ザ・フォッグ
「ザ・フォッグ」
<THE FOG>/製作:2005年、アメリカ 99分
監督:ルパート・ウェインライト 出演:トム・ウェリング、マギー・グレイス、セルマ・ブレア、ドゥレイ・デイヴィス、ケネス・ウォルシュ、エイドリアン・ハフ
2006.8.9 映画サービス・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,000で十分 / 評価:3.0★/5点満点★
「100年前の罪を償え」
霧から怨念と憎悪に満ちた死者たちが現れ、1人また1人と惨殺してゆく。
それは、先祖が封印した口にするのもおぞましい罪への呪いが関わっていた...。
【ホラー・メイカーの帝王】の一人として、隣の評論家も敬服しているジョン・カーペンター監督。彼の作り出したホラー作品の一つである『ザ・フォッグ』(1980年)のリメイク版だという事ですから、劇場に足を運んでみました。ちなみに、オリジナル版については何年も前に鑑賞済です。
平穏な港町『アントニオ・ベイ』では、生誕100年 を迎えようとしていた。《百年祭》でひっそりと盛り上がろうとしていた夜、【霧】が異常発生する。次第に【霧】は、不気味に町を覆いつくし始める。奇怪なポルターガイスト現象が起こり、住人たちが次々と殺されていくのだった。果たして、この【霧】の正体とは?そして、100年前に起こった【ある事件】の全貌が明らかになっていく。
《4週間限定“成仏”ロードショー》 というチラシの文句が気になっておりましたが。観終わって一言、「あじゃぱーーー」 って感じでした(笑)。オリジナル版を既に見てしまっているからかしら。うーん、オリジナル版を全く知らなくても「あじゃぱー」なんではないかしら。
全くもって怖くない。怖くなくてもビックリはしたでしょ?ううん、全然ビックリもしなかったよー。隣の評論家は、上映時間99分という短い間に、少なくとも3回は腕時計をチラ見してしまいましたよー。
オリジナル版も、秀作というよりは《B級映画》 な印象なのだけれど。本作は、Bまでいかない《D級》 くらいではなかろーか(辛口ですか?)。
オリジナル版の【霧】から姿を現す方達は、恐らく人間がヘンテコな衣装やら特殊メイクを施して挑んだのではないかと思うんですね。本作は、CGをバリバリに活用していて、それが逆に陳腐で恐怖感を与える事に失敗していたような気がしました。嘘バリバリっていう感じが蔓延していたと思ってしまったのです。
最大の難点は、ストーリー展開が「???」だった事かなぁ。町の人々が【霧】に異変を感じて怯えていく流れが取って付けたようだった印象を受けました。観ているコチラとしては、何てったってタイトルが【ザ・フォッグ=霧】なんですから、【霧】に何かあると最初からわかっている訳です。【霧】から異変が起こるという点に文句はございません。でも、ストーリー展開が浅いと、町の人々に感情移入しにくいってもんでしょー。
ついでに言うと、ラストのある展開にも「何でそーなるの?」なんて突っ込みを入れたくなってしまいましたしね。
隣の評論家が本作で一番楽しんだ点と言えば。キャストの中にセルマ・ブレアが居た点かなぁ。
まだまだ日本での知名度は低いと思いますが。彼女の個性は光るものがあるなと、以前からチェックしていた女優さんなのです。キリリとした眼差しながらに目尻は垂れている。気が強そうな印象だったかと思うと、泣き出しそうな表情も似合ってしまったり。変幻自在の表現力が魅力的な女優さんの一人です。本来のヒロインと思しき女優さんは、顔のパーツが真ん中にギュッと集まった美人さんで、隣の評論家的には何とも思いませんでした。
最後に一言。リメイク作品が作られるという事は、ジョン・カーペンター監督の存在感は絶大であるという事ですよね。その点を改めて認識できたのは、とても嬉しく思います。そうは言いながらも、「ジョン・カーペンター」という名前を上手に発する事ができない隣の評論家を許してください。どうしても「ジョー・カンペンター」になってしまうんです(泣)。皆さんは、上手に言えますか(笑)?
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コメント
こんばんは。こちらにもTB&コメントありがとうです。
これは、話の展開に???ですな。しかも、それで終わり。とうことは百年の呪いはどうなった!? という感じです。
セルマ・ブレアは私も注目です。「ヘル・ボーイ2」も無事出演するようですね。
ところで、私の仕入れた情報によると、オリジナルのセルマ役は巨乳で、そのためセルマは本作で服の中に詰め物して、巨乳に見せた、ということでしたが、そんなに大きく見えました? オリジナルの人はそんなに巨乳? 下世話な話ですが、鑑賞中結構気になってしまいました。恥ずかし・・
投稿: CINECHAN | 2006年8月10日 (木) 23:47
CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
セルマ・ブレア最新情報ありがとうございます。
実は、『ヘル・ボーイ』見逃したままなんです。劇場に足を運ぼうとした時点では、公開が終わっていたのでありましたー。必ずや観ますです。
そうでもない女優さんが巨乳に見える衣装をまとうというのは、本人にとっては、かなりプライドの傷つく仕事だと思うんですよー。でも、やり遂げたのならエライ!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』のリー・トンプソンや、最近では『青春金属バット』という日本映画の予告編から察するに酒井真紀も恐らく巨乳メイクを強いられたと思われます。いやー、女優さんて根性ナシには成し遂げ得ない大変な職業ですなー(苦笑)。
投稿: 隣の評論家 | 2006年8月14日 (月) 13:46
お久しぶりです!
The Fog鑑賞されたんですねー!私もこの映画に関しては...隣の評論家さんと同意見です。
セルマブレア私も好きなんですよ!リーズウィザースプーン、ライアンフィリップ夫妻が出会うきっかけとなった作品「クルーエルインテンションズ」で5年前くらいに初めて観てから、気になる女優さんです。最近ではイン・グッド・カンパニーなんかにも出てましたよね。知的なイメージでちょっと意地悪そうな顔してますけどそこが好きです。
TBありがとうございました!
投稿: akky | 2006年8月14日 (月) 16:22
akkyさま
TB&コメントありがとうございました。
セルマ・ブレア、いいですよねー。
「クルーエル・インテンションズ」にも出てましたっけ?やっぱりチョイ役なのかしら。チョイ役が多い気がしますけど、それでもキラリと光る存在感を持っているという気が!
>知的なイメージでちょっと意地悪そうな顔してますけどそこが好きです。
そうそう、私もそこが好きですよー。
投稿: 隣の評論家 | 2006年8月14日 (月) 19:08
トラックバック、ありがとうございます。今回はかなり辛辣に評されていますね。私は本作のようなB級映画がなかなか輸入されないので、輸入、配給してくれているだけで満足でした。わざわざ観に行くシロモノではなく、10年前なら2本立ての添え物映画ですが、まだ、アメリカという国はこんなB急に徹した作品を作り続けていることに感慨深いものを感じます。評論を読ませてもらいました。ありがとうございます。 冨田弘嗣
投稿: 冨田弘嗣 | 2006年10月 5日 (木) 22:55
冨田弘嗣さま
TB&コメントありがとうございました。
>輸入、配給してくれているだけで満足でした。
こんな風に映画を観る姿勢が無くて(苦笑)。ホラー映画が見たいという単純な気持ちで観に行ったら、ホラーをたくさん見ている私にとっては、何だか物足りない仕上がりでした。
オリジナルも見ているし、ジョン・カーペンター監督の作品は結構好きでわざわざ劇場まで足を運ぶ事が多かったもので。
CGも、余り上手くでき過ぎていると、少し興ざめしてしまうところがあるみたいでした。えへへへへ
投稿: 隣の評論家 | 2006年10月 7日 (土) 20:08