大統領暗殺
「大統領暗殺」
<DEATH OF A PRESIDENT>/製作:2006年、イギリス 93分 PG-12指定
監督、脚本:ガブリエル・レンジ 脚本:サイモン・フィンチ 音楽:リチャード・ハーヴェイ 出演:ジョージ・W・ブッシュ 他
2007.10.17 レディース・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,000で妥当 / 評価:3.3★/5点満点★
「その時、世界は試される。」
2007年10月19日、ブッシュ大統領暗殺。
映画史上空前の【モキュメンタリー】が、そのベールを脱ぐ。
当ブログが3年目に突入し、その記念すべきオープニング作品となったんですけど。余りにも好みではなかったので、「記念すべき」という捉え方は今すぐに忘れることに決めました。「ブッシュ大統領暗殺、その時世界はどう変わるのか」といったインパクトある予告編の宣伝文句にスッカリ騙されてしまいましたよ。予告編の煽りって、時々とても疑わしく感じる場合がありますが。今回は、ちょっと楽しみにしていたんですよね。やっぱり、作品を見てみるまではわからないもんですね。今回は、そこそこ期待していたんですけど、見事に裏切られました。という訳で、すみません〈辛口記事〉となってしまいます。
2007年10月19日、ブッシュ大統領が演説で訪れた地シカゴで銃弾を浴び死亡。というフィクションを、ドキュメンタリー形式で描いていく【モキュメンタリー】。やがて、容疑者として捕らえられた男は中東の人で。僅かばかりの証拠から《テロリスト》として扱われて、事件の背後には《アルカイダ》が暗躍していると片付けられいく。そして、一人のアフリカ系アメリカ人の若者が、犯人は別にいると語りだし・・・。
とまぁ、かなり過激で見応えのありそうな内容のはずなんですけれども。とにかく本作からは何の問題提起も感じ取れなかった私です。私自身が日頃のニュースをしっかりと学び取れていないだけかもしれませんけど。「世界はどう変わる」と宣伝している割には、ワールドワイドな展開は皆無だったように思えてしまったし。何のインパクトも感じられなかったんですよねぇ。こういう社会派作品を鑑賞するからには、作り手の意図とは違ったものであっても、何らかのメッセージを受け取りたい私です。本作では、何がやりたいのかサッパリわかりませんでしたわ。無罪の中東系の人がテロリスト扱いされていく悲劇を描いているんだとしたら、『グアンタナモ、僕達が見た真実』に込められたパワーの足許にも及ばない印象だったし。《人種のるつぼ》であるアメリカ人に人種差別や偏見を失くすべきだと訴えるにしても、何とも魅力不足に感じられました。とにもかくにも堪能できませんでしたよ。この日は、私を含めて6人のお客さんがお台場シネマ・メディアージュに集まっていました。どうやら、全ての方が一人で観に来ていたようでしたが。私の前の列に座っていたオジサンなんかは、上映の途中で帰ってしまったようでしたし。きっと、私みたいに退屈していたのかもしれません。私の知識不足が祟っているだけかもしれないんですけど。こういうこともありますよね・・・。残念ではありますが、次なる社会派ムービー『キングダム 見えざる敵』で、お口直しができると嬉しいです。
ダメ出しばかりでも何ですから、本作でも少しは印象に残ったところを挙げてみましょうか。「経済大国アメリカのブッシュ大統領が暗殺される」という大胆な設定のモキュメンタリーというアイディアは興味深いと思いました。私だったら、まずは思いつきませんもの。
それと、内容はともかく一枚の画として割と好きな部分もあったので、一応書いてみたいと思います。街を上空から映した画は楽しかったです。住宅街が並んでいる画は、海外旅行で目的地に着陸する寸前の興奮をほんのちょっとだけ思い出しました。
もう1つ、ブッシュ大統領の操り人形を映し出したのは面白かったです。誰が持っているのかもわからずじまいだし、「寧ろブッシュ大統領が操られている」という深い意味が込められていたようにも思えませんでしたけど。画としては、まぁまぁ好きでした。
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コメント
となひょうさん、こんにちは。
これはほとんどの人が辛口ですね(苦笑)。
かく言う私もちょっとダメでしたけど。
題材は面白そうだったんですがねぇ。
結局話は色々なところで目にするような展開だったので、
残念です。
元々ドキュメンタリーは苦手だったんですが、これはちょっと違うかな? と思ってたんですが、余計に眠たかったような・・・zzz
投稿: CINECHAN | 2007年12月 2日 (日) 14:22
CINECHANさま
訪問ありがとうございます。
そうなんですよね、私もドキュメンタリーが苦手なりに期待してたんですけど。
ZZZZZ・・・でしたね。
そちらにも書いたけど、テレビで報道特集を見ている方がスリリングで面白いとすら思ってしまいましたわ。
高評価という声が全く聞こえてきませんねぇ
投稿: 隣の評論家 | 2007年12月 2日 (日) 21:40