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2008年2月29日 (金)

2月に鑑賞した映画たち

劇場公開で鑑賞した作品 合計11本でした。
2月に鑑賞した作品の中でベスト1は「アメリカン・ギャングスター」でございます。2月は短めなのに、何だカンだで頑張れた気がします。1月に比べると、私としては質の高い月でもありました。でも、ちょっと疲れちゃったな。3月は珍しく気になる作品が少なめなので、映画鑑賞以外の遊びもしていきたいところです。

「君のためなら千回でも」   3.8★/5.0★

「エリザベス:ゴールデン・エイジ」   3.8★/5.0★

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」   3.5★/5.0★

「デイ・ウォッチ」   4.0★/5.0★

「潜水服は蝶の夢を見る」   4.0★/5.0★

「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」   3.5★/5.0★

「L change the WorLd」   3.8★/5.0★

「リアル鬼ごっこ」   3.5★/5.0★

「アメリカン・ギャングスター」   4.5★/5.0★

「歓喜の歌」   3.8★/5.0★

「ラスト、コーション」   3.8★/5.0★

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2008年2月27日 (水)

君のためなら千回でも

「君のためなら千回でも」 
<The Kite Runner>/製作:2007年、アメリカ 129分Kiminotamesenkai        
監督:マーク・フォースター 出演:ハリド・アブダラ、ゼキリア・イブラヒミ、アフムド・ハーン・マフムードザダ、ホマユーン・エルシャディ、ショーン・トーブ、アトッサ・レオーニ、アリ・ダネシュ・バクティアリ
2008.2.16 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「この誓いは今、君に届くだろうか。」

人はなぜ、大切なものが見えなくなるのか?
人はなぜ、時が経たないとそのことに気づかないのか?
失ってからしか、その重みは量ることが出来ない。
今だからこそ、君に伝えたいことがある。

===(チラシよりストーリー紹介)===
まだ平和だったアフガニスタン。少年時代のアミール(ゼキリア・イブラヒミ)ハッサン(アフムド・ハーン・マフムードザダ)は強い絆で結ばれていた。アミール12歳の冬。恒例の凧揚げ合戦で優勝したアミールは、凧を追っていた途中、ハッサンが街の不良から暴行を受けているのを見てしまう。だが、勇気がなく助ける事ができなかった。以来、気まずさを感じ、アミールハッサンを遠ざけるようになる。時を同じくしてソ連軍が侵攻、アミールは後悔の念を抱いたままアメリカへ亡命し、二人が再び会うことはなかった。20年の歳月が流れ、平穏に暮らすアミール(ハリド・アブダラ)の元にアフガニスタンの恩人から一本の電話が入る。「まだ、やり直す道はある」アミールは、意を決してタリバン独裁政権下の故郷へと向かう。あの時のハッサンの言葉に応えるため、そして今、君への誓いを伝えるために。しかし、そこに待ち受けていたのは、思いもかけない衝撃の真実だった・・・。

チラシを何気なく読んで、予告編を見かけたことがあるくらいで。余り予備知識を入れずに観に行きました。〈アメリカ映画〉という括りだったし、ひたすら感動できる作品なのかと思い込んでいました。実際には、アフガニスタンでの場面が多く、〈社会派〉の色合いが濃かったような気もしました。coldsweats02しかも、よく考えてみると【タリバン政権】という言葉だけは耳慣れているけれど、きちんと理解できていなかった節がありまして。coldsweats01タリバン政権下の閉塞的な世界に、緊迫の余り背筋がゾッとなった描写もありました。

この作品は、アミール青年の【贖罪の物語】だとは思いますが。私にとっては、アミール青年よりもアミール父親(ホマユーン・エルシャディ)の方が印象的だったりしました。eyeアミールは裕福な家庭に育ちます。ハッサンは、召使の息子です。アミールハッサンは、仲の良い少年時代を過ごしています。ハッサンの凧揚げの腕前はかなりのもので、アミールの凧をアミールの為に揚げていました。sunある事件から2人の中に亀裂が入ります。thunderハッサンが、街の不良に「殴る蹴る」だけではなく性的暴行も受けてしまうのです。punchハッサンを探しに行ったアミールは、その現場を目撃してしまいます。自ら止めに入るどころか、助けを呼びに行くことも出来ずに、途中で逃げ出してしまいます。その日以来、アミールハッサンと今まで通りに接することができなくなってしまいます。それどころか、ハッサンを遠ざける為に自分の腕時計watchをわざとハッサンの部屋に隠して、ハッサンを泥棒扱いさせます。直視することすらできなくなってしまったハッサンを、家から追い出そうとしたのです。卑怯な行為かもしれないけれど、アミールは怖くて仕方なかったのかもしれません。しかし、その後の展開は更にアミールの心に深く刻まれたことでしょう。アミールに罪を問われたハッサンは、やってもいないことを自分がやったと認めてしまいます。そして、ハッサンを許すと言うのです。許すから、この家から出て行かなくても良いと。「何故、ハッサンは嘘をついたのか?」 「何故、父はハッサンを守ろうとしたのか?」  自分の取った卑怯な行動が、予想もしなかった展開を招きました。アミール少年の心は、大きく揺らいだと思います。一生忘れる事のできない出来事となってしまったのではないかしら。

そして、アミール少年の心に大きく焼きついたであろう出来事がもう1つありました。ソ連軍が侵攻した事により、アフガニスタンの平和は揺らいでいきます。は、アミールを連れて亡命する決意をします。亡命者を隠密に乗せたトラックが、1人のソ連兵に見つかってしまいます。「奥の女性と相手をさせてくれたら通してやる」と、銃を向ける兵士。誰もが恐怖で固まってしまう中、アミールの父が立ち上がります。そんなことは許さないと、命よりも正義を貫こうとします。正義感が強く、勇気溢れる凛々しいの姿。horse映画を鑑賞しているだけの私にも、強烈な印象を残したのですから。アミール少年には、そんなの姿が衝撃的に映ったのではないかしら。

やがて、亡命に成功してアメリカで暮らす2人がいました。アミール青年は、大学を卒業しました。そして、ソラヤ(アトッサ・レオーニ)という女性と運命的な出逢いをします。heart01ソラヤにプロポーズすると決断した辺りから、アミールが少しずつ変わっていくように見えましたが。大なり小なり、父の影響があったのではないかと想像します。それが小さいものであっても、勇気を持って一歩ずつ踏み出していくアミールrock少年時代の衝撃的な思い出が、少しずつ彼を変えていったのは理解できるのですが。ハッサンもまたアミールのことを大切に思い続けていたというのは、正直なところ少し意外に感じてしまう私がいました。ハッサンアミールに向かって「君のためなら千回でも」 と言う素敵な言葉が、余り印象に残らなかったのかもしれないです。(バカ、バカ私のバカsign04shockハッサンの死を知らされて、危険度dangerが高まる一方のアフガニスタンへ再び向かうアミール。そして知らされる、衝撃の事実。sign03過剰な演出はなかったけれど、アミールは少しずつ逞しく生まれ変わっていったのだと信じたいです。
これは余談になりますが。情勢は不安定であっても、アフガニスタンの抜けるような青い空sunemptyと美しい山並みfujiは深く心に刻まれました。こんなに素晴らしい自然の中で、凧揚げをしている子供達の元気な姿が眩しく映りました。note

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2008年2月25日 (月)

【アカデミー賞】一口メモ

今年も、待ちに待ったイベントが無事に終わりました。

「第80回アカデミー賞受賞式」

Domokun2 脚本家たちによるストライキも無事に収束し、無事に開催されました。今年も、WOWOWで生中継されました。これから、字幕つきの編集版が再放送されます。(ちょうと今、放送中かな)私は、今年も有給休暇を取って生中継を録画しながら見守りました。eye不親切で申し訳ございませんが、結果を全て書き連ねるという作業は省かせて頂いて。bearing(ノミネートと結果はコチラ)今回は、色々と印象に残ったことを箇条書きで綴ってみたいと思います。

★助演女優賞→ティルダ・スウィントン/『フィクサー』
主演とダブル・ノミネートされていたケイト・ブランシェットが受賞すると思っていた人が多かったようですが。ケイトも大好きだけど、ティルダも好きなので。heart03私は、とても嬉しかったです。『コンスタンティン』での中性的で不思議な存在感も素敵だったし。『ナルニア国物語/ライオンと魔女』で演じた白い魔女の圧倒的な存在感も素晴らしかった。今回は、また全然違う役柄なので。公開されるのが、今からとても楽しみです。happy02ティルダは、まさか自分が受賞するとは思っていなかったようで、名前を呼ばれてとても驚いてました。もしかしたらスピーチも用意してなかったんじゃないかしら。そんな様子も、何か自然体で好感を持ちました。ribbon

★主演女優賞→マリオン・コティヤール/『エディット・ピアフ 愛の讃歌』
2007年に見た作品の中で、私が選んだベスト・アクトレス。個人的には、ケイトを応援してたけど、やっぱり嬉しいですね。マリオン自身、欲しいけど自分ではないと思ってたのかなぁ。confidentスピーチの時にガチガチに緊張していたらしく、オスカー像を持つ手が心持ち震えているように見えました。彼女を素敵だなぁと思ったのは、受賞するより前の場面。メイクアップ賞も『エディット・ピアフ』が受賞したんですけども。rouge受賞者のスピーチする姿を温かい眼差しで見守りながら、まるで自分のことのように涙を浮かべている表情が愛らしかったんですよ。1人の女性としても、とても魅力を感じました。virgo

★女優部門の結果が予想外だったんだとは思うけど。WOWOWで司会をしている2人が「意外だ」を余りにも連発するので、ちょっとムッときました。生放送だし、興奮するのはわかるけどさぁ。何か失礼じゃな~いsign02司会進行としての腕はどうなのよsign02しかし、ゲストとして参加していた菊池凛子の落ち着いた話し方には感服いたしました。「ジョン・トラボルタの髪型、あれはどうなんでしょうね?」という、どういう意味で言ってるのか微妙な問いかけpunchにも「愛らしい感じですね」と上手く返していたんよsign04。まだ20代なんでしょ。もう30代の私には、1人の人間のお手本として深く刻まれた素敵な姿でした。shine彼女はダニエル・デイ・ルイスのファンらしくて。「彼の演技には俳優として勇気づけられます」というコメントも素敵だったんだよなぁ。これからも応援しています、色々と頑張ってくださいね。rock

★アカデミー賞にノミネートされること自体が素晴らしい栄誉なんですよね。今年の結果で印象的だったのは、作品賞にノミネートされた5つの作品が、何らかの部門で必ず1つは受賞していたことです。多数ノミネートされても1つも受賞しない場合だってある訳で。その点、今年は偶然にも公平な結果となったのです。ちょっと素敵だなぁと思いました。wink

★毎年かもしれないけれど、最前列の席に貫禄タップリに座っているジャック・ニコルソン。アカデミー賞の司会って、毎年同じ人という訳ではないけれど。ジャック・ニコルソンって、進行の途中でよく問いかけられるんだよね。kissmark今年も、ジョークのネタとして名前を挙げられていたり。プレゼンターの人にも振られていた気がする。smileそれ程に、大御所ってことだよなぁ。crown

★正装していると、映画の役のイメージと全然違うことが多いですね。『ジェシー・ジェームズの暗殺』で助演男優賞にノミネートされたケイシー・アフレックは、かなりのイケメンさんだったし。lovely(映画では髪がクシャクシャで汚い役作りだった印象もあって)
ジェームズ・マカヴォイも、かなりのイケメンさんだなぁ。lovelyタムナスさんの姿が、まぼろしのようだわ。モデルから出身のノーマン・リーダスみたいだったぁ(知ってる?)
一番驚いたのは、ジョシュ・ブローリン『プラネット・テラー』『アメリカン・ギャングスター』では、悪のオーラ全開だったけど。お髭を剃ってピジッと正装した姿は、とても素敵でヨダレが落ちそうになりました。lovelyheart02この化けっぷりを見て、『ノーカントリー』が早く見たくて見たくてたまらなくて。公開初日までタイムスリップしたくなってしまいました。run

★プレゼンターで登場した『ハムナプトラ』の《スコーピオン・キング》で有名なザ・ロックさん。お名前はドウェイン・ジョンソン と呼ばれていました。「ザ・ロック」というのはリング・ネームなのかな?

★ダブリン出身のコリン・ファレル『Once/ダブリンの街角で』の主題歌の紹介者として登場しました。コリンって、確かお子さんが難病にかかってしまい、看病に専念する為に俳優業をお休みしてたんですよ。登場したってことは、だいぶ落ち着いたのかな。良かった、少し安心しました。happy01

★昨年、自殺未遂を図ったというニュースが流れたオーエン・ウィルソン。どの賞か忘れましたが、プレゼンターとして登場しました。良かったぁ復活したんですね、安心しましたー。happy01

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

とまぁ、こんな感じです。かなり《となひょう目線》ではありますが、わかる人にはわかって頂けるかなぁなんて。まぁ、アカデミー賞の結果だけが全てではありません。ノミネートすらされなくても、自分の感性にピピピとくればそれで良しなんです。flair芸術は多数決ではありませんから、今後も自分の感性を磨くつもりで映画鑑賞していきます。movieただ、アカデミー賞というイベントを通して知った作品もたくさんありました。存分に参考にさせて頂こうと思っています。

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2008年2月23日 (土)

エリザベス:ゴールデン・エイジ

「エリザベス:ゴールデン・エイジ」
<ELIZABETH : THE GOLDEN AGE>/製作:2007年、イギリス 114分Elizabeth_golden_age     
監督:シェカール・カプール 出演:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーエン、アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン、リス・エバンス、ジョルディ・モリャ、エディ・レッドメイン、トム・ホランダー、アダム・ゴドリー
2008.2.23 劇場前売り鑑賞券¥1,300にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「敵は、外にも中にも―― そして私の心にも。」

永遠の伝説になった女―彼女は女王として国を愛し、1人の女として男を愛した。
裏切られ、傷ついても戦うことを止めなかった。
国と結婚した女王は、いかにしてイングランドの《黄金時代》を築いたのか?

エリザベスⅠ世誕生の瞬間crownを描いた前作『エリザベス』が公開されたのは1998年。もう10年も前の作品とはいえ、女優ケイト・ブランシェットとの衝撃的な出逢いに興奮したのを今でも鮮明に覚えています。大体、あの年のアカデミー賞主演女優賞をケイトが受賞しなかったことについては、今だに納得できていないんですよ。でもその後は、受賞者グウィネス・パルトロウよりもケイト・ブランシェットの方が精力的に映画に出演してた印象です。アカデミー賞を受賞すると仕事が減るというジンクスまであると聞いたことがありますが。ケイトだったら、そんなジンクスを跳ね飛ばすパワーを秘めているような気がします。

1585年のイングランド。カトリック 制度を廃止した父王ヘンリー8世の意志を受け継ぎ、プロテスタント の女王として即位したエリザベス(ケイト・ブランシェット)。カトリック派の信者は、エリザベス政権を転覆させようと機会を狙っていた。スペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、カトリック 教を復興させようと暗躍する。幽閉されたカトリック 派のスコットランド女王メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)を即位させようと目論むのだが・・・。

以上が、公式HPの解説を読みながら私が簡単にまとめたストーリー。でも、実際に私が受けた印象は少しばかり違っていました。これはあくまでも私の感想なんだけど、ちょっと《恋愛モード》が入り過ぎじゃないsign02前作を見たのは1998年、10年も経っていればエリザベスは100%国に賭ける鋼のような精神を持っているものだと決めつけていました。男性に恋焦がれる女性らしさを完全に消し去ることは難しいと思うよ。だって、何だカンだ言ったって女性だからね。virgo女王として生きること、それは女性としての喜びをも隠し通して生きること。その辛さはよく伝わったんだけど、個人的にはもっともっと政治色の強い作品を堪能したかったですなぁ。confident公式HPの解説にあるような激動の歴史が色濃く描かれているとは思えませんでした。私は、圧倒的に前作の方が好き。wink

見方を変えてみましょう。本作は、史劇スペクタクルの部分よりも女優ケイト・ブランシェットを存分に堪能すべき作品なんですわ。今年のアカデミー賞で、本作から主演女優賞にノミネートされました。ついでにいうと別の作品から助演女優賞でもダブル・ノミネートを果たしています。sign03私のわかる範囲で、ダブル・ノミネートされた方は今までに何人もいますが。ダブル受賞を成し遂げた方はいないんじゃないかしら。だって、ノミネートされるだけでも素晴らしいことですもんね。goodでも、ケイトだったら実現しかねないと思うし。実現しなくてもそう簡単に潰れる女優ではないと思っています。本作でも、前作より女優オーラが100倍増してる気がしました。shineあの輝きは、美貌やメイクといった外見上だけのものではないです。女優として歩んできた誇りと自信が、いい意味で内から発せられているのかもしれません。rockいつもより太くて大きな声と口調が、私を惹き付けて止みませんでした。これでまたケイトのファンが増えるかもしれないですね。happy02

エリザベスの側近ウォルシンガムに、前作に引き続きジェフリー・ラッシュが扮します。(大好き!lovelyエリザベスが恋焦がれる航海士ローリーを演じたクライブ・オーエンもセクシーでチャーミング。脇も豪華で楽しいのですが、敢えて1人だけ詳しく書きたいと思ったのがメアリー・スチュアート女王を演じたサマンサ・モートン。この女王は凄いですよ。エリザベスが侍女べス(アビー・コーニッシュ)に心を開いていたのとは違い。メアリーは、侍女にすら心を閉ざして本心をさらけ出そうとしませんでした。侍女がエリザベスの悪口を言えば、「お止めなさい」と叱責します。しかし、心の中では即位を虎視眈々と狙っていた訳で。eyeそれを決して表に出さず、誰にも気づかれないように振舞っていました。小さな身体に秘めた高貴なプライド。エリザベスさん、ラブラブ光線を発している場合じゃないでしょうと思った次第。coldsweats01

本作を見ていて個人的に思ったのは。現代女性の1人として、結婚して出産してもバリバリと働くのは私には無理だということ。こなしている方もたくさんいるけど、私にそんなパワーは無いわ。despair私の職場は9割が女性で、しかも辣腕な方がひじょうに多いです。あの仕事っぷりで家事もこなすのは、私には絶対にできないわ。パート・アルバイトの立場で少ない時間じゃないと働けないと思う。私にも仕事と家庭とどちらを取るのか、という選択の瞬間が訪れたら。迷いなく家庭を取りたいと思いました。think

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ライラの冒険 黄金の羅針盤

「ライラの冒険」
<HIS DARK MATERIALS: THE GOLDEN COMPASS>/製作:2007年、アメリカ 112分Lyragolden_compass    
監督、脚本:クリス・ワイツ 原作:フィリップ・プルマン 出演:ニコール・キッドマン、ダコタ・ブルー・リチャーズ、サム・エリオット、エヴァ・グリーン、ダニエル・クレイグ
2008.2.23 先行上映、劇場前売り鑑賞券¥1,300にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「人間は、その先を、まだ知らない。」

ライラ・ベラクア12歳。
真実を示す羅針盤を手に世界を変える旅に出る!

今更ながら、初めて〈先行上映〉で鑑賞しました。調べもしないで、〈先行上映〉は割増料金だと思い込んでいたんですよね。gawk通常料金だし、前売り鑑賞券でも参加できるんですー。これからも、都合に合わせて活用していこうっと。rock
一般公開は、これからなので簡単な前置きをさせて頂くと。本作は、児童文学では『ハリー・ポッター』をも凌ぐ人気だそうです。『黄金の羅針盤』に続いて『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』で完成する三部作の序の部分 となります。本作だけでは完結しないことを知った上で楽しんでください。 それと、何となく説明描写が薄い印象を受けました。既に原作を読んだファンが多いことを想定したのかどうかはわかりませんが、チラシや公式HP等で世界観をある程度予習しておいた方が素直にノレるかもしれません。私は、原作は読んでいませんが。公式HPで遊んだり、予告編映像をしつこいくらいに繰り返して見ていました。ちょっと控えた方がいいのかもcoldsweats01と思っていたくらいなんだけど、逆に楽しむ準備としては万全だったようです。

パラレル・ワールドが舞台。人間には、動物の姿をした【ダイモン】という守護精霊が寄り添っている。事の起こりは、イギリスのオックスフォード。12歳の少女ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、偶然にも叔父のアスリエル卿(ダニエル・クレイグ)が毒殺される寸前に助ける。そこからライラの運命が動き出す。世間では、次々と子供たちがさらわれる事件が発生していた。ライラの友達も行方不明になってしまう。そんな時、美しく聡明なコールター夫人(ニコール・キッドマン)と出会い、彼女の北への旅に同行することになる。出発の日、大学の学寮長に【羅針盤】を手渡される。「決して、夫人に知られてはならない」という謎の言葉と共に。旅の途中で、コールター夫人が〈子供の失踪〉事件に関わっていることがわかる。夫人の元を逃げ出したライラだったが・・・。

と、書いていてやっぱり思いました。112分にまとめるのは難しい大作なんじゃないかしら。キチンと把握していない気もするし、そもそも上手くまとめられていないしぃ。gawk公開されるのはこれからだし、なるべく多くの人に楽しんでもらいたいので。ネタバレは抜きにして、私が楽しめた点を振り返ってみたいと思います。私の最大の萌えポイントは、何と言っても【ダイモン】です。男性にはメス、女性にはオスと。反対の性別の【ダイモン】がつくんだって。toilet【ダイモン】の種類によって、その人の心を表すと言われているらしく。子供の【ダイモン】は、定着するまで種類がコロコロ変わるそうです。Lyragolden_compass3ライラ【ダイモン】は、パンタライモン(通称:パン)といいます。オコジョの姿をしていることが多いけど、猫catやネズミや蝶ribbonに変わっていました。オコジョって、こんなに小さいのsign02手の平サイズ?paper(そこまで小さくなかろうconfidentライラアスリル卿の部屋に忍び込んだ時、ライラのお転婆っぷりを止めようとするパンでしたが。虫眼鏡越しに「あっかんべー」bleahしてきたライラに、同じくベーbleahするパンが可愛くって萌え萌え。lovelyあと、パンが猫catに変身した時が可愛かった。危機一髪で助かったという時に「ライラ~」としがみついたり、好奇心が強くて危険を冒そうとズンズン突き進むライラに「危ないよ、止めようよ」と通せんぼしようとしたり。クマ族の伝説の戦士イオレク・バーニソン(声:イアン・マッケラン)と出逢った時も、ひぃぃぃーcryingとビビリまくっていました。私のお気に入り3つのポイントでのパンは、全て猫の姿でした。catどう見ても本物の猫ではないんだけど、猫大好き女にとっては我慢の限界でしたよ~(猫、触りてぇぇぇ)heart04

CGなど、映像も楽しめますが。私は、敢えて俳優さんについて触れたい。コールター夫人を演じたニコール・キッドマンは、相変わらず輝かしくて素敵でした。shine【ダイモン】は、ゴールデン・モンキーなので『猿の惑星』していて興味持てなかったけども。クリクリ巻き毛だったり、緩やかなウェーブ・ヘアだったり、ストレート・ヘアっぽかったりと。衣装も印象的なので、ニコールのプチ七変化を堪能できました。今後は、コールター夫人のバックボーンにも深く触れていくかもしれないので。内面の演技でも楽しませてくれそうです。Lyrascoresby_1024
期待以上に異彩を放っていたのが、ライラに協力するテキサス出身の飛行家リー・スコーズビーを演じたサム・エリオット。超ワイルドな爺さんで、何だか謎めいていました。どうやら、クマの戦士イオレクとは旧知の仲だったようです。イオレク「amigo」(字幕は「兄弟」)と呼び掛けていました。多くは語らないし、先頭に立って指揮を執る感じもないのですが。何となく、ライライオレクを救出するよう仕向けていた気がします。(最初、イオレクは捕まっているのです)彼は、きっと《策士》です。これからも、さり気なくライラを支えて目立たない活躍を見せてくれるのではないかしら。彼の【ダイモン】ヘスターという野ウサギです。うさぎさんsign01と萌えようとしたら、肝っ玉母ちゃんのような頼もしいうさぎでした。riceball(声はキャシー・ベイツ!)
イオレクの声を担当しているのがイアン・マッケランでした。(ガンダルフ!)太く逞しい声が、頼もしい戦士という感じがして嬉しかったです。エンドロールでは名前を出していたのに、公式HPにもパンフレットにも載せていなかった重要な俳優さんを書いておかなくちゃ。penほんのワンシーンですが、クリストファー・リーが登場します。たったあれだけなのに、さすがの存在感を発揮します。『ロード・オブ・ザ・リング』ではサルマン役でした。shadowガンダルフ(=イオレク)との絡みは無しでしたが、何か嬉しかったです。goodと、子供が喜ぶであろう作品で、素敵なジイサン達に萌えてた私です。happy02

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2008年2月20日 (水)

デイ・ウォッチ

「デイ・ウォッチ」
<DNEVNOY DOZORDAY / DAY WATCH>/製作:2006年、ロシア 132分Day_watch  
監督:ティムール・ベクマンベトフ 出演:コンスタンチン・ハベンスキー、マリア・ポロシナ、ウラジミール・メニショフ、ガリーナ・チューニナ、ヴィクトル・ヴェルズビツキー、ジャンナ・フリスケ、ディマ・マルティノフ、ワレーリー・ゾルツキン、アレクセイ・チャドフ
2008.2.20 レディース・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,000で妥当 / 評価:4.0★/5点満点★

「【光】 VS 【闇】 決戦の場は【夜】<ナイト>から【昼】<デイ>へ」

『ナイト・ウォッチ』に続く三部章の第2作。予備知識なしで本作を見て「何だコレ」と文句を言うのは筋違いってもんよ。punch必ず、前作を見てから臨むようにしてください。また、前作は見たけど殆ど覚えていないという方も、なるべく復習してから鑑賞することをおススメします。私は、他の目的でHMVを訪れた時に投げ売りしていた前作のディレクターズ・カット版DVDを購入しました。存分に復習してから鑑賞したので、無理なく楽しむことができました。とても好きだった部分と余り好きになれなかった部分がありますが。私は、擁護派に回ろうと思います。paper

人間界に存在する【光】の種族《ナイト・ウォッチ》 【闇】の種族《デイ・ウォッチ》。ナイト・ウォッチであるアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)の息子イゴール(ディマ・マルティノフ)は、《偉大なる異種》とされていた。父の過去の過ちを知り【闇】側につくことをイゴールが選び、互いの種族に結ばれた休戦協定が崩される。同時に、イゴールと同等のパワーを持つとされる異種スヴェータ(マリア・ポロシナ)は、【光】側についてアントンの下で異種としての訓練を始めた。イゴールスヴェータが戦い血を流すと、世界は闇に包まれると言われていた。【闇】の将軍ザウロン(ヴィクトル・ヴェルズビツキー)は、秘かにイゴールスヴェータを戦わせようと画策し始めるのだった。

前作は暗闇が続いてダークな色合いが濃かったのですが。今回は、ダーク色よりも過激なアクションに力を入れています。デスメタル調の鼓舞する音楽と共に、目を見張る場面が楽しいです。真っ赤な車rvcarがビルの側面をブーンと滑走したり、観覧車がゴロゴロと転がって来たり。派手なアクションに果敢にも挑んでいます。snowboardロシア映画ってそんなに見ていないのですが、今あるロシア映画のイメージを払拭しようとする気骨は、素直に賞賛したいと思います。そんな脅威の映像を楽しみながらも、地味な描写だけど好みだった場面が多々ありました。前作から引き続き、異界と人間界の境界線のしるしであるかのように、小さい虫がぷ~ん飛んでいました。異種が異界に入った瞬間、人間界に異種が身を潜めている瞬間。虫の音で判断できました。ear虫そのものは嫌いですが、この描写は面白くて好きです。本作では、人がカラスに姿を変えて侵入したり、オウムを人の姿に変えてスパイ活動をさせたりします。chick(前作ではフクロウでした)油断大敵です。coldsweats02
アントンが息子に近づく為に、敵の姿に変身する場面がありますが。その方法が面白かったです。ターゲットの顔を積もる雪に突っ込ませて、そこに出来上がった顔の型をすくい上げます。snowすると、それがマスクに変わるんです。どうも頑丈ではないようで、正体がバレて剥がされたマスクは、床の上で溶けていました。名前は忘れてしまいましたが、人形から足がニョキニョキ生えてくる魔女の相棒がお気に入りです。クライマックスで嵐が湧き起こった時、飛ばされそうになりながら必死で人の顔にへばりついていました。typhoon無機質に見えても愛敬タップリです。happy02

今作で新しく登場するアイテム【運命のチョーク】。そのチョークで望みを書けば、実現すると言い伝えられています。休戦を保ちたい【光】の王ゲッサー(ウラジミール・メニショフ)shineは勿論、ザウロンshadowもチョークを奪おうとします。本作の《キー》になるんだろうと思い込んでいた割には、その神秘性を描ききれていない気もしました。どうやら、書けば何でも叶うという感じでもなさそうでした。その人の持つパワーによって、叶えたり叶えられなかったりするように見えました。チョークそのものよりも、その人が背負う運命こそが重要なんじゃないかと思ったんですよ。大体、ガードが緩くてあんな簡単に盗まれてしまう展開にも何だか納得できませんでした。でも、実は意図的に盗まれるようにしたのだとしたら、それはそれで面白いと思いました。偉大なるパワーを秘めているとされるイゴールスヴェータ。出逢ってはいけない運命の2人。イゴールの父であるアントンは、次第にスヴェータと惹かれ合っていきます。宿敵側の息子と、味方である恋人。アントンの運命も翻弄されていくようでした。【闇】の将軍ザウロンshadowは、狡猾に色々な罠を張り巡らせます。【光】の王ゲッサーshineは、幾度となく先回りをして阻止しなければなりません。この2人もまた、運命の対戦相手という感じです。gemini『X-メン』シリーズのマグニートとプロフェッサーXを思い出しました。

なかなか面白い展開になりましたが、1点だけ好きになれない箇所がありました。本作の締め方、あれでいいんでしょうか?前作『ナイト・ウォッチ』の終わり方は、続きが気になって仕方ないエンディングでしたが。本作は、最終章への布石としては吸引力が無さ過ぎです。中盤は、あんなにワクワクどきどきして楽しんでいたのに。最後の最後で目が点になってしまいました。あのまま無理矢理に引っ張っていっても、果たして面白いんでしょうか。catfaceまぁ、答えは全て最終章『ダスク・ウォッチ』にあるのだから、見るしかないですね。

===以下、ちょっと呟きです。長くなるので省いて頂いても結構です===
:私は『ナイト・ウォッチ』を試写会で見ました。訛りのある英語で展開していき、イゴールが闇側を選ぶ手前でロシア語に変わったと記憶しています。主導権がナイト・ウォッチからデイ・ウォッチに変わることを言語で表しているのだと理解しました。そんな話がしたくて、ごく一部の方にコメント等で問いかけてみたのですが。何か反応がイマイチだったので、あれれ?おかしいなと謎を残したままの2年間でした。ところが、前作のDVDでは。ナレーションのみ英語で、本編は全編に渡ってロシア語で展開していきました。これはどういうことでしょうかsign02私は、100分近くもロシア語を英語だと勘違いしていたのだとしたら、アンビリバボー過ぎて落ち込みモードに突入です。weep前作のディレクターズ・カット版DVDには、特典で『デイ・ウォッチ』の予告編と冒頭10分程度の映像が入っていました。劇場で見た『デイ・ウォッチ』は、ナレーションが英語で本編はロシア語でしたが。DVDに入っている映像は、10分程度とはいえ全部英語だったんですよsign03まさかとは思うけど、試写会は本当に英語バージョンを使っていたけど公開時にロシア語に変えたというの?そんな現象ってあり得るのでしょうか。誰か説明できる方がいらっしゃいましたら、教えて頂けないでしょうかsign04sign04sign04sign04sign04gawk

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2008年2月16日 (土)

潜水服は蝶の夢を見る

「潜水服は蝶の夢を見る」 
<Le Scaphandre et le Papillon>/製作:2007年、フランス=アメリカ 112分Sensuifuku        
監督:ジュリアン・シュナーベル 出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、パトリック・シェネ、ジャン=ピエール・カッセル、イザック・ド・バンコレ、マリナ・ハンズ、マックス・フォン・シドー
2008.2.16 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,000で妥当 / 評価:4.0★/5点満点★

「身体は【潜水服】を着たように重くても、ぼくの想像力と記憶は【蝶】のように自由に羽ばたく―。」

ジャン=ドミニク・ボビー ELLE編集長、42歳、子供3人の父親。
ある日倒れ、身体の自由を失った。そして左目の瞬きだけで語り始める。
蝶のように飛び立つ想像力と記憶で――。

これは、実話に基づくストーリー。ELLE誌の編集長をしていたジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は、脳梗塞で倒れてしまう。意識はあるが、話せず全身を動かせない。唯一動くのは、左眼だけだった。失意の中、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)に瞬きでコミュニケーションを取る方法を教えられる。アルファベットを1字ずつ読み上げ、伝えたい言葉を1文字ずつ示すという、とても根気のいる作業だったが。ジャン=ドミニクは、その瞬きで自伝を綴り始めるのだった。

鑑賞する前は、感動の余り涙腺が崩壊するタイプの作品なのかとイメージしていました。実際に見た私の感想としては、過剰すぎない感動に優しく包まれた感じです。逆に、そこがいいのかも。私は、涙をこぼすところまではいきませんでしたが。それでも、印象的だった場面が幾つもありました。

まずは、予告編を初めて見た時から心に深く刻まれたジャンのセリフ。「ぼくは自分を憐れむのを止めた」 というもの。突然、身体の自由を奪われ、話すこともできなくなったジャン。最初は絶望の余り【死】を望んでしまうのですが。やがて、気がつくのです。flair自分には左眼以外にも残されたものがあると。それは【想像力】【希望】。だから、自分を憐れむのを止めるのだと。全身の自由を奪われた自分は、まるで潜水服を着ているかのようだけど。潜水服を脱いで、蝶のように羽ばたく夢を見ることができると。shine誰でも彼でも、こんな風に切り替えられるものでもないと思ったんですよね。派手な流れではないけれど、「自分を憐れむのを止める」と言い切る勇気に感動しました。happy02
瞬きだけで自伝を綴ろうとする、その心意気も素晴らしいのですが。根気良くジャンにアルファベットを読み上げる人達にも感動しました。このコミュニケーションの為に、アンリエットは使用頻度の高い順にアルファベットを並べます。アンリエットを筆頭に、妻のセリーヌ(エマニュエル・セニエ)、自伝を綴る手伝いをするクロード(アンヌ・コンシニ)が。しまいにはアルファベットの順番を暗記して、嫌な顔ひとつせずに1字の為に何度も何度も読み上げていました。嫌がらないだけでなく、押しつけがましさも無い。アルファベットを読んでいるだけで、普段と何ら変わらない自然体の態度だったような感じもして。この過剰ではない展開が、穏やかに心に響いたのです。happy01

入院してすぐのジャンは、面会に来た妻に「子供たちは連れて来るな」と伝えていました。友人のローラン(イザック・ド・バンコレ)には会いたいと伝えた彼に、妻は嘆いている様子でしたが。絶望の淵で「死にたい」とまで思った彼は、愛しい子供たちだからこそ、自分の今の姿を見せるのが怖かったのではないですかね。自分を憐れむのを止めてからは、会っていたし。このローランという男は、どこか陽気な雰囲気があったように感じたのですが。アルファベットを読み上げてジャンの瞬きを確認する作業を上手くできなくて、ジャンに心でツッコミを入れられていました。catfaceジャンの病室で、ジャンが横たわるべッドに足を乗っけてお疲れのご様子でした。私は和んだのですが、ジャンもまた嬉しかったのではないでしょうか。ジャンの父パピノに、マックス・フォン・シドーが扮していました。出番はかなり少ないのですが、当然の如く印象的です。ジャン自身の声ではなく、代弁者がアルファベットを読み上げる方法を電話で聞くシーン。普通に電話で会話できない現状。余りの辛さに、子供みたいに顔をクシャクシャにして泣き崩れていました。ジャンの子供への思いも印象的だったけど、パピノジャンへの親心に胸が締め付けられる思いでした。bearing

前向きになれたジャンは、美女と戯れる想像なんかもしていました。heart身体が動かないだけで、いたって普通の男性と変わらないんですよね。drama確かに、登場する女性は粒揃いの美女ばかりでしたが。私は、アンリエットが印象的だったかな。アルファベットを読み上げるコミュニケーションで、ジャンが最初に伝えた言葉は「死にたい」でした。絶望の淵にいた時だったので、そんな気持ちになるのもわかる気がします。でも、アンリエットは怒り出しました。「ひどいわ!」と、部屋を出て行くのですが。少ししたら「ゴメンなさい、言い過ぎたわ」と、戻って来ます。このシーンが好きでした。もう一つ、ビジュアルでとても印象的だったところをば。ジャンのイメージの中で、氷山がガラガラと崩れる映像がありました。waveでも、エンディングでは崩れた氷山が元に戻っていく映像だったんですよね。ジャンの心を映像にしているようで、とてもお気に入りです。

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2008年2月14日 (木)

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」
<MR. BEAN'S HOLIDAY>/製作:2007年、イギリス 89分Mr_bean