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2007年3月11日 (日)

ボビー

「ボビー」 
<BOBBY>/製作:2006年、アメリカ 120分Bobby    
監督、脚本:エミリオ・エステヴェス 出演:アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン、イライジャ・ウッド、リンジー・ローハン、ヘレン・ハント、クリスチャン・スレーター、ウィリアム・H・メイシー、へザー・グラハム、ローレンス・フィッシュバーン、アシュトン・カッチャー、マーティン・シーン、フレディ・ロドリゲス、エミリオ・エステヴェス
2007.3.11 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「世界の運命が変わるとき――。 彼らは何を見たのか。」

1968年6月5日、アメリカの希望ロバート・F・ケネディ暗殺。世界の歴史を変えた運命の夜、アンバサダーホテルにいた22人の“希望”の物語。

リチャード (Richard) という名前をディック (Dick) という愛称で呼ぶのと一緒で、ロバート (Robert) はボブ (Bob) という愛称で呼びますね。更に省略してボビー (Bobby) と親しみを込めて呼ぶ。当時、アメリカ大統領候補としてカリフォルニア州選を勝ち取ったロバート・F・ケネディを祝勝する為にアンバサダーホテルに多くの人が集まる中、悲劇が起こってしまう。【ボビー】と親しまれたロバート・F・ケネディが暗殺されるまでの16時間を描いた群像劇。

1つの場所を舞台に複数の人々のドラマが進行していく《グランド・ホテル形式》。個人的には、こういった群像劇や短編集というスタイルは、集中しきれない場合があります。全てが均等に興味深いという訳でもない作品も多く、レンタルした短編集を鑑賞中、必ずと言っていい程に失神してしまうようなバカ女です、私。そういう意味では、本作は最後まで引き込まれたので賞賛に値します!でも、正直に言うと、評判程にはのめり込めなかった部分もありました。鑑賞直後の率直な一言は「・・・うーん、どう見れば良かったのか?よくわからなかった。」 ロバート・F・ケネディ暗殺の謎に迫るものだと思い込んでいたのですが、違いました。

パンフレットにあるプロの方のお言葉を拝借すると、本作の主役は1968年という年そのもの だという事です。なるほど、それなら納得できます。自分が生まれる少し前の話ですから、予備知識は皆無です。60年代を見事に再現しきっていても、おおおおお~!と同調できない部分があったようです。この作品から始めるつもりで、ゼロから知識を蓄える構えで鑑賞すれば良かったみたいです。

その程度の私から見て感じた点を挙げてみます。《選挙》とは、とても重要なイベントであるのですね。日本人の政治への関心の低さを、改めて痛感させられた作品でした。私自身、選挙には必ず足を運んでいますが。お恥かしい話ですが、確固たる信念を持って投票していない気がします。義務として行っている部分が強いような気が...。以前、職場で恥ずかし気も無く「選挙なんか行かないもぉ~ん♪」と、堂々と主張している子を見掛けた時、とてもビックリしてしまいました。驚いといて何ですが、自分自身の政治への関心の低さを棚に上げていたようです。反省したのと同時に、日本人がもっと政治へ関心を持つような現象が起こればいいのになと思いました。

何かにつけてアメリカと日本を比較しながらの鑑賞となりました。当時は【ベトナム戦争】の真っ只中でした。そんな中で、ロバート・F・ケネディ「ベトナムからの名誉ある撤退」を政策として掲げていたそうです。つまりは、平和を望むアメリカの人々にとって、ボビーは希望であり心の拠り所であったに違いありません。「父親たちの星条旗」を観た時に、《英雄》として祭り上げられる若者の苦悩を描いていたのをフッと思い出しました。信仰心の薄い日本人にとってはスッと入っていけない感覚かもしれませんが、《英雄》というカリスマを信仰する事が人々に生きる力を与えるという部分もあったのかもしれません。当時のボビーは、ある意味《神様》のような存在だったのかもしれません。今のアメリカの姿からは想像しがたい《アメリカの暗部》を知ることができたような気がします。

知らない事だらけで鑑賞に挑んでしまったので、鑑賞中は豪華なキャストを堪能する事に終始しておりました。皆様、意外な役どころだったりイメージとピッタリだったりと素晴らしかったのですが。私が最も気になった2人を挙げます。まずは、厨房で働くメキシコ青年ホセ(フレディ・ロドリゲス)。気は優しくて頼もしく、小柄でも大きな存在に見えました。もう1人は、美容室で働くミリアム(シャロン・ストーン)。当時の流行なんでしょうが、メイクが必要以上にケバくておバケみたいに見えましたが(ゴメンなさい!)。心は広くて格好良く見えました。そして何よりも、監督も脚本も自身でこなしたエミリオ・エステヴェスに敬意を表したいです。80年代には《ブラッド・パック》と呼ばれる人気俳優の1人としてしか認識していなかったのですが、俳優としての経験を重ねて《作る側》として堂々と傑作を生み出してくれました。素晴らしい!!!!!

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コメント

ドモドモ-♪

>評判程にはのめり込めなかった部分も
うん、ワタクシは群像劇は好きなんですが、
この映画の場合は普通に良かったと言うか、つらーーっとしたと言うか(笑)、「こ、これはっ!!!」という飛び抜けた驚きと感動は薄かったであります。エヘヘ
個々のエピソードで惹かれるものが幾つかありましたねー
ミリアム・・・
実は、最初パッと観た時は、シャロンさんだとは気が付きませんでした。汗
何だかとっても化粧が厚く派手派手メイクでしたね。
マニュキアを塗ってお話するシーンはじんと来ちゃいましたッス☆

投稿: Puff | 2007年3月11日 (日) 21:25

Puffさま
TB&コメントありがとうございます。
そうですね、普通に良かったという印象でした。鑑賞前の評判が大絶賛の嵐だったので、自分なりに勝手にイメージしすぎてしまったようです(汗)。
Puffさんも挙げていたローレンス・フィッシュバーンは、かなり印象深いキャラクターでしたよね。出番は少ないながらに、かなり重要なセリフを言っていた気もするし。
シャロンさんは、後半のパーティで黒くドレスアップして登場した時は、いつもの素敵な姐さんでしたけど。ピンクのユニフォーム?に異様に濃いマスカラと首筋の皺が何か迫力があって。私も、最初は絶対に姐さんではないと思ってましたよ。デミにきついこと言われているシーンも、なかなか印象深かったデス。

投稿: 隣の評論家 | 2007年3月12日 (月) 21:10

こんにちは(><)ノ
隣の評論家さんのように、ケネディー暗殺の謎に迫る作品と思った方も多いみたいですね~。
でも、この映画を通して、浮かび上がってくるボビーという人物の人間性に私は魅せられてしまいました。

ただ、群像劇としては、イマイチ登場人物の絡みがすくなく、個々のドラマに思ったより深さがないのがちょっと残念でした。
でも、流石この蒼々たるメンバー、それぞれの役を上手く演じていましたよね!
シャロン・ストーン、コブタは、思った異常に老けた感じになったのには驚きましたが、彼女にしては珍しくホットな人物を好演していましたよね(^^)

投稿: コブタです! | 2007年3月13日 (火) 21:53

コブタさま
TB&コメントありがとうございます。

>この映画を通して、浮かび上がってくるボビーという人物の人間性

そうですねー。とにかく、前評判が大絶賛の嵐だったので。それなりに楽しめたのですが、どこか置いてきぼりを食らった感がありました、私は。
シャロン・ストーン、あの老けっぷりはメイクだったのでしょうか。首の皺がもの凄い気になってしまって。それと、リンジー・ローハンのシミだらけの顔・首・腕も気になって仕方ありませんでした。あれは地なんでしょうか?それとも役作り的なこと?

投稿: 隣の評論家 | 2007年3月14日 (水) 23:52

こんばんは~
ボビーの演説内容を聞き入ってしまいました。
彼が言っていることは現在でもよく言われていることです。
それでも、なかなか実現しないことなんですよね。
暴力が暴力の連鎖を生む・・・
考えてみれば、当時も今もアメリカは変わっていないのかも。

この作品自体は正直それ程の感想はなかったんですが、ボビーという人物について考えることができました。

都知事選も近いので、立候補者の語ることをじっくりと聞くことにしましょう。

投稿: CINECHAN | 2007年3月16日 (金) 01:43

CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
私も、この作品は何を書いていいのか迷ってしまいました。それでも、なかなか良く出来た群像劇だとは思いますがね。再度見ると、また違って映るのかもしれませんね。CINECHANが挙げているように、ボビーのスピーチが更に胸に響いてくるのかもしれないなんて。
都知事選、もう少し盛り上がってもいいと思うんですけどね。そして知った、CINECHANも都民であるということ(笑)。

投稿: 隣の評論家 | 2007年3月17日 (土) 20:56

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