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2007年10月10日 (水)

カタコンベ

「カタコンベ」
<CATACOMBS>/製作:2006年、アメリカ 94分 R-15指定Catacombs  
監督、脚本:デヴィッド・エリオット / トム・コーカー 出演:シャニン・ソサモン、アリシア・ムーア、エミール・ホスティナ、サンディ・ドラゴワ、ミハイ・スタネスク、キャブラル、ミネア・マノリュ
2007.10.10 レディース・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「恐怖に心が犯される」

パリに実在する史上最大の【カタコンベ】地下墓地。
そこは700万体の遺骨が眠る死の迷路。

早々に上映が終了してしまいそうな予感がしたので、公開1週目のレディース・デイにピューッと観に行って来ました。お台場ってあんなにたくさんの人(殆どカップルだが・・・)で溢れ返っているのに、映画館はガラガラのスッカスカなんですわ。

ヴィクトリア(シャニン・ソサモン)の元に、パリに留学中の姉キャロリン(アリソン・ムーア)から葉書が届いた。「あなたの為になるからパリにいらっしゃい」という誘いに乗って、パリへと向かう。ヴィクトリアにとっては、初めての海外旅行。内気で神経質なヴィクトリアは、鎮痛剤や精神安定剤を手放さない不安定な一面もあった。到着早々、パーティーへと連れて行かれるヴィクトリア。着いた場所は、何と700万体もの遺骨が眠る地下墓地【カタコンベ】だった。ヴィクトリアはパーティーに馴染めずに、迷路のようなカタコンベで迷子になってしまう。キャロリンの悪友たちに聞いた都市伝説にソックリな人影が・・・。そして、出口の見つからないカタコンベで途方に暮れるヴィクトリア。果たして、暗闇で逃げ回るヴィクトリアの運命は・・・。

何となく、「先が読める」だの「目新しくない」だのケチをつける人が多そうな予感もするんですけど。私はどうだったかと言うと、B級ホラーとしてそれなりに楽しめました。好きだった点を色々と挙げてみたいと思います。
まずは、【カタコンベ】の不気味さが良く伝わりました。ライトが無ければ歩けない暗闇と、出口の見つからない巨大迷路。どこを取っても不安要素が一杯で、ハラハラどきどきと鑑賞できました。時々映し出されるカタコンベの内壁は、骨で積み上げられていました。何体もの骸骨の眼孔が同じ方向を見ているのは不気味だったし。ヴィクトリアの絶叫に感情移入してしまいました。「カタコンベには謎の殺人鬼が潜んでいる」という都市伝説も怖いけど、何よりも【カタコンベ】そのものが恐ろしかったです。ホラー映画の舞台としては、なかなか素晴らしいんではないかと思ったんですよね~。
本作を見ていて、色々と思い出した作品があったので挙げてみますね。なかなか出口の見つからない迷路という部分では、内容は違いますけど傑作『CUBE』を思い出しました。地下という密室が舞台と言えば、『ディセント』なんて大胆な作品もありましたね~。窮地に立たされたヒロインが、冒頭の弱々しさから一転して《火事場の馬鹿力》を発揮する点も似ているかしら。登場人物が都市伝説を語り出すなんぞ、気がついたらシリーズ化していた『ルール』を思い出したし。「似たりよったりのパクリじゃん」という厳しい意見も出てきそうですが、ホラー映画ファンとしては懐かしがりならがら雰囲気を楽しむことができました。

それと、ヴィクトリアを演じたシャニン・ソサモンは、若手の中でもお気に入りだったので。エキゾチックな美貌で、怯えて逃げ回る姿は新鮮だったかもー。ヒース・レジャー主演の『ロック・ユー』でいきなりヒロインに抜擢された彼女ですが。以降は、割とB級目の作品が多い印象だけど。相変わらず、左目の下のホクロがセクシーで素敵でしたー。今回は、パーティー・ドレスといった薄着で走り回り、ずぶ濡れになり、汗と涙で化粧はグチャグチャという具合に頑張っていましたよ。今後も注目なのであ~る。

好きになれなかった点も書いてみるー。ラストの展開に関しては、別に文句はなくて。コレはコレで面白いんではないかと思うんだけど。ヴィクトリアの姉・キャロリンとその仲間達が、どうしても好きになれなかったです。人を怖がらせて喜んでいるところとか。「ワッ」と驚かすなんてカワイイもんじゃなしに、ちょっと悪趣味な怖がらせ方をして大喜びしている姿にドン引きしたさ。カタコンベでパーティーを開催するなんて行為も、受け入れ難いです。警察が踏み込んでくる場面もあるくらいだから、目をつけられているに違いないね。墓地は、人の魂が眠る聖地です。大音響でロックを鳴らして踊りまくったり、ドラッグみたいなものにも手を出していたり。リーダー格だかなんだか知らないけど、パーティーの主催者の男が「恐怖は神から与えられた試練さ」ってカリスマ気取りで雄弁に語る場面もムカついた。キャロリンも、妹想いとは言い難い斜に構えた口調がムカついたし。お前ら、大学で何やってんの?反社会的で非道徳的な若者達よ、どこへ向かおうとしてるのか~。

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コメント

こちらにも~☆

そーなんですよー、あちこちで不評だったので急遽止めちゃったんですけど、となひょうさんの記事を読んだらやっぱり観に行けば良かったかなあ、とちと後悔。
そうそう、カタコンベを見れるだけでも価値大ですよね!
「CUBE」や「ディセント」的なら、これはワタシ向きの映画なのかも・・・?笑

シネマ・メディアージュ、平日の劇場はガラガラなんですよねー・・・
ゆりかもめが高いんでつい他の劇場に行っちゃうですけど、
時々掘り出しもののB級ホラーをするので有り難いッス♪

投稿: Puff | 2007年10月13日 (土) 18:15

Puffさま
うぉーーーーーっ、こちらにもコメントありがとうございまするーーー!!!!
やっぱ不評だったんですねぇ
うーん、あのラストは賛否両論かもな・・・。
でも、カタコンベの暗鬱で不気味な雰囲気は割と新鮮でしたよ~ だって、墓地だもん
あ、Puffさんだったら『地獄の変異』なんかも思い出すかもしれないですー

シネマ・メディアージュって、メジャー系からマイナー系まで幅広いラインナップなのに。いつもガラガラです。
『ハイテンション』でもお世話になりました。公開最初のレディースデイの夜だったけど、今回よりもう少し人が入ってたんだよなぁ。
私も、ゆりかもめは好きじゃないです。初乗り310円は高過ぎですよねっ!!!

投稿: 隣の評論家 | 2007年10月13日 (土) 20:26

となひょうさん、こんばんは。
3年目ですかぁ。考えてみれば、私もこの10月で丸2周年、11月から3年目です。始めたのはとなひょうさんと近かったんですねぇ。
今後もよろしく。

で、本作ですが、個人的にはB級テイストのホラーは好きなんですが、ちょっと残念な部類だったかな。
前半はまだしも、後半はノレなかったです。
まあオチがねぇ。てっきり私は、あの人が殺人鬼と思ってました。それは・・・

投稿: CINECHAN | 2007年10月17日 (水) 01:50

CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
どうも!こちらこそ今後ともヨロシクお願い致します!

>てっきり私は、あの人が殺人鬼と思ってました。それは・・・

ん?この続きは誰の名前が・・・カリスマ野郎?
まぁ、待っていたオチが好きになれない人は多いかもしれませんね。私は、そのまた後に待ち構えていた展開が怖かったです。雰囲気なんかも、珍しくはないけど不気味で好きでした。

投稿: 隣の評論家 | 2007年10月18日 (木) 20:17

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