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2007年11月20日 (火)

スターダスト

「スターダスト」
<STARDUST>/製作:2006年、アメリカ=イギリス 126分Stardust    
監督、脚本:マシュー・ヴォーン 出演:クレア・デインズ、チャーリー・コックス、シエナ・ミラー、ルパート・エヴェレット、ピーター・オトゥール、ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロ
2007.11.20 MOVIX10周年ありがとうキャンペーン¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「追いかけよう、世界の果てまでも・・・」

邪悪な魔女、空飛ぶ海賊、亡霊の王子たち――
流れ星が恋に落ちたとき、運命が動き始める

もう観に行けないかと諦めかけていたんだけど、何とか間に合いました。ファンタジーということで軽い気持ちで見ていると、意外と複雑に入り組んでるストーリーという印象を受けるかも。私には、誰が何を狙っているのか、シッカリと整理しながら見ないと楽しさ半減な1本でした。アメリカ=イギリスと合作映画のようですが、どちらかと言うとイギリス寄りな味わいだと思います。コミカルな場面は、『サタデーナイト・ライヴ』というよりは『モンティ・パイソン』タッチだった気がしたもので。何とも豪華な出演陣が嬉々として楽しんで演じているので、その辺りも存分に楽しむことをおススメします。

ウォール村に建てられた壁の向こうには【ストームホールド】というファンタジックな王国があった。ウォール村の若者トリスタン(チャーリー・コックス)は、憧れのヴィクトリア(シエナ・ミラー)に愛を告白しようとしていた。その時、流れ星が・・・。「あの流れ星を私にくれたら結婚してもいいわ」という無茶な言葉を真に受けて、トリスタンは現場へ向かう。そこは、壁の向こうの【ストームホールド】だった!そこにはイヴェイン(クレア・デインズ)という女性の姿があった。「私が流れ星よ」というイヴェインの首には、ストームホールドの王位の証であるルビーの首飾りが。王位継承の為にイヴェインの首飾りを狙う王子たち、永遠の若さを求めて流れ星であるイヴェインの命を狙う邪悪な魔女ラミア(ミシェル・ファイファー)トリスタンイヴェインの冒険の旅が幕を開けた!

とまぁ、私にとっては簡単にまとめられない複雑なストーリーでありました。星なのに、人の姿で生き続けられるの?細かい突っ込みはしないでおきましょう。これはもう、ファンタジックな雰囲気をひたすら楽しむ方がお得だと思います。ストームホールド王国で見る現象やアイテムやキャラクターは楽しいったらありません。 魔女が繰り出す魔法もワクワクするし、店で売られているアイテムも変テコだったりロマンティックだったりします。イヴェインが地上に落ちたと知り、ユニコーンが助けに来てくれました。姿の美しさのみならず、聡明で頼もしいんだ。トリスタンが毒を飲まされそうになった時も助けてくれたっけ。それなのに、簡単に消しやがってよー、おバカっ。私は、もう少しユニコーンの活躍が見たかったな。

最初は、坊ちゃん刈りで頼りなかったトリスタンヴィクトリア?あんな嫌な女に夢中になるなんて、バッカじゃないの!!!と、最初は怒りマークで見ていた私でした(苦笑)。しかし、この奇抜な旅を通して少しずつ頼もしくなっていきます。人を愛する事の意味も知ったのか、人を見る目が養われていくのが嬉しかったですね。トリスタンに一番影響を与えたのは、謎の海賊団のキャプテン・シェイクスピア(ロバート・デ・ニーロ)だったかもしれません。凛々しい場面もお馬鹿な場面も余裕の存在感で楽しんで演じてくれたデ・ニーロさんに、心からお礼を言いたいと思います。思えば、トリスタンが立派に見えてきたのは、キャプテンが散髪を施してからでした。「散髪する」と言っているのに、髪が伸びていましたけどねぇ(笑)。もう1人素晴らしかったのは、邪悪な魔女を嬉々として演じてくれたミシェル・ファイファー。醜悪なメイクも全て自分で演じているようでした。ほんの短い間だけ魔法で若さを取り戻した時に、全裸で鏡に自分を映してウフッと見とれるポーズを取るシーンが本当に可愛かった!『ヘアスプレー』でも悪役を軽やかに楽しんで演じていた姿には好感を持ちました。やっぱり素敵な女優さんだなぁ。

肝心の流れ星イヴェインですが。クレア・デインズは、とっても可愛い女優さんだと思うんだけど、個人的にはもう少しキャリアの浅い新人さんを起用して欲しかったな。クレア・デインズは割とベテラン寄りの印象があるし、オデコや眉間の皺が少し気になりました。でも、イヴェイントリスタンに恋心を抱いていくにつれ輝きを増していくという描写は良かったな。何てったって、《星》ですもんね。女性は素敵な恋をすると輝いて見えるもんだと言いたかったのかなぁ。うーん、私も輝いてみたいところです。Stardust2それでもって、本作のストーリーで一番面白いと思ったのが王位を争う王子たち。冒頭では、7人兄弟の3人が既に死んでいるという設定。誰が王位を継ぐか突き止めるまでは成仏できないらしいです。あくまでもコミカルなタッチだったけど、自分が王になる日を夢見る余り、兄弟同士で出し抜きあっている。どうやら、血の繋がった兄弟をヒッソリと殺害した輩もいるらしく。いやぁ、男社会の恐怖だなぁと思ってしまいました。それでも、その頂点にいるストームホールド王を演じたピーター・オトゥールの存在感は、僅かな出番ながらにさすがでございました。

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コメント

本当に、心わくわくしちゃうファンタジーでしたね~
出だしから引き込まれちゃいました。

>これはもう、ファンタジックな雰囲気をひたすら楽しむ方がお得だと思います。

そうそう、突っ込み部分を捜していたらたくさんありすぎですよね。
それよりも細かい笑い(山羊の叔父さんとか幽霊兄ちゃんたちとか)に受けてました。

主演の二人は、もちっと花が欲しかったですが・・・

TB送ってみますが、うまくつくかしら・・・

投稿: jester | 2007年11月22日 (木) 19:06

となひょうさん、こんにちは。
拡大上映系作品にめっきり気持ちが向かない私ですが、この世界はやっぱり劇場体験しなくちゃといってきました。
イマイチという覚悟もしていたのに、わたし的にはかなりよかったです。
亡霊ブラザーズも魔女シズターズも海賊チームもすんごく楽しかったですよねー。
そして、そうそう、ユニコーンが素晴らしかった!!!
ユニコーンに出逢って、俄然乗り気になった私です。
クレア・デインズはホントちょっと残念なキャスティングでしたが、それがゆるせるほどに助演陣がよかったので満足。
ヤギもよかった♪

投稿: かえる | 2007年11月23日 (金) 10:41

TB&コメントありがとうございます。

★jesterさま
そうなんですよね。
突っ込み部分は多々あるんだけど、気にしないで楽しめる作品でしたー
幽霊兄ちゃんの場面は面白かったし、そうそうヤギのオジサンも笑ってしまいましたー
男なのに女に変身させられて、声は男ってところも可笑しかったですね。
主演の2人にはイマイチという声が多いですね(苦笑)
それでも楽しめたけど。

投稿: 隣の評論家 | 2007年11月23日 (金) 19:12

★かえるさま
うぉーーーん、何かご無沙汰してしまってすみませんー
イマイチと覚悟してたのに楽しめたのなら何よりですー!

>ユニコーンに出逢って、俄然乗り気になった私です。

やっぱり、お馬さんは見逃せないですね。
まだ余り色々な方のレビューを覗いていませんけど、ユニコーンについて触れている方に出逢えて本当に嬉しいです。

>亡霊ブラザーズも魔女シズターズも海賊チーム

どれもコレも最高でしたね。
海賊たちは、キャプテンの全てを知ってて知らないフリをしていたという展開も素敵でした。(書くのを忘れてしまった・・・)
そうそうそう、何しろ助演陣が最高でしたよね。

投稿: 隣の評論家 | 2007年11月23日 (金) 19:42

毎度! こんばんは~
こちらもTB・コメントありがとうございました。
何で流れ星が人間の姿? なんてことは突っ込んじゃいけないのかも。微妙に引っかかってたんですけどね(苦笑)。
なかなか楽しいお話でした。
やっぱりデ・ニーロとミシェル・ファイファーが良かったですね。

投稿: CINECHAN | 2007年11月27日 (火) 23:51

いやあ、デ・ニーロすばらしかったですね(笑)
ついこないだ『グッド・シェパード』での重厚な演技を観た直後だけに
「コワモテのイメージを崩したくないんだ」というセリフがありましたけど、ものの見事にブチ壊してくれました
そういえば『アナライズ・ミー』もイメージと素の自分に悩む話らしいですけど、オカマ踊りはやりすぎとしても、今回みたいな役のほうが素のデ・ニーロに近いのかもしれませんね

ユニコーンについてこだわってるのがとなひょうさんらしいですね。確かにもう少しファンタジーならではの生き物を色々出してほしかったです

投稿: SGA屋伍一 | 2007年11月28日 (水) 08:10

TB&コメントありがとうございます。

★CINECHANさま
よく考えてみると、突っ込みどころが満載ではあるんですよね。流れ星にクレア・デインズかぁ・・・と思っていたんだけど。同じように感じた人がたくさん居たみたいで(笑)。
とにかく理屈抜きで楽しんだもん勝ちといった感じの作品でしたね。
デ・ニーロさんとミシェル・ファイファーは最高でした。

投稿: 隣の評論家 | 2007年11月30日 (金) 17:59

★SGA屋伍一さま
そうなんですよね。
『グッド・シェパード』のことを思い出すと、今回のデ・ニーロさんにはビックリしてしまいます。
彼にできない役は無いですね。
いつものことながらに感心してしまいました。

>ユニコーンについてこだわってるのがとなひょうさんらしいですね。

気に留めている人も少ないですけど(笑)ユニコーンの賢さには惚れ惚れして見ていました。
せめて、もう少し活躍を見せて欲しかったと思います。

投稿: 隣の評論家 | 2007年11月30日 (金) 18:21

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