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2007年12月14日 (金)

アイ・アム・レジェンド

「アイ・アム・レジェンド」
<I AM LEGEND>/製作:2007年、アメリカ 100分I_am_legend    
監督:フランシス・ローレンス 出演:ウィル・スミス、アリス・ブラガ、サリー・リチャードソン=ホイットフィールド、ウィロー・スミス、チャーリー・タハン
2007.12.14 TOHOシネマズ・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「地球最後の男に希望はあるのか。」

私の名はロバート・ネビル。ニューヨークで生き残っている。
もし誰かこれを聞いているなら、もし誰か他にいるなら・・・誰でもいい、応えてほしい。

どんな映画でも、見る人によって感想は変わってくるものですが。明らかに意見が分かれそうな複雑なテイストの作品と、幾分わかり易いシンプルなストーリーの作品があると思います。本作は、どちらかと言うと後者かもしれません。日米同時公開の為、余り情報が入ってこない状態で鑑賞した訳ですが。私の感想は、かなり少数意見かもしれません。実は、この作品を見て号泣してしまいました。自分でも意外な展開だったのですが、私の〈入れ込みポイント〉を紹介しつつ、まとめてみたいと思います。

2012年のニューヨーク。ウィルスの蔓延から始まり、世界は壊滅状態に陥る。人の気配が無い苔むしたニューヨークで、愛犬のサムと共にたった1人で生き抜いてきたロバート・ネビル(ウィル・スミス)。優秀な科学者でもある彼は、人類を滅亡から救う手立てはないかと模索していた。夜になると蠢き出す危険な生物【ダーク・シーカーズ】の襲撃から逃れながら、3年もの間、他の生存者を探し続けていたのだ。果たして、彼の運命は・・・?!

『メン・イン・ブラック』 『インデペンデンス・デイ』 『アイ,ロボット』 と、数々の作品で地球を救ってきたウィル・スミス。彼の主演最新作ということで、激しいバトルシーンを期待する人が多いと思います。それだけに物足りなく感じる人もいるのかな。本作は〈戦うウィル・スミス〉よりも、たった1人だけ生き残った孤独に苦しむ表情が印象的でした。愛犬サムと片時も離れずに行動し、よく行く店にマネキン人形を何体も置いて話しかける。毎日のように無線で「生存者はいますか?あなたは独りではありません!」と問いかけているのですが。マネキン人形に話しかける底抜けに明るい口調と、その後にフッと見せるつらそうな視線。きっと、孤独に耐えられなかったのではないでしょうか。無線で語る言葉は、まるで自分に言い聞かせているようにも見えました。ウィル・スミスの出演作を振り返ってみると、『アリ』 『幸せのちから』 といったシリアスな演技でアカデミー賞にノミネートされたものもあります。ウィル・スミスご本人としては、シリアス路線にチャレンジしたいという向上心で一杯なのかもしれませんが。私としては、そんなに躍起にならなくても大丈夫だよと伝えたいなぁ。本作での陽気さと淋しさの2つの表情にはグッときましたもん。

さて、日米同時公開したばかりなので、激しいネタバレは避けておきますが。私が特に印象的だった部分を詳しく書いていこうと思います。謎の生物【ダーク・シーカーズ】との攻防戦こそが本作の見どころだとは思うのですが。私は寧ろ、ヤツラがまだ姿を見せない前半こそが魅力的に感じました。私にとって、本作の陰の主役はネビルの愛犬サムでした。世界を救うための研究という、本来の目的意識すら薄れてしまうくらいに孤独感を味わっているように見えたネビル。そんな彼の側を離れずに、寧ろ彼を手伝っていたサム。〈サム〉とは〈サマンサ〉の愛称だったようです。女の子だったんですね。まだ人々が普通に暮らしていた頃、《世紀末》は突然襲ってきたようです。逃げ惑う人の波で、家族は逃がしても自分はニューヨークに残る決意をするネビル。そんな緊急時にも関わらず、まだ子犬だったサムに「サム、パパを守って!」と懇願しながらサムを手渡すネビルの愛娘。娘さんとサムは大の仲良しだったのではないかと想像します。サムを抱きかかえながら、蝶々の真似をしてはしゃぐ娘さんの姿がありましたが。立派に成長したサムが、廃墟となったニューヨークをネビルと歩き回るシーンで印象的な部分がありました。草むらの中で舞う1羽の蝶々を首を傾げて眺めるサム。恐らくサムは、娘さんとの約束をずっと忘れていなかったと思うんです。娘さんの分もパパを助けて支え続けるんだワン。愛犬の鑑です。サムの気持ちを考えて見ていたので、号泣してしまいました。周りで鼻をすすっているような音は一つもしませんでしたけど(恥)。孤独であったにせよ、ネビルの側にサムがいて本当に良かったと思いました。他にも、サムが「野菜を残したらダメだぞ」と注意されながら身体を洗ってもらっている時の表情や。ネビルと一緒に並んでルームランナーで走っている姿が愛らしくて抱きしめたくなりました。

【ダーク・シーカーズ】の群れがうじゃうじゃと襲ってくる場面とか、【ダーク・シーカーズ】の親分格みたいなヤツがやたらと強靭で賢かったりする描写とか。ネビルの運命の行く末も絡めて、後半はドバーンと見どころ満載なんだとは思いますが。サムが登場しなくなった後半には、それ程に興味を持てなかったというのが正直な感想であります。それでも、私は楽しく鑑賞できました。

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コメント

こんばんは。

サムのエピソードは辛かったですね。
実を言うと、あれが猫じゃなくてよかったと
内心ホッとしていた嫌な自分がいました。

ただ、他の生物のときでも
愛猫に重ねるときもあって(『河童のクゥ〜』など)
そうはならなかったところに、
ぼくにとってのこの映画との<距離>が表れている気がしました。

投稿: えい | 2007年12月14日 (金) 23:05

えいさま
TB&コメントありがとうございます。
サムのエピソードは辛すぎました・・・
ずっと男の子だと思っていたので、実は女の子?と気づいた時に、またグーッと入り込んでいきました。
ダーク・シーカーズの場面よりも鮮明に覚えています(泣)。
愛猫と重ねられませんでしたか?
まぁ、ニャンコさん達は街に出ずにお家でジッとしてそうですよね(笑)。

投稿: 隣の評論家 | 2007年12月15日 (土) 13:07

となひょうさん、こんばんは♪

やっぱりウィルスミスの演技力あってこその作品でしたね☆
わんちゃんとのシーン、ほんとジンときましたね〜
となひょうさん、感受性お強いのね☆

投稿: mig | 2007年12月15日 (土) 23:53

おしてしまいました、、、、
TBコメントありがとうございます♪

わたしも楽しめた派です☆

投稿: mig | 2007年12月15日 (土) 23:54

migさま
いらっしゃいませ!訪問ありがとうございました。
そうなんですよねー、ワンちゃんの場面は辛かったですー
動物ものには、どうも弱くて。
犬が出てるって知ってたけど、まさかあんな展開になるとは思っていなかったので。心の準備ができていませんでした。
日米同時公開だと、情報が入ってこないから。
見てみてビックリしちゃう場合が多いですね。

投稿: 隣の評論家 | 2007年12月16日 (日) 10:11

トラバどうもでした。

犬好きには辛いシーンでしたね、ウチはペットいないのでその辺は感情移入しないで済みました。
ウィルの表情が上手かった、と関心してました。
サムがいなけりゃ本当に独りぽっちですから、ヤケになるのも判ります。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月16日 (日) 18:44

くまんちゅうさま
TB&コメントありがとうございます。
ワンちゃんのエピソードは辛かったです。
ウィル・スミスの表情、とても良かったですよね。
だからこそ、ワンちゃんの最期の場面で涙が止まらなかったのかもしれません。
後半は一気に進むので少し驚きましたが、なかなか楽しめました。

投稿: 隣の評論家 | 2007年12月16日 (日) 23:09

やー、どもーー!
文は何やら元気そうですが、今週は体調が芳しくなく家でじっとしておるですよ・・・・・ううう

でで、この映画、なかなか良かったですよね!
ワタシもどちらかと言うと前半の方が作品の質としては良いのかな、と思いました。
ダークシーカーズたちが頑張る?後半はエンタテイメントとして見応えあったですネ。
そしてそしてワンちゃん。
ワタシもぐっと来ちゃいましたよー
いろいろな場面が印象的ですけど、バスタブで体を洗ってあげるシーンも薄日が射し込んで何だかほのぼのとして良かったです。
(・・・そういえば、今、ホワイトプランも体を洗ってますネ)

PS:珍しくTBが入りませんでした・・・・・ガックシ

投稿: Puff | 2007年12月20日 (木) 19:30

となひょうさん、私も泣きました~~
サム、最高でしたよね!

ボブ・マーレーのエピソードも良かったし。

でもま、最初はこんな話だと思ってなかったので、ひえ~~とへっぴり腰になりましたけど・・・
結構良かったです。

しかし「ウエイトレス」で落ち込み、これで元気になる私っていったい・・・???

最近TBがうまくつかなくなっちゃいました・・・(涙

投稿: jester | 2007年12月20日 (木) 19:37

訪問ありがとうございます。
TBの不具合、ご迷惑をおかけします・・・泣

★Puffさま
だ、大丈夫ですかっ
この頃、めっきり寒いですもの。
温かくして乗り切ってくださいませー
ですねー、後半ダークシーカーズがあんなに頑張っていたんですけどねー。全てサマンサちゃんにかき消されてしまいましたわ。
ダークシーカーズのリーダー格野郎が、ネビルに罠を仕掛け返す展開は面白いと思ったんですけどね。
とにもかくにも、本作の助演女優賞はサマンサちゃんで決まりなのっ

>そういえば、今、ホワイトプランも体を洗ってますネ

ここに思わず笑ってしまいました。
お父さん、最初は気持ち良さそうなんだけど、お兄ちゃんの洗い方が上手じゃないのか、怒ってますよねー(笑)


★jesterさま
おおおおおお、jesterさんも泣いちゃいましたかー
やっぱり、動物好きには耐えられないエピソードでしたよねん。あれがネコだったら、嗚咽状態になること間違いなしですだ。

>しかし「ウエイトレス」で落ち込み、これで元気になる私っていったい・・・???

いやいや、元気になれたのなら良かったです。
後半の失速モードに、不満の声も挙がっちゃってるようだし。楽しめたのなら何よりー

投稿: 隣の評論家 | 2007年12月20日 (木) 21:28

動物好きのとなひょうさんには、ツボであると同時にとっても辛い映画だろうな、と思って観てました

冒頭でサムを助けるために怪物たちの巣窟へ恐る恐る足を踏み入れていくシーンがありましたが、ここだけをとってもサムがネビルにいかにとって大事だったかよくわかりますね

ハンターの中には狩猟中犬がいなくなってしまうと、「そんな駄犬はいらん」と置いて帰ってしまう輩がおるそうですが、そんな人でなしどもにはネビルのツメの垢をのませてやりたいです

「あれがネコだったら」という意見が多いですね。同感ですがネコはあんなに役に立たないと思います(笑)

そういえばとなひょうさんの好きな『シュレック』も意外なところで活躍してましたっけ。この作品ってアメリカではもう『古典』になっちゃってるのかなあ

投稿: SGA屋伍一 | 2007年12月22日 (土) 09:40

はじめまして
「虎猫の気まぐれシネマ日記」のななといいます。
TBさせていただきました!
私も,サムが死んでからは,この物語が急に生彩を欠いて見えました。
3年間まるで伴侶のように,なくなった妻子の分もネビルに寄り添ってきた忠実なサムは,まるで犬には見えませんでしたもの。
ネビルとの食事シーン,眠るシーン,心が通じ合っている様子は,人間と変わりありませんでしたね。
私にとっても,この映画のクライマックスシーンは,ラストではなく,サムが死ぬ場面でした。うう・・・。

投稿: なな | 2007年12月22日 (土) 22:53

TB&コメントありがとうございます。

★SGA屋伍一さま
そうなんですよ、ネコ派の私にとっても、改めてネコ以外の動物も大好きなんだと再認識させられた作品でしたー
サムの右目の横にあるホクロみたいなシミみたいな小さな模様とか。同じに見えて何か特徴があるものなんだなーと、多分誰も気にしてないところであろう部分も拾ってました。

挙げて頂いたハンターの話、ちぃとばかし頭にきますね!!!1人生き残ってみろやい!!!って感じです。

『シュレック』の登場。あれ小さく喜んでいました。
しかも、ネビルはセリフを丸暗記しているし。
ウィル・スミスだったら、コミカル演技もいけるから何気に似合っておりましたね。

投稿: 隣の評論家 | 2007年12月23日 (日) 12:59

★ななさま
初めまして、こんにちは!
TB&コメントどうもありがとうございます!!!

>3年間まるで伴侶のように,なくなった妻子の分もネビルに寄り添ってきた忠実なサムは,まるで犬には見えませんでしたもの。

ネビルが独りで闘ってこれたのは、サムという存在があってこそですよね。

>この映画のクライマックスシーンは,ラストではなく,サムが死ぬ場面でした。うう・・・。

私も、あの場面は耐えられませんでした。
でも周りで誰も泣いている様子がなかったので、鼻をすする音を堪えるのが大変でした・・・

投稿: 隣の評論家 | 2007年12月23日 (日) 18:09

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