少林少女
「少林少女」
<SHAOLIN GIRL>/製作:2008年、日本 107分
監督:本広克行 出演:柴咲コウ、仲村トオル、キティ・チャン、ティン・カイマン、ラム・チーチョン、岡村隆史、江口洋介
2008.4.30 レディース・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,000で妥当 / 評価:3.3★/5点満点★
「超攻撃的!最強少女誕生!!」
彼女に日本は狭すぎる。
気がつくと『燃えよ!ピンポン』も『カンフーくん』も見に行きそびれてしまいました。ここらで1発、ドカンとB級感を貫いたお馬鹿映画が見たくなりまして。
そこで選んだのが、本作です。カンフー系のノリで大いに笑わせてくれるのかと期待していたのです。久々にTOHOシネマズ六本木ヒルズに向かいました。公開1週目のレディースデイ・ナイトという訳で、ある程度の混雑は仕方ないと覚悟していたのですが。余りにも空いていたので、階段からズッコケそうになってしまいました。
決して大きくないスクリーンでの上映だったのに、客入りは半分程度。この時点で、何らかの嫌な予感が頭をよぎった私です。
鑑賞後は「スタッフさん、何してはるんですか?」 と、製作陣にヤベッチ風のツッコミを入れたくなりました。
満額を払う価値なしじゃん。
と、辛口な言葉が突いて出てきます。
結局、何がしたかったのか伝わらず。グダグダで、最終的にはまとまっていないストーリーに辟易してしまったとです。
『踊るシリーズ』の大成功で、大事な何かを失っていませんか?映画への情熱が違う方向に向けられていませんか?一般庶民を甘く見てはいけないとです。《お馬鹿映画》には《お馬鹿映画の美学》ってもんがあると思うんだけど。くだらない要素をテンコ盛りにしつつも、正義が悪をなぎ倒すシンプルな《勧善懲悪》を貫いて欲しかったです。何でしょうか、あのラストは。
全然まとまっていない印象ばかりが残ってしまいました。とまぁ、辛口な言葉しか出てこないので、本当はレビューをお休みしようかと思ったのですが。主演の柴咲コウが、役作りの為に1年間かけてトレーニングに励んだという裏話に心打たれました。
前言撤回して、ノレなくても好きだった点を振り返ってみたいと思います。
『バトル・ロワイヤル』で出会って以来、コウちゃんの目力の虜になりました。
〈釣り目美人〉は私の憧れなんです。ドラえもんの力を借りられるのなら、釣り目美人と顔を取り換えたいと思っているくらいですもの。
今回のコウちゃんの鋭い視線は、少林拳をひたすら愛する真っ直ぐな思いに溢れていました。CGの多用や、ワイヤーアクションなど。全てを丸っきり生身で演じていないにしても、少林拳の基本的なポーズや動きは吹き替えなしで演じているんでしょ
小柄なコウちゃんが真っ直ぐに伸ばした足や姿勢は美しく、真剣にトレーニングに励んだことは一目瞭然でした。
女優としての努力がヒシヒシと伝わってきます。スタンド・プレイが原因で、ラクロス・チームから孤立してしまう少女。そこから、生まれて初めて【チーム・プレイ】を知り、結束することの大切さや強さを学んでいたようでした。気がつくとメンバーの名前を全て覚えていたり、アッと言う間にラクロス・ガールズが歩み寄ってきたりと。いちいち進行が雑な点に目を瞑りつつ。
クライマックスとなる決戦も、当然ながらラクロス・ガールズの面々が団結して挑むのかとワクワクしていたんですよ。ところが、そんな期待は粉々に打ち砕かれてしまいました。
(とにかくストーリー・ラインが不満だったとです
)
江口洋介は、今までに見た事ないくらいに長い髪をなびかせていました。
作品中、写真に写った昔の彼の姿は短髪でカッコ良かったんだけどねぇ。
私自身がショートヘアなので、個人的にはロン毛の男性って余り好きじゃないんだけど、江口さんは別格です。ドラマ『ひとつ屋根の下』に見る「あんちゃん」のような懐深いキャラクターはそのままで、やはり魅力的でした。仲村トオルは、ドラマ『眠れる森』以来、闇を抱えるキャラクターを得意とする個性派に転身した感じがします。全身黒ずくめのスーツに身を包み、ビシッとキメていました。
今回も、掴みどころのない独特のオーラを発揮していました。(このキャラクター描写も丁寧さに欠けて不満だったとです
)
さて、私が一番魅せられたのは岡村隆史です。誕生日が2日違いのナイナイ岡村さんを応援しています。
本作を見ようと思ったキッカケの1つも、岡村さんでした。主役ではないけれど、かなり重要なキャラクターを楽しそうに演じています。ところどころに挿入される小気味良いギャグシーンは、アドリブなのかしら。
謎めいたこの人物にも、アクションシーンがあります。「めちゃイケ」の企画で、SMAPやEXILEのコンサートでメンバーの一員として参加したことがある岡村さん。元々、ダンスのセンスもあると思うし、運動神経も良いんでしょうね。
小柄でキレのある動きが、見ているだけで楽しかったです。宣伝では、かなり見せてしまっていますが。本来は、岡村さんのキャラクターは謎に包んだままで宣伝するべきだったと個人的には思います。
とにかく、岡村さんの存在感が光っていました。
「ぐるナイ」の恋人選び企画では、石田純一よりもモテモテの岡村さん、今後もナイナイにしかできない笑いで盛り上げてくれると嬉しいです。![]()
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