ローグ・アサシン
「ローグ・アサシン」
<WAR>/製作:2007年、アメリカ 103分 PG-12指定
監督:フィリップ・G・アトウェル アクション:コーリー・ユエン 出演:ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ジョン・ローン、デヴォン青木、ルイス・ガズマン、石橋凌、ソウル・ルビネック、マシュー・セント・パトリック、ケイン・コスギ
2007.10.2 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★
「ローグ、お前は誰だ?」
世界に名を轟かす、伝説の殺し屋【ローグ】とは何者なのか?
日本人から見ると、ちょっと〈突っ込みどころ満載〉なタイプの作品ではあるけれど。一見ハチャメチャなようでも、どことなくストイックなムードも漂っている気がして嫌いではありませんでした。私は〈ハチャメチャ三昧〉だと疲れてしまう場合もあるので、本作は寧ろ楽しめましたよ。
サンフランシスコが舞台。FBI捜査官ジャック・クロフォード(ジェイソン・ステイサム)と相棒のトム・ウィンは、伝説の殺し屋【ローグ】を追っていた。その銃撃戦の数日後、トムとその家族が惨殺されてしまう。焼失した家と死体を呆然と見つめるジャック。それから3年後、街ではチャン(ジョン・ローン)率いる【中国マフィア】とヤナガワ組長(石橋凌)率いる【日本のヤクザ】の抗争が激化していた。数々の悶着が起こる中、あの【ローグ】(ジェット・リー)が姿を現す!2つの組織を行き来するかの如く、不審な行動を続けるローグ。3年前の悲劇から抜け出せないジャックは、狼狽しつつも同時にローグを追う。一体なぜ、ローグは再び姿を現したのか・・・。
本作みたいな《ヤクザ街》って実際にあるの?その辺は大目に見ようじゃないかー。ヤクザのアジトには、怪しい日本語の垂れ幕が一杯ありました。
捜査官ジャック(バウアーではない)を演じたジェイソン・ステイサムが日本語を駆使する場面が1つだけあるんだけど。何を言っているのか、全然わかりませんでしたー。唯一、拾えた単語は「ホネ」でした。ここは笑う場面ではないのだけれど、会場は爆笑の渦に包まれていました(汗)。でも、彼のハスキーな声はとても素敵なので、たどたどしい日本語でも大目に見ようじゃないかー。ジェイソン・ステイサムって、セクシーですよねん。今回は妻も子供もいるという設定でしたが。個人的には、「所帯持ち」という言葉が似合わない「独身貴族」というイメージが強いです。(実際はどうなの?)顎のラインがジョリジョリしていて、毎日ヒゲを剃らないと大変なことになりそうな色合いもセクシー。
ヤナガワ組長の娘キラをデヴォン青木が演じていました。セリフの半分は日本語なのですが、見事に吹き替えでしたよ~。米国で公開された時は、きっと吹き替えではなかっただろうに。そんなに聞き取りずらい日本語だったのかな。ジェイソン・ステイサムよりも切ない発音だった?まぁでも、《青木さん》というお名前でも日本語がわからないんだから仕方ないよねぇ。そこは気づかないフリをします。手足が長くてパンツ・スーツが似合っていたので、是非とも『シン・シティ』の時のように暴れまわるデヴォンちゃんが見たかったな。
私のお気に入りポイントは、石橋凌の出番が多かったことと、出番は少ないながらにケイン・コスギの華麗なアクションが見れたこと。石橋さんは、英語のセリフも結構ありました。彼の発音だったら、米国でも吹き替えなしでいけるよねっ。石橋さんて、ハリウッド作品の出演は今回が初めてではないベテランさんなんだけど。渡辺謙さんや役所広司さんのように大々的に宣伝される作品には出ていないから、映画を余り見ない人には知られていないかもしれません。私は、とても頼もしく思っております。今回は、ジェット・リーとの対決シーンもあったりなんかして。敵対している中国マフィアのボス役のジョン・ローンよりも美味しい登場をしているのが嬉しかったです。地味に好きな場面を1つ。爆弾を仕掛けられたアジトをギリギリセーフで脱出するのですが。爆発の対象であるアジト全体を写すカメラがグーッと引いた為、爆発する瞬間に画面の下の方で小さく吹き飛ばされているところが何故かツボでした。
ケインは、ほんの僅かな登場でしたが。ジェット・リーと対決する場面がありました。アッと言う間に倒されてしまいましたが、華麗な〈股わりジャンプ〉(しかも結構高い位置)は単純に見事だと思いました。何となく、やつれて見えたのは気のせい?以前、『ずばり言うわよ』で細木センセイに「お父さんと和解しなさい」と説得されてボロボロと涙を零している姿を見て、もらい泣きしてしまったものだから。ちょっと心配になりました。でも、特に役名のない今回は「INTRODUCING ケイン・コスギ」 という感じも少ししたりなんかして。日本人としての贔屓目かしら。また小さい役でもいいから、少しずつ念願のハリウッド・アクションで活躍していけるといいですね。
不満だった点もあります。東洋の武術の達人ジェット・リーに、武道もいける欧米人ジェイソン・ステイサム。アクション指導は、数々の香港アクションも手がけているコーリー・ユエン。もっともっと、アクション場面を増やして欲しかったな。私は物足りなさを覚えてしまいました。最大の難点はラストです。本作の終盤では、2回ビックリさせられる仕掛けになっています。冒頭から暫くは、ジェイソン・ステイサム演じるジャックの視点で追いかけていたのですが。終盤になって突然、ジェット・リーの視点にすり替わりました。【ローグ】に強烈に興味が湧いてワクワクしていた私でしたが、最後にもう1つ挿入されたビックリは冷めてしまいました。あれは余計です。ストーリーを捻ることばかりに囚われずに、潔く肉弾戦に力を入れてもらった方が好みでした。
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コメント
やー、いろんな意味で(←ここがミソ♪)面白かったですねー!
観る前は単純に、ジェット・リーとジェイソン・ステイサムが対立するクライム・アクション映画かと思っていたので、あの演出、展開には「・・・!」とビックラするやら可笑しいやらでこれはこれで楽しめたのでした。うふふ
で、ワタシも同じでガン・アクションに頼らず体を使ったアクションをもっとたくさん観たかったですー
せっかく得意とする二人が出ているのだから、ちょっと勿体無いですよね。
ラストのアレも不用だったかな。
いっそのことストレートに暗殺者はあのままで良かったな、なーんて思っちゃったですヨ。
石橋凌さん、渋かったですねー、素敵だったわー
ケイン・コスギの<高い位置での股わりジャンプ>キレイに決まってましたねー、お見事でした!
日本描写はたくさんあって書き切れないですが、怪しい日本語の垂れ幕、思わず一つ一つ読んじゃいましたよん。フフ
投稿: Puff | 2007年10月13日 (土) 17:58
Puffさま
TB&コメントありがとうございます。
辛口なブロガーさんも結構見かけましたが、Puffさんは温かい目で楽しめんですね。それは良かった~
>ガン・アクションに頼らず体を使ったアクションをもっとたくさん観たかったですー
そうなんですよね、その方が日本の描写が変なことを気にせずに多くの人が楽しめたような気がしますですよー
ジェット・リーにメル・ギブソンならともかくダニー・グローバーが迎え撃つというのは、心配すぎて見ていられませんでしたし(「リーサル・ウエポン4」)
その点、ジェイソン・ステイサムなら、キレのある見事な動きが期待できるのにぃ
でも、意外と石橋さんの出番が多かったのは嬉しかったです。渋いっすよねーーー
怪しい日本語の垂れ幕、アクションに集中していたので拾えませんでした。そういう意味では、もう1度確認したいです。ふふふっ
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月13日 (土) 20:21
コブタも観てきました!
この面子だけに もっともっと痺れるアクションが観たかったですよね!!
ラストのオチも、、なんか相棒との友情はどこいってしまったの!!というぶちこわしな感じでなんとも呆然としてしまった感じでした。
デヴォン青木さんの日本語、、かなり凄かったようです。
試写会で公開して、流石にこれは、、ということで吹き替えになったそうです。
ステイサムの日本語も若干字幕ほしいなと思ってしまいましたが(^^;
あと ヤクザの家にある掛け軸には笑ってしまいました!
あんな書体の掛け軸はまず掛けないですよね!!
投稿: コブタです! | 2007年10月19日 (金) 01:14
コブタさま
TB&コメントありがとうございます。
そうそう、ガンアクションもまぁ楽しいんですけど。
できれば、もっともっと肉弾戦が見たかったですよねん。
デヴォンちゃんは、やっぱり日本語に一応トライしてたんですね・・・ そんなに酷かったのか。
ジェイソン・ステイサムよりも聞き取れない感じだったってことでしょ。勝手に思い描いてニヤニヤしてしまいますわー
掛け軸の文字。気づくのが遅すぎてジーッと見れませんでしたよ。たくさん拾えたコブタさんは、その分タップリ楽しめたに違いない。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月20日 (土) 23:42
こんにちは~
TB、コメントありがとうございました。
まあ突っ込みどころ満載なのは、別にいいかな。
テイストとしてはB級感いっぱいでしたね。
ストーリーも何となくハチャメチャな感じでしたが、
ローグの真相には驚きました。でも、その後は無理くり過ぎましたね。
どうせなら、戦った後で真相を知るという方が、盛り上げ方としても面白かったのでは?
個人的にはデヴォン青木の活躍をもっと見たかったです。
彼女、実は日本語喋れるのか! と思いましたが、やっぱり吹替えですね(苦笑)。
投稿: CINECHAN | 2007年10月21日 (日) 17:29
CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
>どうせなら、戦った後で真相を知るという方が、盛り上げ方としても面白かったのでは?
確かにそうですね・・・
やっぱりツメが甘かったのかもしれませんー。
私も、デヴォンちゃんは幾らか暴れまわるんだと期待してたんですよ。何か勿体ないですね。
投稿: 隣の評論家 | 2007年10月21日 (日) 20:17