アフタースクール
「アフタースクール」
製作:2008年、日本 102分
監督、脚本:内田けんじ 出演:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子、北見敏之、尾上寛之、山本圭、伊武雅刀
2008.6.7 シネクイント・半券表示サービス¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,300で妥当 / 評価:4.3★/5点満点★
「甘くみてるとダマされちゃいますよ」
行方不明の友人、同級生を名乗る探偵。
大人になった同級生と過ごす放課後には予測不可能な展開が待っていた!
===(チラシよりストーリー紹介)===
母校の中学校で働く人の良い教師・神野(大泉洋)の元に、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業のサラリーマン・木村(堺雅人)を探していた。心ならずも神野は木村探しを手伝うことに。人を疑うことを知らない男と、人の裏側ばかり見てきた男。ちぐはぐコンビの捜索活動は息は合わないが、次々と木村の行方に繋がる手がかりを掴んでいく。そして、とある真実に辿り着いた・・・と思いきや、信じていたこと全てがひっくり返るような、想像もできない展開が待っていた!
公開15日目だし、割と幾つかの劇場で上映しているみたいだし。渋谷とはいえ、朝一番に行けば大丈夫っしょ。
人混みが嫌いなので、普段の土曜日よりも早起きしてみました。『ファイテンション☆テレビ』を初めて見て「秘密結社【鷹の爪】」でお馴染みのレオナルド博士がプリプリ怒っている姿を楽しんでから外出しました。
普段より余裕タップリで映画館入りしたつもりでしたが、劇場は朝からなかなかの盛況っぷりでしたよ。
予想以上に話題になっているようです。中には、リピーターだという人もいるかも。
さて、本作ですが。悩みますね、どういうレビューにすれば良いのか。
というのも、私としては予備知識を一切入れずに、いきなり観に行って欲しいです。
既に観た方もたくさんいらっしゃるだろうし、ネタバレありでレビューをアップしているブロガーさんもいるだろうから。今更、私がぼかしたところで別にどうってことないかもしれないけれど。
この作品の感想を求められたら、やっぱり「説明を聞かずに観に行って欲しい」と答えたいと思います。
予告編映像を何度も見てるし、バラエティ番組などで大泉洋さんのインタビューも積極的にチェックしていました。
チラシにも「騙される」という言葉を多用しているし。自分としては、鑑賞前に色々と情報を入れ過ぎてしまったかもなぁと少し心配していたりしました。それでも、やっぱり騙されました。
唸りました、驚きました、堪能できました。内田けんじ氏は非凡です。
そもそも前作の『運命じゃない人』を見た時の感激を思い返せば、そんなのわかりきったことでした。
二転三転するストーリーと聞くと、何故かドドドーンと派手な作風なのかとイメージしてしまうのですが。
内田けんじ氏の作品は違います。前に出て自己主張し過ぎることなく観客の目を奪い、気がつくと驚かされているんですよね
地味に見せかけておいて、中はとってもハイクオリティ。
そんなイメージの湧く作風です。最近では、見た目が派手でもそんなに引き込まれない作品よりも、地味と見せかけていつまでも余韻の残るような作品の方が好きなので。本作も当然の如く大絶賛したいと思います。![]()
それでもやはり、どうしてもネタバレは避けたいと思います。具体的な場面を挙げることもしたくない。こんな風に見ると面白いかもと私が感じた点を薄っすらと書いてみようかな。
ストーリーが前後して、二転三転していくという展開の面白さは『運命じゃない人』の方が遥かに上だと思いました。本作のストーリーも色々と展開がありますが、私が興味深かったのはキャスティングの妙。
最初は、前作に比べると豪華なキャスティングだと思っていました。映画やドラマに引っ張りだこの面々を起用しているので、予算がアップしただけ肝心のストーリーには力を入れられなかったりするのかも。なんて、私なりに勝手なイメージを色々と膨らませていたのですが。
本作の最大の面白さは、この豪華なキャスティングにあると思いました。それぞれの俳優さんのイメージを整理してご覧になると面白いのではないでしょうか。ちなみに、私なりのイメージなんかも追記してみます。(敬称略にて御免)
大泉洋→朗らかで陽気。人の中心で笑いを振りまく太陽みたいな存在。
同時に、いじり易い親近感のあるキャラ。
佐々木蔵之介→一定のイメージに囚われない多彩なキャリア。俳優としては器用なタイプのイメージ。![]()
堺雅人→色んな作品で見掛けるが、澄んだ瞳が印象的でフェミニンなイメージが強い。
内向的な雰囲気がある。
常盤貴子→何年経っても日本女性らしい美しさが眩しい。
同時に、セクシー路線もOKの万能なタイプ。
田畑智子→ボソッと喋る仕草が可愛らしく、おっとりとしたイメージ。守ってあげたくなる女の子らしい存在感。![]()
伊武雅刀→太い眉毛と演技力で、圧倒的な存在感を放つ重鎮。
役柄の幅も、とても広いイメージ。
以上、俳優さん達の本来のイメージとは変わらないのか、丸っきり違うのか。私を驚かせた内容の詳細は、是非とも劇場で体感して欲しいと思います。最後に、私らしくメインのキャラ以外にも触れたいと思います。佐々木蔵之介の後輩の役で、尾上寛之が顔を出しています。今回は、
ドラマ『ROOKIES』での前髪だけ金髪の雰囲気に近いのですが。『手紙』で山田孝之の幼なじみとして登場した時とは似ても似つかない役柄で興奮しました。
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コメント
今日、新宿歌舞伎町の映画館で観てきました。
何と私の鑑賞した映画館のある場所が映画の中に出ていたのには驚いた!
みなさんが言うとおり、謎解きストーリーを追う楽しさがあり、最後まで引き込まれる映画ですね。
懐かしい下駄箱での告白・・・・・そこが原点?
大泉さんが演ずる(彼だから許される)お人良し同級生と佐々木さんとの騙しごっこ!
結果オーライでしたが、ちょっと上手くいきすぎ?
伊武雅刀さんの凄みがいいスパイスになっていました。
投稿: cinema_61 | 2008年6月13日 (金) 21:01
cinema_61さま

こんにちは
コメントどうもありがとうございます。
ん?そう言えば、新宿の地を上空から捉えた場面がありましたねぇぇぇ。新宿では、あの辺で上映していたのですね。
かなり評判がいいですよね。

劇場も大盛況だと聞きますし
ロングラン決定かぁ
下駄箱のシーン。
あそこもある意味、騙されちゃいました。
2回見ると、また色々な発見がありそうですよね。
投稿: となひょう | 2008年6月13日 (金) 23:22
僕もすっかり騙されました
映画半分過ぎたあたりから、えぇ、そうなん!?って思ってばかりでした 笑
ほんと内田けんじ氏はすごいですね!
邦画では、脚本が凝ってたり、しっかり作りこまれてるものが好きなんで
こういう監督、脚本家がもっと出てきてほしいです
投稿: doBlog! | 2008年6月14日 (土) 00:57
doBlog!さま

TB&コメントありがとうございます。
コレ、騙されるものかと目を凝らしていても騙されちゃいますよね。
本当に面白かったです。
内田けんじ氏は逸材ですよね。
確かに、日本でこんなに突出して才能がある人って余りいないかな・・・
次回作はどうなるのか、今から楽しみで仕方ありません。
投稿: となひょう | 2008年6月15日 (日) 20:40
となひょうさん、こんばんは
となひょうさんは大絶賛ですね。わたしも今年見た中で最も気持ちいい映画のひとつです
予告編がまたうまいですよねー 本当に上手に先入観を抱かせるように出来ている
わたしもメインのお三方だけ印象を
大泉洋・・・すっとぼけたお笑いの人。でも本作で「かっこいい演技もできるんだ」と評価UP
佐々木蔵之介・・・一番憎たらしい役だけど一番「男の魅力」を放っていたような
堺雅人・・・一時期「癒しの笑顔」みたく言われてたのに、最近すっかりイロモノ俳優に(笑) そのまま突っ走れ!
となひょうさんのイメージ、かなり近かったんじゃないでしょうか? 堺さんだけ微妙に違う気もしますが・・・
ちなみにウチの劇場では「あんた、まだいたんだ」「よっ! おかえり!」「ずるずるーずるずるー」で特に湧いてました
投稿: SGA屋伍一 | 2008年6月22日 (日) 21:33
SGA屋伍一さま



TB&コメントありがとうございます。
この作品、今だに劇場はたくさんの人でワラワラしてると聞きました。
きっと、リピーターという方も多いんじゃないでしょうかね。
2度目からは、また違った楽しみ方ができそうな気がします。
堺さんは、『イロモノ俳優』っぽいですか

まだそんなに色々なキャラクターを見れていないのかもしれません・・・
ちょっとチェックしてみたいなぁぁぁ
そろそろちょっと書いてもいいかな。

「オマエがつまんないのはオマエのせいなんだよ」
って最後のセリフにはグッときました。
投稿: となひょう | 2008年6月23日 (月) 21:04