僕の彼女はサイボーグ
「僕の彼女はサイボーグ」
製作:2008年、日本 120分
監督、脚本:クァク・ジョヨン 出演:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、吉高由里子、斉藤歩、田口浩正、遠藤憲一、小日向文世、竹中直人、吉行和子
2008.5.8 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★
「愛なのか、プログラムなのか。」
ねぇ、ジロー。あなたと過ごした大切な一日。
私は、何度生まれ変わってもあなたに恋をするよ。
===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
21歳の“僕”=ジロー(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆でラフなサイボーグだった。“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまう。しかしそれは、決して起こるはずのなかった、運命を変えてしまう“恋”の始まりだった。
鑑賞前のイメージそのままの作品という感じで。とっても愛らしいのですが、いつまでも心に残る作品ではありませんでした。
10代の頃の私だったら、陶酔することもできたとは思いますが。今は、シリアスで濃い作品の方が好みなもので・・・。
クァク・ジョヨン監督の『猟奇的な彼女』は、かなり好きな韓国映画ですが。次の『僕の彼女を紹介します』は、色々な要素をテンコ盛りにし過ぎている印象ばかりが残っただけでした。作品中にX‐JAPANの曲を日本語のまま使用していて。
英語の歌詞の部分はいいのですが、日本語の歌詞が流れてきた時には「ん?」と止まってニンマリしてしまったのです。
寧ろ好きな曲なのですが、日本ではない国の映画だと思って観ていたのに日本語の歌詞が流れるという演出には、どうも疑問符が湧いてしまって。
一緒に観ていた友人が隣で号泣していたのに、私は突っ込みモードになっていて。
「ロマンの欠片もない私を、どうか許してください」という感じの鑑賞になってしまったんですよね。
そんな女の数年後ですから、相変わらずロマンチシズムに欠ける状態での鑑賞となってしまいました。![]()
『猟奇的な彼女』の最大の魅力は、パワフルな彼女に押され気味でオロオロしている彼氏の愛らしさにあったという印象でした。
彼氏を演じたチャ・テヒョンの情けなくて頼りなく見えるけど心優しいキャラクターは、かなり魅力的でしたし。
今回、いわゆる〈情けない彼氏〉ジローを小出恵介が好演しています。小出くんというと、そんなに情けないイメージは無かったので。新鮮と言えば新鮮でした。
でも、本作の最大の魅力は《彼女》を演じた綾瀬はるかの愛らしい存在感にあるかもしれません。
女の子らしいキュートな佇まいながらに、時折フッと見せる微笑。口の端をほんの少しだけクッと上げる小さな笑顔は、癒しのオーラ全開です。
角度によっては、慈悲深い聖母のように見えました。〈愛らしい癒しキャラ〉だなんて、男性にとっては堪らなく魅力的な女の子なのではないかしら。
簡単には実演できない愛らしさでしたわ。冒頭に登場する「食い逃げ」や「窃盗」や「ポイ捨て」の場面には、〈良い子のみんなは真似しないでね〉と言いたくなりましたが。
ジローのみならず、ピンチに立たされた人達を俊敏に助けるという描写も素敵ですが。個人的には、ビールを飲んでホッペタをポゥッと赤くしている場面が大好きです。
未来のジローからのメッセージを現代のジローに伝える為に、両目から映像を流す場面も好き。
グイーッと寄り眼になる彼女の仕草が愛らしかったです。
それなりに楽しめたのですが。【タイムトラベル】や【パラレルワールド】といったSF色の強いストーリーには、どうしても厳しい目線になってしまいます。今回、【タイムトラベル】という魅力的なストーリーが展開していきますが。
細かいところで疑問符も湧いてしまいました。
「鶏と卵はどちらが先か?」という謎と同じで、答えが見つからなくて。突っ込みを入れてばかりではキリがないのですが。
正義に満ちた行動とは言え、死ぬはずだった人の命を助けるという展開が何となく腑に落ちませんでした。
『ファイナル・デスティネーション』というホラー映画や、映画ファンの間では人気の高い『バタフライ・エフェクト』にもあったように。定められた運命を変えてしまうからには、何かしらの犠牲が伴うものだと思うんですよね。「未来は変えてはいけない」という教えは、ドラえもんのタイムマシンのエピソードで子供の頃から認識していたもので。本作は、【タイム・パラドックス】なんて問題は素通りしていて。
「この愛らしさを堪能してください」とばかりに、逃げ切ろうとしている印象を受けました。
主演の2人が愛らしかったので、まぁいいか。
2人の演技には満足なんだけど、その他のキャストの出番が少なかったのはちょっと淋しい気もしました。
先日、ドラマ『ROOKIES』でギターを弾きながら「モルダウ」を熱唱していた桐谷健太とか。私にとって日本映画ベスト1である『紀子の食卓』で印象的だった吉高由里子とか。その他、この頃気になる存在の小日向文世や、竹中直人や吉行和子など。余りにも出番が少なかったのは残念だったという気もしました。
田口浩正は、少し痩せたような気がします。という感想と共に帰宅してから見たテレビ番組『ダウンタウンDX』には芋洗坂係長が出演していて。
21年前は田口さんとコンビを組んでお笑い芸人をしていたと知り、ビックリしてしまいました。「人に歴史あり」です。![]()
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コメント
となひょうさん、TB・コメントありがとうございます。
う~ん、「最高の人生~」といいこちらといい、TBがつかないなぁ・・・
綾瀬はるかは良かったですねぇ。一番最初に登場したときは本当に愛らしかった。もちろんその後も良かったですけどね。
未来を変えるということに関しては、60年後のジローも「これから色々な災いが近づくだろう」というようなことも言ってたような気がしましたが、実際は他の事件を回避するようになってましたね。
あんまりこのことに触れるとわからなくなるので、まあ綾瀬はるかが可愛らしかったということで。
投稿: CINECHAN | 2008年7月 2日 (水) 01:26
CINECHANさま
TB&コメントありがとうございます。
ああっ、すみませんー
TBは「一旦預かり」みたいになっていたので公開しました。
私は特に規制をしてないのですが。ココログさんの方で何かしてるみたいですー
何かストーリーを細かく分析していくと矛盾が生じてしま~う。
そうそうそう、綾瀬はるかが可愛いなって軽い気持ちで楽しむべきでした。
投稿: となひょう | 2008年7月 3日 (木) 19:05