プラネット・テラー in グラインドハウス
「プラネット・テラー in グラインドハウス」
<GRINDHOUSE/ PLANET TERROR>/製作:2007年、アメリカ 105分 R-15指定
監督、脚本:ロバート・ロドリゲス 出演:ローズ・マッゴーワン、フレディ・ロドリゲス、マイケル・ビーン、ジェフ・フェイヒー、ジョシュ・ブローリン、マーリー・シェルトン、ステイシー・ファガーソン(ファーギー)、クエンティン・タランティーノ、ブルース・ウィリス
2007.8.14 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★
「これが本当の【オンナの武器】」
かわいいだけじゃ生き残れない!
カラダを武器にした女は、人類最強の称号を得る。
な、なんと、何と!『デス・プルーフ』に続いて、ロバート・ロドリゲス監督作『プラネット・テラー』も試写会に当選しちゃいましたっ!!!興奮のるつぼ。しかし、会場は何だか空いてたんですよねぇー。お盆だから、行きたくても行けないという人も多かったのでしょうか。ちょっと勿体なかったです。
さて、今回の【グラインドハウス】という企画でお目見えした2作品は、とちらもB級テイストに溢れる愛すべき作品という感じでした。B級を通り越して〈C級〉くらいの色合いも濃かった気がします。どちらもなかなか楽しめるのですが、心に染み入る作品とは言い難かったですね。1週間後には、違う作品のことで頭が一杯になっていると思います。
2つの作品を比較するならば、私はロドリゲス監督版の本作の方が好みでした。
テキサスの田舎町が舞台。ある米軍の部隊が生物兵器実験を密かに行った為に、街中に謎のウィルス感染者が増殖してしまう。感染者たちは、恐ろしい【ゾンビ】 と化して次々に人々を襲い始める。ゴーゴー・ダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は、ゾンビに襲われ右足を失ってしまう。チェリーの元恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)は、武器を手に立ち上がる。チェリーの右足に《銃》を義足として装着させ、生き残った人達を集めて反撃に出るのだが・・・。
本作で描かれるのは、ずばり【ゾンビ】 です。【ゾンビ】と言えば、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(原題:NIGHT OF THE LIVING DEAD) 『ゾンビ』(原題:DAWN OF THE DEAD) 『死霊のえじき』(原題:DAY OF THE DEAD) で知られるジョージ・A・ロメロ監督の描き出すゾンビが最強だと思います。「・・・うぉ~・・・」と呻きつつ、動きはノロノロと散漫なのに。人間を襲って食いちぎる瞬間は俊敏で、このギャップが何とも言えないんですよね。個人的には、全力疾走したり人間のように普通に会話できるというゾンビ像はちょっと違うと思っています。今回のゾンビは、動きはノロいんですけど見た目のインパクトが少々違っていたように感じました。感染した人は、身体中が膿みだらけになるという設定でした。言葉で書くと気持ち悪いんですけど、放っておくとブクブクに膨れ上がってしまいます。ゾンビ映画に幾分慣れている私にとって、膨張したゾンビの姿は何ともB級感タップリで少し微笑ましく思いました。
『デス・プルーフ』でもガールズたちが立ち上がって悪をなぎ倒すというプロットでしたが。年中無休で最強のヒロインよりも、最初は弱々しかったガールズが強くなっていくという本作のヒロインの方が魅力的に見えました。
ゴーゴー・ダンサーのチェリーは、本当は「医者になりたい」という夢がありました。
でも、現実はとても厳しくて・・・。ゴーゴー・ガールとしてポール・ダンスを披露しているチェリーは、ショーが終わる度にメソメソと涙を流していました。「ゴーゴー・ダンサー=ストリッパー」という括りで女性を眺める男性のイヤらしい視線も描かれていたので、チェリーの切なさは倍増します。確かにセクシーなルックスですが、鍛えあげられた腹筋やふくらはぎが健康的にも映りました。冒頭は、メソメソと弱々しい女の子でしたが。ゾンビに襲撃されて右足を失ってからは、まるで吹っ切れたかのように頼もしく生まれ変わるのでした。ハンデを逆手に取るかのように、銃をぶっ放しながら宙を舞ったり。ミサイルをブリッジして避けたりと、後半は大活躍を見せるのでした。
女医のタミー(マーリー・シェルトン)もまた、自ら《お友達》だと語る注射器を武器に生き延びます。夫であるブロック医師(ジョシュ・ブローリン)から逃げ出そうとしているのですが。実は、ゾンビよりも何よりも、この《ブロック先生》というキャラクターが恐ろしかったです。妻が浮気をしているのかと疑心暗鬼に過ごす彼は、妻への独占欲が尋常ではないくらいに膨れ上がっていたようです。その横暴さゆえに、実際に妻は愛人と逃げようとしていた訳ですが。ブロック先生は、《お医者さま》 です。メガネをかけて診察している時の頼もしげで紳士的な態度とは裏腹に。妻に詰め寄る場面では、メガネを外してもの凄い迫力で追い詰めていました。普段は、立派な自分を演じ続けなければいけないブロック先生。そのフラストレーションたるや想像がつかない程に積もっていたのかもしれませんけどー。紳士然としている男性が嫉妬に狂った時の恐ろしさは、ゾンビの恐怖を超えておりました。むーん、男子の嫉妬は、女子のソレより怖いですー(汗)。
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監督・脚本・撮影:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン、ブルース・ウィリス、フレディ・ロドリゲス、ジョシュ・ブローリン、マーリー・シェルトン、ジェフ・フェイヒー
ファーギー、クエンティン・タランティーノ
評価:80点
公式サイト
もとも....... [続きを読む]
受信: 2007年9月24日 (月) 18:58
» 世界に二人で立ち向かう [CINECHANの映画感想]
243「プラネット・テラーinグラインドハウス」(アメリカ)
テキサスの田舎町。米軍基地の部隊長マルドゥーンは生物化学兵器の取引を科学者のアビーと行っていた。その途中ガスが噴出、人々を溶かし、恐ろしく凶暴なゾンビ状態へと変貌させていった。
その頃ゴーゴーダンサーのチェリーは2週間前に別れたレイと再会。彼とドライブ中にゾンビたちに襲われ、片脚を食いちぎられてしまう。一方女医のダコタは横暴な夫ブロックを捨てて、息子を連れ、レズビアンの恋人タミーと逃げる計画を立てていた。しかし、彼らにも...... [続きを読む]
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» ●プラネット・テラー in グラインドハウス(Robert Rodriguez's Planet Terror) [コブタの視線]
グラインドハウス(感想コチラ)を見たのに結局、キラー・チェーンバージョンのデスフループ(感想コチラ)と、このプラネットテラー結局全部みてしまったオオブタさんとコブタ。
三本観ることでグラインドハウスの世界を... [続きを読む]
受信: 2007年10月 2日 (火) 17:06
» 『プラネット・テラー in グラインドハウス』 [ラムの大通り]
(原題:Grindhouse)
----10月の映画の日は、ロドリゲスってワケだね。
「うん。9月はタランティーノを見逃したからね。
前からこれって決めていたんだ」
----で、どうだったの?
映画館に来る観客も特別って気がするけど…。
「そうなんだよね。一番周りに受けていたのが出演のタランティーノが
『エヴァ・ガードナーって知ってるか?』と言うところ。
確かにこの映画のローズ・マッゴーワンは
エヴァ・ガードナーに似ていなくもない。
噂のエンド・クレジット後のワンシーンでも
『あれ、どういうこと?... [続きを読む]
受信: 2007年10月 3日 (水) 21:37

コメント
評論家さん、こんばんは♪
コメントありがとうございますー
またまたニアミスしちゃいましたね♪
これ、最初からけっこう入り込んで最後迄楽しめちゃった!
昔の級モンスターのメイクそのままでゾンビたちがやけにリアルでよかったし、
キャラもみんなよかったですよね☆
試写に来てた人たちも、皆ファンの人がおおかったせいか、拍手したり大笑いしたりで盛り上がっていい感じでした♪
わたし、ゾンビ映画が大好きなんで、よけい楽しめました♪えへへ。
投稿: mig | 2007年8月17日 (金) 23:48
migさま
TB&コメントありがとうございます。
わぁ、ニアミスでしたかー
migさんはどこに居たんだろう・・・
ちょっと空いてて勿体なかったけれど、コアなファンが多く集まっていたんですね。私は、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスのTシャツを着ていた男性を見つけましたよ(笑)。
ゾンビ映画好きとしては、楽しめる1本ですよね。
そう言えば、migさんもホラー映画お好きでしたよね。
『マスターズ・オブ・ホラー』の第2弾が見たいです。
投稿: 隣の評論家 | 2007年8月18日 (土) 21:54
劇中シェリフ(保安官)の役やってた俳優さん、ターミネーターに出ていたマイケル・ビーンに似てたようですが誰か知ってます?教えてください
投稿: くりべい | 2007年8月19日 (日) 21:14
くりべいさま
コメントありがとうございます。
仰る通り、『ターミネーター』のマイケル・ビーンが頼もしい保安官として出演してましたよね。瀕死の兄弟の最後の会話(レシピ)が泣けましたー。
投稿: 隣の評論家 | 2007年8月19日 (日) 21:59
こんにちは!
私は グラインドハウス USAバージョンの方で観に行ってきました!
最高に楽しかったです!
これは最高に楽しめますよね!
最後までテンション下がることなく、一気に楽しめるそんな作品ですよね!
昔のロドゲリス監督の良い意味での無茶苦茶さが復活していて、その点でも嬉しかったです!
投稿: コブタです! | 2007年8月26日 (日) 23:17
コブタさま
TB&コメントありがとうございます。
おおおおお!USAバージョンですかぁ~
なかなか粋な企画ですよね。
結構たくさんの方が観に行かれたようですし。
コブタさんは、ゾンビとか大丈夫でしたか?
まぁ、この作品のゾンビさんは、かなりB級でしたけどね。
投稿: 隣の評論家 | 2007年8月27日 (月) 20:33
こんばんは、となひょうさん♪
コメントTBありがとうございました★
なんと、こちらも当たってたのですね!スゴ~イ。
私は、この作品の前に流れてた、『ゾンビーノ』の予告がかなり気になってます。これも見てしまおうっかな~と悩んでます。
絶対Z級バカ映画に決まってますけどね!恋するゾンビって!アホか!?となひょうさんもご覧になりますか?
私はチェリーが脱ぎながら最初にめそめそ泣いていたのは、なんだかセクシーでソソられちゃいました。
泣きながら脱ぐダンサー・・あの表情、たまりませんね。
でも確かに、強くなってからのチェリーはすごく良かったですね。
チェリーをぶん投げるシーンは感動して鳥肌が立ちました。
こゆとこが、ロドリゲスっすよね。
投稿: とらねこ | 2007年9月 9日 (日) 02:34
とらねこさま
TB&コメントありがとうございました。
USAバージョンでは見られたフェイク予告編の数々、とても興味があります。
ディレクターズ・カット版では、ロドリゲスの予告編しか見れなかったので・・・。
Z級となると、逆に気になってしまいますよねん。
エド・ウッドかよ!みたいな。
チェリーのめそめそしているシーンは、セクシーでしたか。
私は、可愛いなぁと思って見守っていました(笑)。
投稿: 隣の評論家 | 2007年9月 9日 (日) 22:58
PS・・・
となひょうさん、また来ました。
えと、『ゾンビーノ』は本当の映画で、
フェイク予告じゃないんです。
何かでご覧になることがそのうちあるかな?と思います♪
投稿: とらねこ | 2007年9月10日 (月) 00:38
とらねこさま
そうなの?
ってことで早速調べてみました。
愛すべきゾンビ映画って雰囲気でしたね。
その後『ゾンビ3D』みたいのもくるんですねー
こっちは本格的なのかな・・・。
プチプチ《ゾンビ・ブーム》の到来でしょか。
投稿: 隣の評論家 | 2007年9月10日 (月) 20:26
昨日観て来ましたぁぁーーー!
「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」どちらも好きですけど、
比べるとこちらの方がやや好き度が高いかなー、って思いました。
(・・・ゾンビ映画というのもありますが。ウヒヒ)
となひょうさん、こちらも試写会が当たったっすねー
ツイてますねー、ウハウハですねー、羨ましいざんすよーーん!
チェリー、あんなにスラリとした脚を切断するなんて・・・
彼女の嘆きを観ていると切なくって切なくって。
でも、となひょうさんが言うように、
数々の不幸を乗り越えて女戦士になってホントにカッコ良かった!
タラちゃんもホント可笑しいですよねー、ふふふ
2本の作品とも女性に花を持たせているところが何より嬉しいですよねん。
ラストのあの表情も素敵でしたし♪
フェイク予告のダニー・トレホ主演「マチェーテ」
あの予告を観たら是非とも本作も観てみたくなりましたよん。
書きたいことはたくさんあるけど、終わらないのでこの辺で♪
あ、TB入りませんでした、やはりランダムみたいです。
投稿: Puff | 2007年9月24日 (月) 14:33
Puffさま
こんにちわ。訪問ありがとうございます。
おおお、公開早々ご覧になったのですねぇ
《ゾンビ》ものは外せないですよねんー
チェリー、カッコ良かったですよねん。
ラストのチェリーの凛々しさからは、足をやられる前のメソメソしていた彼女の姿は連想できないかなぁなんて。
元々、運動神経が良いんだとは思うけど、このキャラクターの為にローズさんは鍛えたんでしょかー
腹筋が美しく割れておりました
《ポール・ダンス》と今だったらポール牧ではなく叶恭子お姉さまを思い浮かべてしまうんですけど。結構ハードなスポーツだそうですね。
>ダニー・トレホ主演「マチェーテ」
これは観たいよなぁ。意外とファンの間では大受けだと思うから、この際、映画化してみて欲しー
投稿: 隣の評論家 | 2007年9月24日 (月) 23:42
となひょうさん、こんばんは。
タランティーノの方も良かったですが、私もこちらの方が好きですね。ロドリゲスらしさ満載でした。
何と言っても、セクシーな女性のガン・アクション姿が決まってました。
「マチェーテ」観たいですね。またまた「グラインドハウス」企画をやって、予告どおりの作品を作っていってくれないかな? イーライ・ロスにも作って欲しいですね。
投稿: CINECHAN | 2007年10月 1日 (月) 01:51
CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
同じごった煮ムービーだったら、私もタラ版よりコチラの方が好きでした。
『デス・プルーフ』のゾーイ・ベル達だったら、本作のゾンビもふっ飛ばしちゃう感じですかね(笑)
「マチェーテ」
是非とも、1本の映画を作って欲しいですよね。
試写会では、このフェイク予告編でも盛り上がっていましたし。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月 1日 (月) 19:45
となひょうさーん
やはりというべきか、予告どおりというか、コチラのバージョンでも観に行ってしまいました(><)
しかもその日、パーフェクト・ストレンジャーまで観に行ったことで地味なブルースウィルスデーとなってしまいました。
コチラの作品、他のメンバーが強烈すぎれ、、改めて観て、あ、、コチラにもブルース・ウィルス出てたんだ~と思い出したくらい、、この映画においては影薄かったですよね。
やはりロドゲリス監督、女可愛さももっている格好いい戦う女を描く天才ですよね!
ヒロインたちの、可愛いけれど格好いい所がワクワクしてしまう作品です(*><*)
投稿: コブタです! | 2007年10月 2日 (火) 17:12
こんばんは。
『グーニーズ』のジョシュ・ブローリンがこんなになっちゃうとは!?
最初、親父の方、ジェームズ・ブローリンかと思って観ていました。
そうそう、『ゾンビーノ』の評判はいいようですね。
“ゾンビ版『シザーハンズ』”と言われているそうです(笑)。
投稿: えい | 2007年10月 2日 (火) 21:47
TB&コメントありがとうございます。
★コブタさま
おおおおお。やはり観に行ったのですねぇー
コブタさん、『グラインドハウス』完全制覇したという訳ですね。素晴らしい~
『ブルース・ウィリス』デイですかー
ブルース・ウィリスって結構好きなんですけど、もしかして『パーフェクト・ストレンジャー』は見事に外した作品なのかしら。色々と見て回っても、褒めている人がいないかみたいです(苦笑)。あの予告は、ちょっと・・・ですよねー!
★えいさま
>『グーニーズ』のジョシュ・ブローリン
あっ!もしかして、ショーン・アスティンのお兄さん役ですか?えぇぇぇーーーっ、イコールにならない・・・(号泣)
(ショーン・アスティンも大人になりましたけど、LOTRのサムは頼もしくて好きなキャラです)
『ゾンビーノ』は評判いいんですか?
>ゾンビ版『シザーハンズ』
何とも気になるフレーズです。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月 4日 (木) 00:17