パンズ・ラビリンス
「パンズ・ラビリンス」
<PAN'S LABYRINTH>/製作:2006年、メキシコ=スペイン=アメリカ 119分 PG-12指定
監督、脚本:ギレルモ・デル・トロ 出演:セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、イバナ・バケロ、ダグ・ジョーンズ、アリアドナ・ヒル、アレックス・アングロ
2007.10.8 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,300で妥当 / 評価:4.3★/5点満点★
「この無垢な魂が、世界を変える。」
ありのままの現実は、生きるにはつらすぎた。しかし、絶望はやがて金色の光に変わる―。
人気があるとは予想していたけど、すンーーーげぇ混んでたよぉぉぉ(泣)。公開3日目の初回30分前に恵比寿ガーデンシネマに到着したけど、既に長蛇の列ができていました。受付番号は、「151番」でした。未だかつてない大きな数字(汗)。鑑賞後もロビーは人で溢れかえっておりました。次の回は早々に満席となり、それでも更に次の次の回目指して並ぶ人の群れ。パンフレットを眺める余裕がありませんでしたわ(泣)。という訳で、これから鑑賞予定の方は、混雑状況を確認するなどして慎重に臨んでくださいね。
1944年、内戦終結後のスペイン。父を亡くしたオフェリア(イバナ・バケロ)は、母・カルメン(アリアドナ・ヒル)の再婚相手であるビダル大尉(セルジ・ロペス)の住む森の奥深くへと向かった。母は、大尉の子供を身籠っている上に、体調が良くない。冷酷無比な独裁者でもある恐ろしい大尉に、どうしても馴染めないオフェリア。そんなある日、妖精が姿を現した。オフェリアは謎めいた迷宮へ導かれる。そこで、守護神である【パン】(ダグ・ジョーンズ)と出逢う。オフェリアに「探し続けていた魔法の王国のプリンセスだ」と告げるパン。それを証明する為に、3つの試練を与えるというのだ。オフェリアは、この試練を受けるのだが・・・。
オフェリアがパンに与えられた試練に立ち向かう姿をファンタジックに描く場面と。内戦は終結したものの、ファシストであるビダル大尉とゲリラの攻防戦といったスペインの現実を描く場面と。2つの流れが交互に再現されていきます。鑑賞前は、それこそ『不思議の国のアリス』よろしく、全編に渡ってファンタジックな映像が続くのかと思い込んでいました。想像していたよりは、幻想的な映像が少ないんです。でも、期待外れということはありません。この手法を取る事で、私にはファンタジーというより《切ないドラマ》という風に映りました。だって、涙が込み上げてきちゃって、どうにもならなかった・・・。鑑賞直後のロビーで「コレで終わり?って感じなんだけどぉ」って、ぼやいている若い女子2人組がいました。この作品は、是非とも見た人同士で〈どう解釈したか〉で盛り上がって欲しいです。人によって、少し受け取り方が変わるかもしれない気がしたので。
まずは、私が好きだったシーンなど。やはり、こういうファンタジックな世界では《クリーチャー》の存在が大きいですね。キーとなる【パン】も興味深い造詣でしたが。とにかく、妖精が可愛かったです。この妖精さん、最初は虫のような姿をしています。オフェリアが妖精だと決めつけて、「妖精はこんな姿なのに」と開いた本を見て、自ら姿を変える妖精さん。オフェリアを「こっちだよ」と導く時の仕草すらもツボでした。【マンドラゴラの根】という薬草もツボでした。〈人になりたかった草〉だそうで、人の形ソックリなんです。森の巨木も、どこか『スリーピー・ホロウ』を思い出させる不思議な雰囲気がグッド。その巨木の成長を止めている巨大カエルが、飲み込んだものを吐き出してしぼんでいく場面も面白いし。
登場場面は少ないながらに、人間の子供を食べるという恐ろしい姿をした【ペイルマン】(ダグ・ジョーンズ)の存在感は強烈でした。手の平にある目玉を、休憩中(?)は外していました。意識が戻ると、目玉を手の平に装着してから動いていました。動きも遅くて、怖いながらにどこかユーモラス。恐らく、本編で一番人気のあるキャラクターなんでは・・・。
そして、忘れてはならないのがビダル大尉の下で小間使いとして働くメルセデス(マリベル・ベルドゥ)という女性です。若くして小間使いの《頭》的存在にも見える凛々しさの裏には、生きていく為に必要な強さとしたたかさを秘めていました。彼女も《危険な綱渡り》的な生き方をしていましたが。その強い信念は、美しく映りました。不安で一杯のオフェリアを守ってくれる唯一の存在と言えるでしょう。女戦士であり、聖母のようでもある存在が素敵です。私には、本作の陰の主役とも思えました。
===さて、ここからはネタバレです。これから鑑賞予定の方は、ご覧になってから読んで頂くことをおススメします。===
さて、オフェリアが3つの試練を与えられるという部分、つまり《魔法の王国》は実在したのでしょうか。私には、《現実逃避》という方法で、耐え難い現実から自分を守っていたように思えました。ビダル大尉が発見したのは、普通のチョーク。弟の元にも、魔法ナシで行ったんだと思います。オフェリアにとって、《実の父の死》から受け入れ難いものだったのではないかと想像します。母の再婚と、半分血の繋がらない弟。どれもこれも耐え難いものだったかも。だからこそ、母のお腹に「生まれてくる時は母を苦しめないでね」と、お願いする場面では涙が止まりませんでした。純粋で本当に優しい少女です。ラストも、見ていて辛いものではありますが。オフェリアの心は、禁を破ったことで閉ざされたはずの《魔法の王国》へと飛びます。そこには、ペイルマンに食べられてしまったはずの妖精の姿もありました。最後の最期に、自分の理想の世界へ飛んでいったオフェリアの魂。見ているコチラは切なくてやるせなくなりましが、オフェリアの魂は幸せだったのかもしれません。
以上、一緒に見た人と想像力を膨らませて楽しんでください。
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(原題:El laberito del Frauno)
----これってずいぶん前に観たんじゃなかった?
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フォーンに喋るか、
ちょっとそこを決めかねていたんだ」
----イメージとしてはダークファンタジーだよね…。
「うん。
舞台は1944年のスペイン。
内戦で父を亡くした少女オフェリアは
母カルメンの再婚相手、
独裁者フランコに心酔するビダル大尉の元に身を寄せる。
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メキシコ&スペイン&アメリカ
ファンタジー&ドラマ&ホラー
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ
セルジ・ロペス
マリベル・ベルドゥ
ダグ・ジョーンズ
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1944年のスペイン。内戦終結後もフランコ政権....... [続きを読む]
受信: 2007年10月 9日 (火) 11:43
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解説: 1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジー。『デビルズ・バックボーン』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、ファシズムという厳しい現実から逃れるため、架空の世界に入り込む少女を通じて人間性の本質に鋭く切り込む。イマジネーションあふれる壮大な視覚技術を駆使して生まれたクリーチャーや深く考察されたテーマに根ざした巧みな演出が衝撃的。 [ もっと詳しく ] (シネマトゥデイ)
原題
EL LABERINTO ... [続きを読む]
受信: 2007年10月10日 (水) 02:45
» 「パンズ・ラビリンス」 [Puff's Cinema Cafe Diary]
公式サイト
シネカノン有楽町1丁目、公開4日目初回、シネカノン有楽町1丁目(253席)
**********************************************************************
評価:★★★★☆(実質的には4.4)
思っていた... [続きを読む]
受信: 2007年10月10日 (水) 18:03
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…または『フランコはフランケンシュタインの夢を観たか?』。
ここでは『パンズ・ラビリンス』を読み解く上で役立つキーワードや注目シーンを列記して行きます。
この記事は今週中、随時更新とします(明日は早出なのだ (^^;)。
前の記事に書いた通り、この映画は矛盾する(またはダブルミーニングの)記号を平然と使っているので、正解はないと思った方がいい。文字通り論理の迷宮であって、その複雑怪奇なマンダラを楽しむのが正しい鑑賞方法なんじゃないかと思います。
この項続く…。... [続きを読む]
受信: 2007年10月15日 (月) 23:26
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≪ストーリー≫
1944年、内戦終決後のスペイン。父を亡くした少女オフェリアは、身重の母と共にゲリラが潜む山奥で暮らし始める。そこは母が再婚したフランス軍のビダル大尉の駐屯地だった。体調の思わしくない母を労りながらも、冷酷な義父にどうしても馴染めないでいた彼女の前に妖精が現れ、森の中の迷宮へと導く。そこではパン(牧神)が王女の帰還を待っていた。オフェリアは魔法の王国に戻るために3つの試練を与えられるのだった。(goo映画より)
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受信: 2007年10月17日 (水) 22:09
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ちょっと異色な‘ダークファンタジー’くらいに思ってました。
・・・とんでもない、カテゴライズは難しい・・・
とにかく、お腹イッパイ、凄い作品です。
現実はあまりにも過酷で、夢の国でも....... [続きを読む]
受信: 2007年10月20日 (土) 01:26
» *バンズ・ラビリンス* [Cartouche]
{{{ ***STORY*** 2006年 スペイン・メキシコ
1944年、内戦終決後のスペイン。父を亡くした少女オフェリアは、身重の母と共にゲリラが潜む山奥で暮らし始める。そこは母が再婚したフランス軍のビダル大尉の駐屯地だった。体調の思わしくない母を労りながらも、冷酷な義父にどうしても馴染めないでいた彼女の前に妖精が現れ、森の中の迷宮へと導く。そこではパン(牧神)が王女の帰還を待っていた。オフェリアは魔法の王国に戻るために3つの試練を与えられるのだった。 gooよ..... [続きを読む]
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パンの迷宮を抜け出す鍵の名は心。
『Pan's Labyrinth』
『パンズ・ラビリンス』 ウィキペディア(Wikipedia)
スペイン内戦で父親を亡くした少女オフェリアは、
妊娠中の母親と共に母親の再婚相手であるヴィダル大尉... [続きを読む]
受信: 2007年10月25日 (木) 04:08
» パンズ・ラビリンス [to Heart]
だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した。
原題 EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH
製作年度 2006年
製作国・地域 メキシコ/スペイン/アメリカ
上映時間 119分
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
音楽 ハビエル・ナバレテ
出演 イバナ・バケロ/セルジ・ロペス/マリベル・ベルドゥ/ダグ・ジョーンズ/アリアドナ・ヒル/アレックス・アングロ
舞台は1944年のスペイン。
内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発... [続きを読む]
受信: 2007年10月27日 (土) 12:51
» パンズ・ラビリンス [空想俳人日記]
尾てい骨 頭蓋骨から 心臓へ
なんだか久しぶりです、ナメクジに尾てい骨をむじむじ齧られるような感触の映画を観たのは。しかも、ギリアム監督の「未来世紀ブラジル」のときのような、頭蓋骨の内側から除夜の鐘をくわんくわん鳴らされた驚愕も味わいました。ちょっとぞ... [続きを読む]
受信: 2007年10月27日 (土) 14:39
» ★「パンズ・ラビリンス」 [ひらりん的映画ブログ]
今週の週末レイトショウは、オスカー3部門受賞の話題作。
といっても、撮影賞・美術賞・メイクアップ賞ですが。
ともかく、予告編見る限りは、ダーークなファンタジーな感じがプンプン。... [続きを読む]
受信: 2007年11月 4日 (日) 03:13
» おいでよ、怪物の森 ギレルモ・デル・トロ 『パンズ・ラビリンス』 [SGA屋物語紹介所]
時はスペインの内戦時代。少女オフェリアは再婚した母に連れられて、義父のいる紛争地 [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 07:45
» パンズ・ラビリンス (EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH) [JUNeK-CINEMA in the JUNeK-YARD]
逃避としてのファンタジーは誰しも覚えがあるもの。 特にこどもの頃は、とくに現実がつらいものでなくても、しょっちゅうトリップしてしまうものですよね。 古今東西の名作ファンタジーはストーリーそのものが「現実逃避」だったりします。 C.S.ルイスの「ナルニア」やミヒ..... [続きを読む]
受信: 2007年11月11日 (日) 21:44
» 「パンズ・ラビリンス」:表参道バス停付近の会話 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
{/hiyo_en2/}表参道とか原宿とかって、個性的なお店がいっぱいあるんだけど、どこに何があるのかよくわからないのよね。
{/kaeru_en4/}まったく、迷宮みたいな町だもんな、このあたりは。東京人でも、なんか、おのぼりさんになった気分になるぜ。
{/hiyo_en2/}迷宮、すなわちラビリンスよね。
{/kaeru_en4/}「パンズ・ラビリンス」なんていう映画もあったな。てっきり表参道みたいな迷宮の町でパン屋さんを探し求める話かと思ったぜ。
{/hiyo_en2/}まあ、このあたりじゃ... [続きを読む]
受信: 2007年11月17日 (土) 18:34
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291「パンズ・ラビリンス」(スペイン・メキシコ)
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受信: 2007年11月25日 (日) 23:32
コメント
これ去年からずっと期待してたんですよ〜!
行けるかどうかわかりませんが、ここでの評価が高いので期待はかなり高まりました。
まだ内容読んでないですけどね…。(^^;
投稿: エスねこ | 2007年10月 9日 (火) 01:57
こんにちは♪
秀作でしたね!
ラストもどちらで幸か不幸のどちらで捉えるかで
観方が変わってくるのが素晴らしかったです。
ボクは彼女は救われたと捉えたんでかなり感動で
きましたね。
>「コレで終わり?って感じなんだけどぉ」
まぁこう言う観かたものあるんでしょうが、この程度
の感想しか出せないのは何かちょっと悲しい気がしま
すね…。r(^^;)
投稿: 風情♪ | 2007年10月 9日 (火) 12:12
エスねこさま
コメントありがとうございます。
去年から待たされて、ようやくのお目見えという訳ですね。
長かったですねーーー。
この作品は、見る人によって受けとめ方も変わるかもしれませんので。ご覧になったら、どう捉えたのか是非ともお聞きしたいです。
風情♪さま
TB&コメントありがとうございます。
>ボクは彼女は救われたと捉えたんでかなり感動で
きましたね。
私も、これはハッピーエンドだったと捉えました。
この辺は、見る人によって違うんでしょうけど。
こういう映画だからこそ、色々と想像力を膨らませて楽しまないと損ですよね。
他のブロガーさんの感想も、とても楽しみです♪
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月 9日 (火) 19:48
私も昨日観て来ましたー!
シネカノン有楽町1丁目(1丁目、2丁目って何だか可笑しいですね。フフ)は、平日初回は大抵ガラガラなんですけど、自分が行った時も思っていた以上に混んでました。
恵比寿はさらにさらーに大入りだったのですねん。
>全編に渡ってファンタジックな映像が続くのかと思い込んでいました
そーなんです、自分もそう思ってました。
最初のとっかかりと終盤以外は殆どラビリンスの世界なのかと・・・
でもとなひょうさんと同じで、良い意味で裏切られましたッスネ。
ネタバレの部分は同じですー
ネタバレになってしまうので多くを語れないのが残念ですが、
切なくて哀しいけれど・・・きっと幸せだったのではないかと・・・・・。
>一緒に見た人と想像力を膨らませて楽しんでください
一人で観に行ったので語る人おらず。笑
今こうしてとなひょうさんと喋るです。エヘヘヘ
投稿: Puff | 2007年10月10日 (水) 18:03
どうもこんばんは、
ハッピーエンド推進派のくまんちゅうです。
ラスト良かったです、幸せに暮らしてね~てな事で。
クリーチャーも良かったですね、妖怪好きにも堪らん造詣でニヤニヤしながら見てたました。
終始ダークな雰囲気も好きでした、期待以上に出来てました。文句なしです。
投稿: くまんちゅう | 2007年10月10日 (水) 20:04
この作品最高でした~
世界に引き込まれそのまま抜け出せなくなったほどでした。
一人で観に行ったので、人と語る事が出来ずそこにストレス感じています。
この作品、無駄な要素が一切なく、動かし用のない現実、それぞれの登場人物が夢見る幻想が見事に融合してラビリンスを作り上げていましたよね。
パンとベイルマンが同じ人物が演んじていることも、監督のなんだかの意図を感じてしまいました。
投稿: コブタです! | 2007年10月11日 (木) 14:21
TB&コメントありがとうございます。
★Puffさま
いやぁ、なかなかの人気みたいですねー
そして、ブロガーさんは高評価の人が多いようで何よりです。どう解釈するかで、かなり意見が分かれるかとも思ったのですが。どうやら「現実ではないけれど、ハッピーエンド」という声が多いのも嬉しい限りですわー
そうそう、ラストは絶対にオフェリアは幸せだったんだと思います。満面の笑顔も素敵だけど、衣装もとても可愛らしかったですよねん。
巨大カエルに挑む時にわざわざ脱いだ服、可愛かったですよね~ お母さんの手作りだし、靴にもこだわりがあって素敵でしたーーー
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月12日 (金) 00:26
★くまんちゅうさま
そうそう、これってきっとハッピーエンドなんですよね。
悲しくもありますけど、少し清々しい気持ちもありました。
>妖怪好きにも堪らん
おおおおお~、Me Too でございます。
ペイルマンはやっぱり人気があるようですね。
ペイルマンのキーホルダーだかストラップだか、実物をジックリと見てみたいですー。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月12日 (金) 21:06
★コブタさま
私も一人で観に行ったので、鑑賞後のロビーでの否定的な会話に危うく口出ししそうになっちゃいました。
でも、こうしてブログを通して色々な方の意見を聞けて、とても楽しむことができています。ブロガーさんの間では、寧ろ否定的な意見は見かけない感じですね。嬉しい限りです。
パンとペイルマンが同じ俳優さんという点。
深くは考えていませんでしたけど、小さく意図したのかもしれないですねー
やっぱり、色んな点で奥の深さを感じる作品でした。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月13日 (土) 12:00
観て来ましたああぁ〜ッ!
ワーナー・マイカル板橋で鑑賞しまして、日曜6時の上映にもかかわらずガラガラ。20人いなかったと思います。恵比寿と全然違いますねー。
感想はブログに入れましたので、こっちでは魔術関連のウンチクを。
マンドラゴラは人の幸・不幸を操作できる魔法の植物で、血を飲ませて育てるのは伝承通り(確かミルクではなくワインに漬けるんですが…)。で、こいつを使った魔法の効能に「流産」があるんですよ。あのシーンは、主人公の表層心理と深層心理が分離していて、ちょっと興味深いです。
大尉の口が裂けて「悪魔の口」になるとか、オフィーリア/カルメンという名前の記号性(ヴィダルも「生命」という意味だし、おそらくメルセデスも何か曰くがあるでしょうね)、本を持った方の手で握手を強要するとか、とにかく記号と象徴が多用されてます。多くは一般的な意味から逆転してますね。パーンも戦争の神ですし。
最も重要なのは物語が『ミツバチのささやき』と対を成している点で、時代はもとより、少女/時計/毒(キノコ→睡眠薬)/幻想/レジスタンス狩り…あまりにシンクロしすぎています。
もうこれはハリウッドリメイクと言っていいんじゃないかと思いました。エリセ作品の方で裏側に隠されていた多くのモノが表面に表出してきていますから、あの名作を読み解く切口にもなってくれそうです。
投稿: エスねこ | 2007年10月14日 (日) 23:15
いつも楽しく見させてもらってますm(_ _)m
僕も観てきました!
期待して待っててよかったです、パンズ・ラビリンス!
僕もハッピーエンドやったと思います
最期のオフェリアの顔はすごい穏やかでしたしね
投稿: doBlog! | 2007年10月15日 (月) 00:44
となひょうさん、こんばんは。
いやいや、期待通りの素晴らしい作品でしたー。
やはり恵比寿は超混みだったんですね。
インランドエンパイアでこりました。
チネチッタは一週目のレディースデーでもすいていましたぜ。
妖精ちゃんたちの風貌のキモカワさは私もツボでした。
動きがまたラブリーでしたよねー。
せつないけれど大きな感銘を受けたラストでした。
↑のエスねこさんのコメント内容も非常に興味深いですね。
魔術ウンチク、すばらしい♪
そういえば監督はインタビューでミチバチのささやきに言及してました。
エスねこさんの記事も読ませていただこうっと。
投稿: かえる | 2007年10月15日 (月) 01:29
TBありがとう。
>鑑賞直後のロビーで「コレで終わり?って感じなんだけどぉ」って、ぼやいている若い女子2人組がいました。
でしょうねぇ(笑)
観客に想像の余地を残すところがいいのにねぇ。
投稿: kimion20002000 | 2007年10月15日 (月) 02:30
エスねこさま
訪問ありがとうございます。
おおおおお~っ、観て来ましたか!
おっと、ワーナー・マイカル板橋でも上映していたんですねー チネチッタでもやってるなんて、恵比寿と有楽町だけだと思い込んでいる人が私の他にもいそうです・・・
マンドラゴラは、動きと悲鳴が面白いとか、そんな風にしか見てなかったんですけど。随分と意味深な登場だったんですねぇ 驚きです!
>ヴィダルも「生命」という意味だし
うぎゃっ、イコールにならないと一瞬思ってしまうけど。何とも奥の深い作品だったと今更ながら実感してきました。
>パーンも戦争の神ですし
うへぇ、そうなんですかー
何か、もう1回見たくなってきてしまいました。
それと、実を言うとお恥かしい話『ミツバチのささやき』は未見だったりするんですよね・・・・・
たくさんのブロガーさんが言及しているので、これは観なければ!
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月15日 (月) 19:17
TB&コメントありがとうございます。
★doBlog!さま
初めまして、訪問ありがとうございます。
以前から、覗いて頂いてたんですね。
わぉー、嬉しいです。どうもありがとうございます。
そして、今後ともヨロシクお願い致します。
>最期のオフェリアの顔はすごい穏やかでしたしね
そうそう、そうなんですよ。
とても印象的で清々しい気持ちになりました。
そして、やっぱりハッピーエンドだったとしか思えませんでした。この作品のラストは、人によって捉え方が違うかもしれませんね。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月15日 (月) 20:22
★かえるさま
素晴らしかったですよねぇ
想像していたものとは違う作品でしたけど、これはこれでかなりハマりました。
インランド・エンパイアは、まだ上映してましたよ 凄いっす。それと、チネチッタでも上映してるとは知りませんでした。知ってても遠くて行けないけれど
>せつないけれど大きな感銘を受けたラストでした。
数日間、余韻が残ってましたよ~
何か素敵でした。
妖精さん、可愛かったですよね。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月15日 (月) 20:39
★kimion20002000さま
そうですよねー。
白黒キッチリ描いてある作品しか見慣れていない人にとっては、幾分不可解なのかもしれませんけど。
想像力を働かせないと、勿体ないです・・・。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月15日 (月) 21:02
あー、昨日はちょっと走って書きすぎたかもです。
マンドラゴラは本当に矛盾した事をやれる存在で、流産の他に不妊治療に使われてたらしいです(こっちは朝鮮人参の薬効を考えれば納得)。この映画が持ってる、矛盾する2面性をよく表してるんですが、昨日の時点では「母さんはもう妊娠してるんだし不妊治療の線はないだろ」と省いてました。
でも、かえるさんのレビューを読んで気付いたんですが、ヴィダルは生まれてくるのが男だと確信してますよね。これに妊娠の魔術を組み合わせると、スペインのようなカトリック世界なら容易に「父なる神×処女懐妊=キリスト」を連想するはず。この映画ではキリスト教は男性社会の掟、魔術は女性社会の掟として、それぞれが異なる歴史を歩んできた…そんなバックボーンを感じました。
…あ、また長いぞ。(^^;
ヴィタールという言葉も、中世では魔術用語ですし、19世紀にはフランス語の「エラン・ヴィタール」と言う戦略が出ます。軍事用語でもあるんですね。アメリカなんかでも、士官学校で教える教科になってるらしいです。これもおそらく、2面性を持ってた言葉だと思います。
とにかく矛盾、矛盾、矛盾…と、正逆入り混じった記号が乱舞するので、オイラ的には非常に楽しい(とかいうとバチが当たりそう…)作品ですね。去年は『エコール』が記号的にずいぶん楽しませてくれましたけど、今年はコレだな。
投稿: エスねこ | 2007年10月15日 (月) 22:45
エスねこさま
コメントありがとうございます。
わぁ、補足をありがとうございました。
よく考えてみると、マンドラゴラは朝鮮人参にソックリですね。映画を見ている間は思いつきもしませんでしたわ。
大尉の名前に、そんなに色々な意味があるとはビックリです。
そう言えば『ヴィダール』って日本映画ありましたね。
私は余り楽しめなかった1本でしたけど(苦笑)。
色々な方の感想を読んでみて、改めて見たいと思える作品でしたが。今度見る時は、エスねこさんの魔術のウンチクをふまえつつジックリと鑑賞したいと思います。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月16日 (火) 19:57
私はまさにパラレルワールド、どっちも現実だと思って観てました。
一緒に観た妹が「女の子の想像の世界ってすごかったよね」って言われるまで。。
「えっ、あれ想像やったん?」「えっ、現実やったん?」みたいな。。。
これって、かなり印象が変わってきますよね。
投稿: 未来 | 2007年10月20日 (土) 01:23
未来さま
TB&コメントありがとうございます。
パラレルワールド、なるほどです。
捉え方の違う同士で鑑賞したのなら、色々と盛り上がれたことでしょう。
私は一人で見たので、ブログで盛り上がれて楽しんでいます。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月21日 (日) 13:28
地方で観たせいかそれほど混んでませんでした(笑)
キャラクターで一番印象が強いのはビダル大尉ですかね。同情すべき余地など全く無い男ですが、彼がどのような過程を経てああいう人格になってしまったのかは興味深いところです。壊れた時計のお話などから察するに、やっぱりパパが深く関係してるんでしょうけど、あんまり詳しくは語られませんでしたね。こちらで推測するしかありません
オフィリアって危険なところでツマミ食いしたり、宴会の前に泥まみれになったりと、あんまり頭のいいコじゃないような気がします。でもバカなコほどかわいいというか、かわいそうで仕方ありませんでした
名前の由来ですが、オフィリアは『ハムレット』から、メルセデスは『モンテ・クリスト』から、カルメンは『カルメン』からとったのかな・・・と勝手に憶測してます
投稿: SGA屋伍一 | 2007年11月 7日 (水) 07:43
SGA屋伍一さま
TB&コメントありがとうございます。
ビダル大尉のキャラクターは強烈でしたね。
>やっぱりパパが深く関係してるんでしょうけど
そうそう、ビダル大尉の少年時代がどんな感じだったのか、とても気になるところです。
名前の由来、なるほど、そうなのかもしれませんね。
って、『カルメン』はよく知らかったりしますが・・・。
この作品は、かなり深いところまで読み解いている方も多くて、1度見ただけで何でそんなに解釈できるんだろうと感心しきりでした。こんな時にブログやってて良かったなぁと実感できます。
投稿: 隣の評論家 | 2007年11月 8日 (木) 21:17
となひょうさん、こんばんは。
>メルセデス・・・女戦士であり、聖母のようでもある存在が素敵です。私には、本作の陰の主役とも思えました
わたしも、メルセデスが第二の主役ともいえるな~と思って見てました。
最初は表情が厳しかったので意地悪な人かとおもってましたが、カッコよかったですよね。
おもったより残酷なシーンが多くてショックだったのですが、テーマがはっきりしていて、見ごたえがありました。
ずし~っと重いものを渡された感じです。
ところで、この記事もですが、となひょうさんのところにTBを送っているのですが、うまく送れないようです。
ココログさんのところはうまくいかないみたいです・・・・
ごめんなさい。
投稿: jester | 2007年11月11日 (日) 21:37
jesterさま
TB&コメントありがとうございます。
TB大丈夫でした。
またメンテナンスかけるので、何だか重くなってるような・・・(泣)。
そうですね、この作品はファンタジーだと思って見る方が多いだろうから、余りの残酷さにビックリしてしまいますよね。私は大丈夫なんですけど、もっとファンタジックな映像が続くものだと決めつけていたので驚いちゃいました。
鑑賞直後よりも、色々な方のレビューを読んでからの方が、じわじわと良さがわかってきた感じでした。
2度3度と見ると、受け取り方も少し変わっていきそうです。
メルセデスは重要なキャラクターでしたよね。
途中で大尉に殺されたらどうしようとハラハラしてしまいました。
投稿: 隣の評論家 | 2007年11月12日 (月) 20:22
どうも、こんにちは。
こういう作品ってネタバレしてしまうかもしれないので、
記事もコメントも書き辛いんですよね。
私もパンと3つの試練が現実なのか、逃避なのか最後までわかりませんでした。
残酷な現実と対比するようにファンタジー部分は厳しくも美しい部分ではありました。
投稿: CINECHAN | 2007年11月24日 (土) 11:14
CINECHANさま
こんにちは。訪問ありがとうございました。
そうなんですよね、コメントも入れづらい作品ですね。
私は現実逃避だと思ったのですが、ラストに関してはハッピーエンドと解釈しています。
この辺に関しては、人によって意見が変わるので。
そういう意味では見応えのある作品でもありました。
投稿: 隣の評論家 | 2007年11月25日 (日) 10:53