P2
「P2」
<P2>/製作:2007年、アメリカ 97分 R-18指定
監督:フランク・カルフーン 製作:アレクサンドル・アジャ 脚本:フランク・カルフーン、アレクサンドル・アジャ 出演レイチェル・ニコルズ、ウェス・ベントリー、サイモン・レイノルズ、フィリップ・エイキン、グレーズ・リン・カン
2008.5.21 レディース・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★
「【狂気】はあなたのすぐとなりに存在する――。」
一人だけの残業、深夜の地下駐車場、大都会の死角――。
===(チラシよりストーリー紹介)===
冬、真夜中のNY。オフィスでひとり残業をしていたアンジェラ(レイチェル・ニコルズ)は、ようやく仕事を片付け、車で家族とのディナーに向かうため地下2階駐車場【P2】に降り立った。しかしなぜか車のエンジンがかからない。その時、何者かが彼女に近づき、背後から麻酔薬を嗅がせた。意識を取り戻したアンジェラは、手錠・足枷を嵌められ、警備員室の中で監禁されていることを知った。携帯電話も圏外、叫び声も届かない深夜の密室で、恐怖のドラマが今幕を開ける。
本作は《R-18指定》ですが。そう聞いてイメージしていたものよりは、控え目なホラー描写だった印象です。
後半、1箇所だけビックリした場面がありましたが。ホラー映画ファンには物足りなく感じる人もいたりして・・・。
結局は、映倫の担当者の個人的な感性に基づくのかな。本作のレビューとは関係ないけど、独り言をブツブツ・・・。![]()
コレ、面白かったです。ストーカー男と狙われた女の追跡劇というシンプルなストーリーですが。
真っ暗になった駐車場に、ストーカー男を演じたウェス・ベントレーの端正な顔が不気味に浮かび上がる場面の緊張感。
アメリカの《クリスマス休暇》って、日本で言ったら〈大晦日と正月〉みたいなものでしょ。オフィス街は、電気も人の気配も消えて閑散とする。駐車場の警備員ともなると、人間よりも車に囲まれた日常が続くのではないかしら。
クリスマスは家族で食卓を囲んで過ごす人が多いのに、自分は静まり返った街の駐車場で過ごさなければならない。ストーカー男トム(ウェス・ベントレー)の淋しさは、憧れの女性アンジェラへと歪んだまま向けられる。
「クリスマスは仕事だけど、世間では大勢の人が働いている時期に休暇を取って格安旅行にでも繰り出してみよう。」トムには、そんな風に考える余裕を持って欲しかったけれど。人と接する機会の少ない淋しい日常では、そんな風に前向きになれなかったようです。
アンジェラを拉致して運び込んだ警備員室は、クリスマスの煌びやかな装飾で一杯でした。真っ暗な駐車場に浮かび上がる事務所の明るさが、空しく映りました。![]()
1本のホラー映画として楽しめましたが。私が印象に残ったのは、主演の2人です。アンジェラを演じたレイチェル・ニコルズの余りにも見事なプロポーションに魅せられました。冒頭は、OLらしくカチッとした着こなしなのですが。拉致された後は、白いドレスに身を包んでいます。
恐らく、自然体であの美しいバスト・ラインを見せているのだと思います。横になってもバストの山が崩れませんでした。
先日バラエティ番組で、計算尽くしのグラビア・アイドルの腹黒さにゲンナリしてしまったのですが。
レイチェルは、実は「脱いだらスゴイ」というところが魅力的でした。(まぁ、作り手の計算はあるだろうけども)『X-MEN ファイナル ディシジョン』でファムケ・ヤンセンが横たわっている場面では、胸をギュウギュウと無理矢理に寄せて上げているように見えました。その美への執着心が切なかったです。
レイチェルは、ペネロペ・クルスを思い出させるような美しいバスト・ラインが素敵でした。今後の活躍も楽しみです。![]()
本作の要は、ストーカー男トムを演じたウェス・ベントレーだと思いました。『アメリカン・ビューティー』では、何となく気になる存在感でした。その後は、そんなに活躍していない印象でしたが。ニコラス・ケイジがアメコミ・ヒーローに扮した『ゴーストライダー』では、悪玉として久し振りに顔を見せてくれました。
個人的には、なかなかのハンサムさんだと思っていたから。たて続けに悪玉として登場されて、一瞬戸惑いました。
いえ、そのチャレンジングなアプローチは応援したいと思います。
印象に残ったトムの場面は2つ。失神したアンジェラの服を脱がせて、自分の好みの衣装を無理矢理に着せていたようです。しかも、その様子をビデオ録画していやがって。
本人が「乱暴はしない」と繰り返している通り、性的虐待は加えていないと思うのですが。「君は何てキレイなんだ」と呟きながら触っていました。
トムにとって、アンジェラは汚してはならない存在だったのでしょうか。
それ程に恋焦がれていたというか。それはそれで気持ち悪かったです。お近づきになりたい気持ちは本物で、自己紹介も済ませていました。酔ったアンジェラの上司が、エレベーターの中でアンジェラに襲い掛かろうとしました。正気に戻った上司は謝罪し、アンジェラは受け入れて終わりのはずでしたが。監視カメラで一部始終を見ていたトムは、その上司に制裁を加えようとします。
トムを落ち着かせるようと説得を続けるアンジェラが、何度も「トム」と名前で呼びかけるのですが。「名前を呼ぶんじゃない
」と激怒して、頑なに耳を傾けようとしないトムの姿が印象的でした。名前を呼ばれると、心が開いていく。それが怖かったのでしょうか。バイオレンス描写よりも、その心情の方が気になりました。![]()
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» 『P2』 [ラムの大通り]
(原題:P2)
----またホラーだ。続くニャあ。
「そう言わないでよ。
見応えのある邦画がいくつも待機してるんだけど、
ただ、喋るには少し気力がいる作品ばかり。
で、サクッといけるこの作品から話そうと…」
----ふうん。そうニャんだ。
まあいいや。
ところで『P2』って、どういう意味?
「地下2階のこと。
この映画は、クリスマス・イヴに
駐車場に閉じ込められた女性の恐怖を描いたもの。
その内容が、盗撮・ストーキング・拉致監禁と、
日本で起こった事件と酷似していることもあって、
エロチック描写が... [続きを読む]
受信: 2008年5月25日 (日) 00:05
» 都会に潜む狂気 [CINECHANの映画感想]
132「P2」(アメリカ)
クリスマス・イヴのニューヨーク。仕事が遅くなり、高層ビルのオフィスで一人取り残されたアンジェラ。ようやく仕事が片付き、ホーム・パーティへ向かうため、車を置いている地下2階の駐車場へと降り立つが、何故か車のエンジンがかからない。立ち往生しているうちに、アンジェラがいるのを気付かないままビルは閉鎖してしまう。携帯電話も繋がらない地下駐車場に閉じ込められてしまい、途方に暮れるアンジェラ。そんな彼女の背後に何者かが忍び寄り、彼女は薬で眠らされてしまう。
気が付い...... [続きを読む]
受信: 2008年5月31日 (土) 14:24

コメント
こんばんは。
なるほど、あの名前の呼びかけは、
そのような結果を彼にもたらしていたわけですね。
ふうむ。深い。
投稿 えい | 2008年5月25日 (日) 00:05
えいさま


TB&コメントありがとうございます。
あくまでも私の受け取り方ですけどー
作り手は、特に意味を込めていないかもしれませんが。
それにしても、本作を見た人が少ないです・・・
投稿 となひょう | 2008年5月25日 (日) 19:29
ドモドモ~~~ン♪

ホント、この映画を観ている人は少ないですよねー・・・
って言うか、となひょうさん以外知らないんですが。
で、R-18指定だったんですね。
これまたこちらで気が付いたのでした。
シネパトスに無我夢中でターッと走っていったので(それほどまでにか!笑)
そうですかー、でもそんなに危ない描写も特に無かったですよね・・・?
ところで!ウェス・ベントレーですわ!
そそ、彼は「ゴーストライダー」が記憶に新しいですね。
その映画も本作もですが、彼は目に力がある(眼力?)と思いませんー?
じっと見詰められると吸い寄せられるような。笑
魔界やら危ない人やらそういったキャラも意外と合うんですネ。
レイチェル・ニコルズもそうですが、これからも頑張って欲しいお二方ですよねん。
投稿 Puff | 2008年5月26日 (月) 17:06
Puffさま

って感じなのかとイメージし過ぎちゃって。


コメントありがとうございます。
どもどもども~ん
本当に、この映画について語れる人が少ないですよねん。
「R-18指定」なんていうから、エロスか残酷描写がどんだけぇぇぇ~
映倫のバカヤローって思いました。
まぁ、この指定がつかなくても、観る人は少ないかもしれない・・・
いえいえ、でも楽しめました。
ウェス・ベントレーは、小さくでも復活を遂げたという感じで喜びたいと思います。
それにしても、あのお目目のシーンはビックリしました。
レイチェルと共に、今後に注目したいところです~
投稿 となひょう | 2008年5月26日 (月) 21:14
おはようございます、となひょうさん

おおーーーっ!!同じ日に見ていますよ~。
ちなみに自分は、黒いキャップに、全身黒ずくめで、シルバーのネックレスです。要するに「いかにもシアターN」な、音楽好きなんだかホラー好きなんだかっていうファッションでした。
正直、話しかけずらい雰囲気なんですが(笑)、顔バレしているので、会ったら声をかけてくださいね~。
で、この映画ですが、私も結構面白かったです!
確かに、ちょっとホラー好きには、刺激が足りないかもしれませんけど、見せ方とか上手いですよね。
そうそう、名前の呼びかけ。
『交渉人』でやってたんですが、犯人をファーストネームで呼びかける、という作戦ですよね。
その人の人間性を喚起させるという、犯罪心理学の基本だそうです。
投稿 とらねこ | 2008年6月11日 (水) 09:46
とらねこさま

TB&コメントありがとうございます。
おおおおお~っ、同じ日の鑑賞でしたかー
「いかにもシアターN」なファッション?
あっ、私は銀座シネパトスでの鑑賞だったので。
残念ながらニアミスとはいってませんでしたなぁぁぁ
>正直、話しかけずらい雰囲気なんですが(笑)
そうですかぁぁぁ

私は、もしかしたらイメージとは違う姿かもしれませんよ・・・
第一印象だと、辛口コメントは出てこなそうに見えるかも
でも、見かけたら勇気を出して声掛けさせて頂きまっす。
>その人の人間性を喚起させるという、犯罪心理学の基本だそうです。
そうか、あの呼びかけにはやっぱりちゃんとした意味があったんだ。
超納得できました。ありがとうございます。
投稿 となひょう | 2008年6月12日 (木) 20:37
映画としては、あの男の背景などの説明は不要ですが、記述されているものがあれば、読んでみたいですね。犯罪者の心理を知りたい気分にさせる犯罪者ではありました。快楽殺人者でなくストーカーだからかな。
投稿 バラサ☆バラサ | 2008年6月26日 (木) 01:43
NGワードがあるのか、TB弾かれるようなので、アドレス欄にリンク入れました。
投稿 バラサ☆バラサ | 2008年6月26日 (木) 17:06
バラサ☆バラサさま
訪問ありがとうございます。
あー、すいませんー
私が個人的にTBにNGワードを設定してないのですが。
ココログの方で、何やら色々やっているみたいで。
時々、TBが上手くいかないことがあるみたいなんですよ
私も、あの警備員くんのバックボーンにフォーカスしたものが見たいです。
彼についての説明がないことによって、同じように感じる方も多いかもしれないですね。
投稿 となひょう | 2008年6月27日 (金) 23:51