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2006年5月 1日 (月)

グッドナイト&グッドラック

「グッドナイト&グッドラック」
<Good Night, and Good Luck.> / 製作:2005年、アメリカ 93分Good_night_luck 
監督:ジョージ・クルーニー 出演:デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー、ロバート・ダウニー・Jr.、パトリシア・クラークソン、ジェフ・ダニエルズ、フランク・ランジェラ、レイ・ワイズ
2006.5.1 映画サービス・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「その言葉は どんな武器にも負けない」

1954年、アメリカ

百万人の視聴者が、ひとりの男<ニュース・キャスター>に未来を託した―――

自由を再び手にするために

これはまた、何とも渋い作品ですわ。そして、歴史背景を全く知らない方は、少し予習をしてから臨んだ方がいいかもしれません。隣の評論家は、取り合えず 【赤狩り】 【マッカーシズム】 という言葉を調べてから観ました。パンフレットを購入して、幾らか復習してからパソコンに向かっております。(それでも、大した記事は書けなそうですけど...汗。)

第二次世界大戦が収束するも、東西冷戦下の不安定な時代だった1950年代のアメリカが舞台。「支持率は50%を超える」と言われていた共和党のジョセフ・マッカーシー上院議員が頭角を現していた。マッカーシーらの先導により、【共産党主義】を徹底的に排除しようとする動きが起こる。【共産主義者】または【同調者=シンパ】と疑わしい人は、追放されてしまう。軍を除隊処分になったり、仕事を失い路頭に迷ったり。(1万人を超える人々が職を失ったと言われている。)それが、【赤狩り=レッド・パージ】というものであった。

マッカーシーの報復を恐れてマスコミが『見て見ぬフリ』をする中、反旗を翻した者がいた。CBSのニュース・キャスターであるエド・マロー(デヴィッド・スタラザーン)とプロデューサーのフレッド・フレンドリー(ジョージ・クルーニー)である。彼らは、報道番組「シー・イット・ナウ」で、その権力の横暴を取り上げる事を決意するのだった。

V フォー・ヴェンデッタ」の様に、一目でわかる『闘い』 ではないけれど。エド・マローが、とにかく抜群にカッコいい。ビシッと着込んだスーツ姿からは清潔感が溢れ出て、抑制の効いた言葉で顔色一つ変えずに糾弾していくサマはバッチリきまっている。そして、番組の締めの一言は必ず「グッドナイト&グッドラック」 なんですわ。コレが映画のタイトルになっている訳ですね。エド・マローが、タバコを縦に持っているポーズなんて、最高にクールでしたわ。もうね、切り取って部屋に飾りたい程にカッコ良かった。コレぞ、本当の意味での『男の色気』ってヤツではないかしら。エド・マローは、男性諸君から見ても、相当カッコ良く映ると思うんだけど、いかがかしらね。タバコの煙でさえも、知的な香りがしてきそうな雰囲気でした。デヴィッド・ストラザーンの見事な表現力に拍手!

全体的には、かなりコンパクトにまとまっている印象でした。隣の評論家的には、もう少し長く引っ張ってもいい気がしたのもまた事実。「え?もう終わりなんだ」と思いながら、エンディングに浸っておりました。それと、カラーではなく白黒なので、背景が白い時は字幕が読みにくかったのが残念です。

ジョージ・クルーニーさまの監督作品です。あの濃いお顔からチャラチャラしたイメージしか持っていない人にも、実はこんなに知性溢れる人だという事を知って欲しい1本であります。それにしても、ジョージさん。いつ見てもマツゲ長いッスねぇ~。3分の1でいいからさ、アタクシにも分けておくれよ~。

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コメント

隣の評論家さん☆こんばんわ。
またまたお邪魔させて頂きます~!
コメント&TBありがとうございました♪
実に、隣の評論家さんのおっしゃるように、目に見えない男達の切実とした闘いの映画でしたね。
スクリーンを観ていると、全てが説明的な作品では無いと思ったので、予備知識も必要な作品だと思いました。
上映時間、確かに短かったのです・・・もう少し観ていたいなと思えるくらいに素敵で、秀逸な力作だと思いました。ジョージ・クルーニーは本当に良い仕事をしたな。と今も感慨にふけっております。
真実を言葉にする事の重みを放送のシーンでここまで表すのは、かなりのものだと思いました。マローを中心としたクルーの面々も魅力的でした。
マローの言葉は心に染みます。本来テレビが果たす役割とは何なのか?改めて考えさせられましたね♪

投稿: orange | 2006年5月 5日 (金) 20:06

orangeさま
TB&コメントありがとうございます。
いらっしゃいませぇ、お待ちしておりました。
『秀逸な力作』正に、その通りだと思います。ジョージ・クルーニー。『色男』イメージばかりが先行してしまい、映画を余り見ない人はチャラチャラしたキャラだと決めつけてしまいそうですが。(実際に周りに居るんですわ)何とも知的な野郎ですわ!明からさまに知的なんじゃなくて、そう見えないようで実は知的ってところがカッコいいなぁ。
と、ジョージさんの話もいいんですが、本作はと言えば。よくまとまっていましたよね。もう少し長くても良かったとは思いつつ。長くダラダラ見せる作品よりは、短くカチッとキレイにまとまっている作品ってスゴイと思います。最近だと「ぼくを葬る」も、そう思いました。

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月 5日 (金) 23:02

隣の評論家さん、こんんちは。
ストーリー展開としてはちょっと起伏の少ない感じでしたね。
確かにこれで終わり? という気持ちでした。
時代背景は私も熟知しているわけではないのですが、権力に立ち向かう男たち。その設定が胸にきました。

投稿: CINECHAN | 2006年5月 6日 (土) 12:28

CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
そうなんですよ。あっさりとしてましたよね。
でも、見応えはありました。ジョージさん、やるじゃん!って感じでした。
>権力に立ち向かう男たち
同じ男性から見ても、十分にカッコ良く見えるのではないかしら?

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月 6日 (土) 21:44

どもども、GWの最終日、何とも寂しいですね。
今日は何とか記事を2本アップ、それでもまだ『僕の大事なコレクション』と隣の評論家さんも記事にされた『レント』が残っています。

デヴィッド・ストラザーンさん、渋かったですね!
あの煙草を持ち上げて「グッドナイト、そしてグッドラック」という姿、くー、カッチョイイ!
デヴィッドさんをはじめ、この映画の登場人物みんな煙草をスパスパ吸ってて、またこれが皆さん絵になっているんですよね。何か煙草のメーカーが大喜びしそうな場面がてんこ盛りでした。
作品全体として観ても、アメリカの50年代がすごくオシャレにクールに描かれていて、すごく気に入りました。
自分の記事にも書きましたがジャズの使い方もまた憎たらしい位うまくて。
これはまたしても今年ベスト10に入ってしまいそうです。

来週は観たい作品もひと段落、という感じではありますが、『ドッグ・デイズ』がちょっと気になっています。

投稿: Ken | 2006年5月 7日 (日) 23:53

Kenさま
こんばんわ。デヴィッド・ストラザーン、本当にカッコ良かったですね!WOWOWのアカデミー賞受賞式の中継の時に、お名前は忘れましたが本職の映画評論家の方が。「デヴィッド・ストラザーンのカッコ良さに一票!」とコメントしてたのを思い出しました。本作のヒーローであるエド・マローは、もしかして女子よりも男性陣の方が惹かれるのかもしれませんね。時々「オヤジ好きだよねぇ~」と言われるアタクシにとっては、素晴らしく魅力的でしたけどね。
GWも過ぎると、公開される映画も一段落という雰囲気ではありますよね。「ドッグ・デイズ」は、全くの未チェックでありました。ミニ・シアター系ですか?アタクシは「ナイロビの蜂」が楽しみです。何しろ、監督が「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレスですから!世間一般的なラブ・ストーリーとは一線を画す仕上がりになっている事を期待しております。
あ、自分のところでもすこぶる長くなっちゃった....

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月 8日 (月) 00:20

こんばんはっ。
結構映画を見ている私ですら、ジョジクルはちゃらちゃら男なのかと思い続けていましよ。す、すみませーん。my記事にて謝罪もしていますのでー。w
映画はあっという間に終わってしまいましたよね。短くてビックリ。でも、ちょうど思いっきり感動したところで、スッとエンドロールに入ったので、満足感は大きかったですー。
『ドッグ・デイズ』は必見らしいですよー。
『ナイロビ~』もすごく楽しみっす。
あと、私は『愛より強く』もとっておきに楽しみでして。

投稿: かえる | 2006年5月11日 (木) 00:35

かえるさま
TB&コメントありがとうございます。
先程、かえるさんのところにお邪魔して『謝罪』を確認させて頂きましたよ(笑)。あの濃ゆ~い顔がまた、ちゃらちゃらしてるっぽいですもんねぇ。かえるさんの仰るように、きっと人望が厚いのでしょうね。=モテる という訳なんだと思います。
あっと言う間に終わりましたよね。でも、スッとエンドロールに入るという締めが、また良かったのでしょうね。
『愛より強く』こちらもユーロスペースでしたっけ?ミニ・シアター系については、かえるさんに聞けって感じですわ。

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月11日 (木) 02:29

みてきました!言葉を武器にするとはこういうことなのだと、実感しました。特にマッカシー批判のあのシーン。エドの存在自体が、自由の象徴なんですね。ストラザーン、カッコよすぎですね。TBさせていただきました!

投稿: カオリ | 2006年5月13日 (土) 12:06

こんばんわ。
私は丸っきり予習せずに向かってしまいましたのでちょいと難しい映画でした。
でも勉強した後にもう一度見たいとも思いました。
そしたらかなり違った見方ができるのかなぁと。
取りあえず今回はエド・マローのカッコよさに惚れ惚れしていました。
あれはすごい鋭い目力でしたね。

投稿: ななな | 2006年5月13日 (土) 19:39

TB&コメントありがとうございます。

★カオリさま
こんにちわ。
マッカシー批判のシーンは、正に『言葉』を武器に闘う男の素敵な姿でしたね。デヴィッド・ストラザーン、カッコ良かったですよね!この作品を作ったジョージ兄貴も、『男!』を魅せてくれました♪

★ななな さま
ひょっとしてTBがのらなかったのではありませんか?スミマセン、時々調子が悪くなるみたいで...。
>でも勉強した後にもう一度見たいとも思いました。
確かに、知識を得てからもう1度見ると、かなり違った見方ができそうですよね。エド・マローの目力はスゴイ魅力的でしたね♪

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月13日 (土) 22:14

コメントありがとうございました。
みなさん、デヴィッド・ストラザーンの演技が高評価でしたねー。でも、時代背景を知って観た人と、知らないで観た人では多少感想に違いがあったかもしれません。
アカデミー6部門ノミネートは、やっぱりそれなりの作品だったようです。

投稿: ロイ from 週末に!この映画! | 2006年5月14日 (日) 20:51

ロイさま
TB&コメントありがとうございます。
やはり多少の知識をないままに見ると、訳がわからないのかもしれないですね。アカデミー賞6部門ノミネートはダテではないですね。本作の質は、間違いなく高いのだと思います。

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月14日 (日) 21:15

こんばんわ。
そうですねー。やっぱり確かに事前予習が必要な
作品でした…帰ってから色々見ましたが
やっぱり見ておいたほうがもっと深く見ることが
できたかもしれませんね。それでもわかりやすくは
作られていたみたいなのでその恐怖は感じることが
できました。
TB失礼しますね。

投稿: minori | 2006年5月18日 (木) 21:19

minoriさま
TB&コメントありがとうございます。
少々難しいと言えば難しい作品ではありますよね。
>その恐怖は感じることができました。
おお、それはまた素晴らしい!派手な作品が好きな人には、なかなか伝わらないと思うんですよね。この作品で描かれている恐怖が。minoriさんはバッチリ大丈夫だったようで何よりです。

投稿: 隣の評論家 | 2006年5月19日 (金) 01:34

こんばんは~。
ちょっと小難しい作品でしたね。
でも映画というものは大衆の娯楽ですから、まさに映画の中のテーマと同じなのかなって思いました。
ジョージ・クルーニーって実はあまり好きじゃないんですよ。
でも監督業としての作品は好きかも。笑
どうしてもデヴィッド・ストラザーンと同じ年位に見えません??年寄りかと思ってたらブラピとそんなに変わらないのよね~。ホフマンもびっくりでしたけど。(^^ゞ
映画自体に色がない(映像も音楽も)から、つまらないと思う人がいても当然だとは思いますが、このような問題提起型の作品もないと映画通は物足りませんよね~(*^_^*)

投稿: charlotte | 2006年6月13日 (火) 22:22

Charlotteさま
TB&コメントありがとうございます。
本当に渋くて小難しい作品でした。と、同時にクールでカッコ良かった♪
あ、ジョージさん苦手でしたか?あの濃い顔とお髭が?私は、あの『兄貴キャラ』なかなか好きですのよー。ジョージさんは、どういう訳かチャラチャラしたイメージを持たれがちな気がしますが。こんな渋い社会派作品を監督したり、「シリアナ」では身体を張って大熱演してくれたので嬉しく思います。でも、実年齢より上に見えるかも。デヴィッドさんも若々しいのかもしれませんね。こちらも、渋くて素敵ですよね。青レンジャーっぽいし。

投稿: 隣の評論家 | 2006年6月13日 (火) 22:51

こんばんは。トラックバックありがとうございました。
「赤狩り」の背景とか、結構興味あるテーマの映画でした。
報道のあり方のほうに重きを置いているような気がします。
案外あっさりと終わってしまったところに、美学を感じることができました。
我家では、ジョージ・クルーニーは「兄貴」で通っております。

投稿: いわい | 2006年7月16日 (日) 00:33

いわいさま
TB&コメントありがとうございました。
>案外あっさりと終わってしまったところに、美学を感じることができました。
そうですね、正に『美学』ですよね。
ジョージ・クルーニーは、『ジョジクル』と略して呼ぶのではなくて『兄貴』と呼ぶのが真っ当だと思っています(笑)。

投稿: 隣の評論家 | 2006年7月16日 (日) 09:53

観ました。うーーーむ、格好良過ぎ。
タバコはその小道具として何度も登場してきます。
最後の締め言葉「good night&good luck」・・・good luckは、ちょっとうつむき加減に寂しそうに言うんですが、この作品であの人じゃないと、とても不自然だったでしょう。
格好いいばかりでなく、力強く訴えてくるものもありました。最初に対決した番組でのマローの論説は心に響きました。

投稿: 2g | 2006年7月19日 (水) 13:00

2gさま
こんにちわ。コメントありがとうございました。
いやぁ、どこを取ってもカッコいい作品でしたよね。
>最後の締め言葉「good night&good luck」・・・good luckは、ちょっとうつむき加減に寂しそうに言うんですが、この作品であの人じゃないと、とても不自然だったでしょう。
仰る通り、ラストはとても印象的でしたね。セクシーだと思いました!

投稿: 隣の評論家 | 2006年7月19日 (水) 19:51

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