが(笑)、この世界観には参りました。
特殊効果は勿論の事、ビジュアル面でも楽しませてくれました。
『ダーク・ヒーロー』コンスタンティンは、常に黒いスーツを着ています。大天使・ガブリエルとサタンの使者・バルサザールも、ビシッとスーツでキメているところが超クールでした。特に、ガブリエルを演じたティルダ・スウィントンが素敵でした。華奢で長身な佇まいと、中性的な美しさが『天使』という役柄にマッチしていました。更に、チラッと登場するサタン・ルシファーは、何と白いスーツで姿を現しますよ!必見です。
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コメント
はじめまして。
わたしもこの作品はDVDで見ました。
アクション・SF系は普段素通りですが、
なぜか某レンタルビデオ店で上位にランキングしているコンスタンティン。
妙に気になりました。
>『オカルト探偵』コンスタンティン
ずばり!!
その通りの表現ですね!!
地獄(?)のシーンなど「おお~贅のきわみだ」とそれなりに楽しみましたが、
キリスト教の知識がほとんどないわたしにはストーリーがよくわかりませんでした・・・orz
オカルトは好きなんですけどね。
投稿: Victoria | 2006年2月14日 (火) 22:26
Victoria さま
初めまして、こんにちわ!訪問ありがとうございました。おお!レンタル・ランキング上位に居るんですか!そりゃまた嬉しいですわ。私は、思わずDVD購入しましたよ。おまけで原作のコミックの一部分のコピーみたいなものを頂きましたが。英語は全部読めなかったけれど(笑)、なかなか興味をそそりましたー。
それでは、これからそちらに遊びに参ります。
投稿: 隣の評論家 | 2006年2月14日 (火) 22:53
この映画はとてもキリスト教的だとは言えない...。
でも見どころは満載だし、純粋にアニメのように楽しめばいい作品ですね。
地獄の場面がなかなか面白かったです。
ロサンゼルス(los ángeles)だと思いますが、天使が降りてきて造った街ですからね~。
投稿: juneberry | 2006年5月 4日 (木) 21:43
juneberryさま
TB&コメントありがとうございます。
うーん、まぁ。突っ込みどころも満載っちゃあ満載かもしれませんが。あのダークな雰囲気は結構ツボでした。
それと仰るように、地獄の場面が面白かったです。
ロサンゼルス→天使の街
その辺の事はスッカリ忘れたまま鑑賞してしまいましたよ。ハハハ。
投稿: 隣の評論家 | 2006年5月 4日 (木) 22:02
この作品、すごく洒落ていると思いました!
サタンが白いスーツ。
サタンの息子の悪あがき(?)
こういう映画って好きです!
投稿: D | 2006年5月23日 (火) 08:42
Dさま
TB&コメントありがとうございます。
そうそう、なかなかセンスがいいと思いました。キアヌ主演のアクション大作かと思っていたら、宗教的要素がてんこ盛りで。開けてビックリ玉手箱でした♪
投稿: 隣の評論家 | 2006年5月23日 (火) 20:45