かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」
<龍虎門/DRAGON TIGER GATE>/製作:2006年、香港 94分
監督:ウィルソン・イップ アクション監督:ドニー・イェン 出演:ドニー・イェン、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、ドン・ジェ
2007.4.21 ミニシアター回数券¥1,330にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,000で妥当 / 評価:4.0★/5点満点★
「この勝負、待ったなし!」
最強の名を誇る道場【龍虎門】<ドラゴン・タイガー・ゲート>が破られ、看板が奪われた。
失われた誇りと仲間を、今、取り返しに行くぜ!
史上最大の喧嘩 勃発!!
親と生き別れ、行き場を失くした子供たちが最後に流れ着く場所【龍虎門】<ドラゴン・タイガー・ゲート>。ここで生まれ育ったドラゴン(ドニー・イェン)、タイガー(ニコラス・ツェー)と、仲間のターボ(ショーン・ユー)の3人はある日、悪の秘密結社《江湖(コンウー)》一味との戦いに巻き込まれ、愛する師匠を殺され【龍虎門】の看板を奪われてしまう。・・・失うものは、もう何もない!己の武器は、拳ひとつ!!揺るぎない闘志を胸に、修行を重ねた3人が今、史上最強の悪にかちこむ! (チラシより)
「かちこみ」とは、〈殴り込み〉を意味する言葉だそうな。原作は、香港で35年以上愛され続けている漫画【龍虎門】だとのこと。そう言えば、オープニングはアメコミみたいな絵が一杯流れてたな。それにしても面白かった!予備知識は一切ないし、フジテレビ協賛のもと多数のタレントさんを起用した宣伝方法を鑑みて、とんでもなく破天荒な軽いタッチの作品だと思い込んでいたもんで。最後まで画面にピッタリ釘付けになってしまうくらい、好きな要素がてんこ盛りでした。
ストーリーもアクション・シーンもお約束な展開ではあります。だけど、新しい試みを小さく一杯挿入するよりも、本作のようにアクションで楽しませる事にひたすらこだわっている姿勢には好感が持てました。とにかく、潔いじゃありませんか!これも〈プロの仕事〉を見せて頂いたという感じがして嬉しかったです。何か、タランティーノあたりが嫉妬しそうな快作でしたわ。ハリウッドで作るとなると、本作から漂うオリエンタル精神が描けるはずもないので絶対に止めて欲しいな。
本来《王子様》 であるべき3人が、画面狭しと大暴れする姿が痛快でした。
本作のアクション監督も務めたドニー・イェンは、少し陰のあるヒーロー・ドラゴンを余裕の身のこなしで演じます。何よりも、その筋肉美が素晴らしい。マッスル・ファンは必見ですね。今まではストイックなイメージが強かったドニーですが。本作では、それ程似合っていないロン毛で登場。邪魔そうな前髪、大きく首を横に振って振り払うシーンを見て、ドニーとしてはロン毛が好きじゃないのかもと勝手に想像してニンマリしてしまいましたわ。やっぱり、男は短髪でキメなくっちゃね。(自分がショートヘアなので、長いヘアスタイルの男性を見ると、いつもそう思うの)
本作では、強さは二番手といった印象のタイガーを演じたのはニコラス・ツェー。最も〈ジャニーズ〉ちっく な風貌だと思いますが、本作では華麗なアクションに女子はメロメロになるでしょう。昨年、大作「PROMISE」では華麗な王子様っぷりで楽しませてくれましたが。恐らく、ニコラスにとってはアクション・シーンが少な目で暴れ足りなかったかもしれないですね(笑)。本作では、華麗な跳び蹴りを何度も披露してくれました。私が最も印象に残ったのは、ターボとお手合わせをした時に、蹴り上げた片足をピタッと止めて暫く静止していたシーンです。足、長っ!!!ジーパンの裾を切った経験なんて無いでしょっ。
ヌンチャクの使い手・ターボを演じたのはショーン・ユーです。右目の下には傷があり、金髪?のロン毛で暴れ回ります。「インファナル・アフェア」でトニー・レオンの若き日の役で登場した時は、物静かで繊細な二枚目さんのイメージを持ちましたが。意外にも「ドラゴン・スクワッド」ではガン・アクションをこなしていました。目立つのは余り好きじゃないタイプの人だと思いこんでいたので、本作ではまずその風変わりな姿に驚いてしまいました。アクション・シーンもなかなか魅せてくれたし。ヌンチャクを使ってボールの壁打ちするシーンは、本人によるものでしょ?見事でしたぜ。
脇キャラもなかなか。最大の宿敵の扮装にはちょっと笑ったけど。ドラゴンの後輩みたいなへっぽこキャラが志茂田景樹 に似ている気がしてニヤニヤしてしまったり。それと、女優陣も素敵だったな。可憐なドン・ジェや名前はわからないんだけどドラゴンの幼なじみの暗殺者。2人も、出番は決して多くないながらに、大切な人の為に自分を犠牲にしてまで助けようとするシーンが印象的でした。
アクション・シーンは、どれを取っても見事で楽しめます。私は、冒頭の決闘現場となる食堂のシーンが好き。赤いテーブルに赤い柱に赤い絨毯。赤で埋め尽くされた舞台を目にして、これから展開する活劇への期待でワクワクしました。それと、最後の決戦シーンの迫力はモチロン最高潮でした。こんな風に生真面目に書いていても、褒め言葉しか出てこないや。とにかく素直に面白かった!気になっている人は、是非とも劇場へ足を運んでね。
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コメント
こんにちは 私もカンフー映画大好きッ子もオオブタさんと一緒にみてきました!
香港映画の本領発揮ともいうべき アクションで魅せる作品でしたね!
ただ、、物語部分があまりにも、、ベタでコブタはそこでは嵌れませんでした。(--;
でもオオブタさんは大満足だったみたいです。
投稿 コブタです! | 2007年4月22日 (日) 23:58
コブタさま
TB&コメントありがとうございます。
オオブタさんは、《カンフー映画大好きッ子》なんですか?
この作品は、どちらかと言うと男子が大喜びするタイプかもしれないですね。で、結構楽しめた私としては、カンフー映画ってタイトルだけは知っていても未見のものがある気がするので。ちょっと、改めて見てみたい気もしましたー。
投稿 隣の評論家 | 2007年4月23日 (月) 20:37
こんにちは~ TB・コメントありがとうございました。
3人の長髪が気になりましたねぇ。
ドニー・イェンはやっぱり年齢を隠すためでしょうか?
ハチャメチャな感じはしましたが、そんな中にもドラゴンとローズの切ない話など、香港映画テイストは表れてたと感じました。
投稿 CINECHAN | 2007年4月30日 (月) 10:30
CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
髪型に関してですが、きっと原作が長髪なんですよね?ドラゴンの回想シーンで、おっさんも若い時はロン毛でしたから。
この作品、そんなに評判良くないみたいですけど(笑)、私もハチャメチャながらに切ないシーンも挿入されていて。なかなか健闘している作品だと思いました。
投稿 隣の評論家 | 2007年4月30日 (月) 21:28