スパイダーウィックの謎
「スパイダーウィックの謎」
<THE SPIDERWICK CHRONICLES>/製作:2008年、アメリカ 96分
監督:マーク・ウォーターズ 出演:フレディ・ハイモア、サラ・ボルジャー、メアリー・ルイーズ・パーカー、ニック・ノルティ、ジョーン・プロウライト、デヴィッド・ストラザーン
2008.4.9 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★
「その世界は、すぐそこに・・・」
目に見えない【彼ら】の世界――
生きているのは、【人間】だけではない
===(チラシよりストーリー紹介)===
両親が仲たがいし、母親とNYから新たな生活を始める為に、森の奥に放置されていた叔母さんが所有する屋敷に引っ越してくる3人の姉弟たち。マロリー(サラ・ボルジャー)、ジャレッド(フレディ・ハイモア)、サイモン(フレディ・ハイモア)。人一倍好奇心旺盛なジャレッドは、早速、屋根裏部屋からある《謎の書》を発見する。その書には、かつてそれを記した大叔父アーサー・スパイダーウィック(デヴィッド・ストラザーン)の「決して読んではならない」 という警告のメモが・・・。しかし、その書を開いてしまったジャレッド。その瞬間から、屋敷とその回り一帯は真の姿を現し始める。【マジック・ストーン】(魔法の石)によって、見えない妖精たちを見る力を得た彼らの前に現れたのは、友好的な妖精だけではなかった。静かに潜んでいた様々な邪悪な妖精たちが目覚め、次々に襲いかかってくる。その狙いは?!《謎の書》には、妖精たちが人間に決して知られたくない秘密が書かれていた。そして、その書を取り戻さないと世界は変容してしまうと考える最も凶暴な妖精がいた。果たして、姉弟たちの運命は・・・。
前回はレビューを載せられなかったのですが、時間に余裕が持てたので、公開前の作品のレビューいってみたいと思います。
別に、本作の方が気に入ったという訳ではありません。
寧ろ、読みごたえのあるレビューを綴るのは難しい作品だと思ってしまいました。辛口レビューになってしまうことが、今から予想されます。
なるべく柔らかい表現を使うように努めますが、本作が大好きだという人にとっては〈踏み絵〉的レビューになってしまうかもしれません。申し訳ありませんが、広い心で流して頂きますようお願い致します。![]()
もう少し頑張って欲しかったです。
尺が短いだけあって、どの部分も浅い印象を受けてしまいました。ジャレッドが《謎の書》=【妖精図鑑】と出会って、魅せられる展開も早い。
図鑑の内容を把握するのも違和感を覚えるくらいに早かったです。ジャレッドと間違われて、悪い妖精たちに一度捕らえられたサイモンが納得するのは早くてもいいけど。お姉ちゃんらしく現実的な目線でジャレッドを一刀両断していたマロリーが、妖精たちの存在を理解するのも早過ぎると思いました。
魔法で悪い妖精から守られている屋敷ですが。
悪い妖精たちのスケールも小さいので、そんなにハラハラしなかったです。
悪玉妖精のボスの腐敗臭でも漂ってきそうな醜悪な姿は、何か笑ってしまいました。
【妖精図鑑】が奴らの手に渡ると世界が滅んでしまうということでしたが。根本的なところで、1冊の本を巡って正義が悪を倒すというストーリーに余り惹かれませんでした。
一番気に入らなかったのは、戦いの決着のつき方です。まるで、コントのようでした。![]()
言いたい放題になってしまいましたが、好きだった点も幾つかあるので羅列します。俳優陣は、なかなか良かったと思いました。ジャレッドとサイモン、性格の全くキャラクターを1人2役で挑んだフレディ・ハイモア君の頑張りには拍手を送りたいです。
悪い妖精のボスが、一瞬だけ人間のおじいさんに変身する場面がありました。演じていたのは、何とニック・ノルティです。『48時間』シリーズでのエディ・マーフィーの相棒刑事に見るようなアクション俳優の印象から始まり。最近では、内面の表現に長けた個性派俳優の一人として認識しています。本作では、たった1シーンだけの登場でしたが、さすがに存在感がありました。【妖精図鑑】の生みの親であるアーサー大叔父に扮したのは、デヴィッド・ストラザーンです。『グッドナイト&グッドラック』での渋くてセクシーな存在感も印象的ですが。私の大好きな『L.A.コンフィデンシャル』や『ボーン・アルティメイタム』等で脇に回って怪しいのに魅力的な緒オーラを発しまくっています。個性派俳優の2人が、子供向けと思しきファンタジー作品で懐深く演じていたのは嬉しかったです。
最大の魅力は、妖精たちだと思います。中でも、屋敷でひっそりと【妖精図鑑】を守っていたシンブルタックが最高に可愛いです。怒ると醜悪な姿に変わってしまうのですが。好物の蜂蜜を与えると、一瞬で元の姿と温厚な口調に戻ります。本来は人間が使うサイズのハチミツのボトルと同じくらいの身長なのに。ハチミツをラッパ飲みしている場面の面白さ。
戦いの後に怪我をしたらしく、身体に包帯をグルグル巻いて松葉杖をついて健気に現れた場面の愛らしさ。
シンブルタックの存在感に癒されて、不満に思った数々の点を少し流すことができました。ついでに、サイモンに懐いていた茶トラ猫さん
の登場をもう少し増やしてくれれば良かったのに。
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コメント
となひょうさん、こんにちは。
まだまだ休みボケの私です。
まあこの作品は突っ込みどころは多かったですが、
まずまずだったんじゃないかなぁと思ってます。
ただ、ファンタジーですけど、ホラー要素の方が
強かったかな。
微妙な立場の作品であったことは確かですね。
投稿: CINECHAN | 2008年5月10日 (土) 16:57
CINECHANさま

訪問ありがとうございます。
4連休でしたけど、私もそれでもやっぱり休みボケですよー
来週が怖いです、ホントに。
んー、そう言われてみると、何かホラーっぽい雰囲気もあったかもしれませんね。
悪い妖精が何ともグロテスクで。
シンブルタックのキャラクターが、ひたすら面白かったです。
投稿: となひょう | 2008年5月10日 (土) 21:28