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2008年7月31日 (木)

7月に鑑賞した映画たち

劇場公開で鑑賞した作品 合計12本でした。
7月に鑑賞した作品の中でベスト1は「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」でございました。日本映画「歩いても 歩いても」も素晴らしかったです。ちょっと残念に感じる作品あり、大絶賛が止まらない作品あり。とてもバランスの良い1ヶ月となりました。

「ハプニング」   3.5★/5.0★

「ドラゴン・キングダム」   3.5★/5.0★

「インクレディブル・ハルク」   3.5★/5.0★

「クライマーズ・ハイ」   3.8★/5.0★

「闘茶 tea fight」   3.5★/5.0★

「BUG / バグ」   3.3★/5.0★

「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」   4.8★/5.0★

「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」   3.5★/5.0★

「奇跡のシンフォニー」   3.8★/5.0★

「美しすぎる母」   3.3★/5.0★
(レビューはお休みします)
(一口メモ:何ですかね、コレは。bomb レビュー不可ng

「REC / レック」   4.0★/5.0★

「歩いても 歩いても」   4.5★/5.0★

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2008年7月30日 (水)

ハプニング

「ハプニング」
<THE HAPPENING>/製作:2008年、アメリカ 90分 PG-12指定Happening    
監督、脚本:M・ナイト・シャマラン 出演:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー、ヴィクトリア・クラーク、フランク・コリソン
2008.7.2 レディース・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「人類は滅びたいのか。」

第一の兆候:言葉の錯乱 第二の兆候:方向感覚の喪失
第三の兆候:【死】

===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消えるという異常現象を皮切りに、世界中の人々が突然死に至る病がまん延し始める。人類滅亡の危機を前に世界はパニックに陥っていた。その地球危機の中で主人公・エリオット(マーク・ウォールバーグ)は家族を守るために安全な土地を目指し、迫りくる何かに追い込まれながらも、希望を捨てずに原因究明と家族のために逃避行を続けるが……。

方々で、酷評されていますね。sad M・ナイト・シャマランの監督1作目『シックス・センス』の大成功は、後々シャマランの首を絞める結果となってしまっている気がします。sweat01 何を作っても『シックス・センス』と比較され、「超えられない」とズタボロに罵られてしまう。『シックス・センス』で第一線を築くも、結局はそれが基準となり。何を始めるにも、ハードルの位置は届かないくらい高い位置にセットされてしまう。flag 一方、シャマランは批判されても全く気にも留めていない様子で。confident やりたい事をやりたいように映像化している印象です。それだけに留まらず、自分自身も俳優としてちょこっと出演してしまう始末。coldsweats02 この図太さが受け入れられない理由の一つなのかと思ってしまうけど。どちらかと言うと、神経質な私としては。その逞しさは、一つの才能だよなぁと少し憧れてしまう気持ちもあるのです。chick

私は、『シックス・センス』以降もシャマラン監督の作品はそこそこ受け入れてきました。そんなに駄目じゃなかったです。シャマラン監督というと、ある思い出があります。職場で、映画をそんなに観ない同僚と話していた時のこと。『アンブレイカブル』はどうだ?と聞くので、「それなりに楽しめたよ」と答えました。paper 映画好きの私を信頼してくれて、友人と連れ立って観に行ったらしいのですが。翌日、カンカンに怒ってイチャモンをつけてきました。annoy 「どうしてくれるのよ、あんな駄作!観に行っちゃったじゃない!」とね。gawk gawk gawk いやぁ、映画の感想って人それぞれだと思うんだけどね。sweat02 彼女はサディスティックな部分があったので、半分は冗談だったのかもしれませんし。そもそも、そんな出来事なんて欠片も覚えていないかもしれません。think でも、その時に強く思いました。映画を人に薦める時は、言葉を選ばなければ駄目なんだなぁって。coldsweats02

どうして、こんなに前置きを続けているのかというと。鑑賞前には、ブロガーさんのレビューを読まないようにしている私ですが。pc 1つだけ、プロのレビューが更新される度にチェックしている映画サイトがあります。そこで、とんでもないくらいに酷評されていました。私は、シャマラン監督の熱狂的なファンという訳ではありませんが。そのレビューを読んだら、とても嫌な気分になりました。typhoon 何だか悲しくなってしまいました。weep 確かに、傑作とは言い難い作品ではあります。でも、何もそこまで言わなくたっていいのでは?と、擁護したくなってしまいました。rock 「ズブの素人が笑わせるんじゃないぞ」と失笑されるかもしれないけど。私にとってそのレビューは、《言葉の暴力》のように感じられました。punch punch punch 私だって、どうしても好きになれない映画はたくさんあります。過去のレビューでも、今更ながら書き直したくなるくらいに辛口なものもあるかもしれません。でも、映画ブログをやっていて強く思うようになったのは。どんな作品にも、良い部分と悪い部分が介在しているということです。libra 映画も人間も、そこは同じですよ。ですので、そのレビューを読んで衝撃を受けたからには。気に入らない映画について書く時も、オブラートに包んだ表現をするように努めたいと思いました。present

さて、本作ですが。確かに、突っ込みどころも満載ではあります。でもまぁ、シャマラン流に環境保護を訴えている作品なのだと理解しました。風が、植物が。次々と人を混乱させ、死に至らしめる。つまりは、自然(=地球)が人類にお灸を据えているということなのでしょう。ラスト、テレビで解説する科学者のような方のコメント。tv そして、パリではニューヨークで起きた異変の始まりのような画が入り・・・。
エリオット達の逃避行にもハラハラしますが。何よりも、前半に映し出される異変の数々にはドキッとしました。ライオンに腕を食いちぎられる人の映像は、怖がるというよりは突っ込みを入れたくなりましたが。(どうにも不自然で)leo 冒頭、セントラルパークで過ごす人達の異変には引き込まれました。言葉の喪失よりも、動きが止まった人達の姿が印象的です。立ったままピクリとも動かない人達を捕らえた画が気に入ったし。ビルの屋上からバラバラと降ってくる自殺者の映像も驚愕でした。building 芝刈り機を稼動させ、芝の上に身体を投げ出して芝刈り機に巻かれる人。その惨劇をも映像にする本作。shock エリオット達が最後に逃げ込んだ家の女主人も、餌食となってしまうのですが。restaurant 元々、どこか狂信的な雰囲気のある女性だったし。thunder 自分の頭をガンガンと窓にぶつけて、血だらけになっている表情には冷や汗をかきました。
といった具合に、酷評を先に耳に入れてしまった私としては。ear 突っ込みどころはあれど、好きだった場面ばかりが強く印象に残りました。前作『レデイ・イン・ザ・ウォーター』より本作の方が好きです。

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2008年7月26日 (土)

ドラゴン・キングダム

「ドラゴン・キングダム」Doragon_kingdom
<THE FORBIDDEN KINGDOM>/製作:2008年、アメリカ 113分      
監督:ロブ・ミンコフ アクション監督:ユエン・ウーピン 出演:ジャッキー・チェン、ジェット・リー、マイケル・アンガラーノ、リー・ピンピン、リュウ・イーフェイ、コリン・チョウ、モーガン・ベンワー
2008.7.26 MOVIXポイント還元¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「無敵の帝国《キングダム》 呪いを解けるのは奴らだけ――」

ジャッキー・チェン×ジェット・リー 最強タッグが挑む、最大の冒険!!

===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
カンフーマニアで、孫悟空を夢見る17歳のジェイソン(マイケル・アンガラノ)。ある日チャイナタウンでギャングに追われた彼は、次の瞬間古代中国のとある村で目を覚ます。大酒飲みの男ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)に危機を救われたジェイソンは、やがて白馬に乗ったサイレント・モンク(ジェット・リー)に出会い……。

ジャッキー・チェンジェット・リーが夢の共演」といっても、ハリウッド映画だし。何となく、余り期待はせずに。catface 鑑賞前に色々と調べたりせずに、いきなり観に行ってみました。run それが良かったのか、とても楽しめました。happy01 夏バテを吹き飛ばすサマー・ムービーの1本として、おススメしたいと思います。good 「ポイント還元鑑賞」とケチ臭いこと言わずに、レディースデイにでも普通にお金を払って観るべきだったかもなぁ。moneybag 都会から少し離れたシネコンでも、初日の初回はほぼ満席。coldsweats02 若い子よりも、ご年配の方が多かったです。ジャッキー・チェンジェット・リーがハリウッドで名を馳せる以前からファンだという方ばかりなんでしょうね。

本作のキーとして【如意棒】が登場します。そして、当然の如く【孫悟空】というキャラクターも話の要となります。leo チラシにも「『西遊記』など中国の幾つかの伝奇小説をオマージュにしながらも・・・」とありますわ。(「オマージュにする」という表現は余り聞かないけと正しいのかしら?gawk) 私は『西遊記』しか拾えませんでしたが。他にも、古き良き香港映画に敬意を表していると感じられる雰囲気が良かったです。japanesetea オープニング映像なんて、香港映画への愛がテンコ盛り。heart 音速のムチ使い《白髪魔女》(リー・ピンピン)という面白い悪役キャラも登場しました。これって、本作のオリジナルではなくて何かではお馴染みなんですかね。book

以前、ジャッキー・チェンが語っていました。karaoke ハリウッド映画では、危険度の高いアクションは規制がかかりがちだと。香港映画ほど思い切ったアクション・シーンを入れられないのが現実みたいです。confident しかし、本作ではユエン・ウーピンがアクション監督として名を連ねていますね。どうりで、華麗なアクションが続く訳だ。snowboard
本作は、ハリウッド映画でありながら。香港映画の色合いが強かったと個人的には感じました。noodle ジェイソン君の存在は、元から強烈な設定にしていないという部分もありましょうが。ジャッキー・チェンジェット・リーは勿論のこと。悪玉ジェイド将軍を演じたコリン・チョウの卑怯者然とした存在感も光っていたし。shadow 白髪魔女を演じたリー・ピンピンは、健康的でいて妖艶な雰囲気があったし。kissmark 復讐に燃える女戦士ゴールデン・スパロウを演じたリュウ・イーフェイも、可憐さの中に秘めた強さが印象的でした。virgo つまり、私にとってはジェイソン君が霞んで見えたのです。(辛口、御免)mist 最初から弱っちい青年という設定なんだとは思うけど。この子の師匠がジャッキー・チェンジェット・リーだなんて、何て勿体ないのsign03sign03とまで思ってしまった。(で、でも腕立て伏せとかスクワットとか、とてもキツそうでした・・・sweat01

ジャッキー・チェンジェット・リーが最初に対面するシーン。2人の華麗な肉弾戦が繰り広げられていきます。噂では、作り手の要求以上に華麗な動きをリハーサルなしで披露したそうです。shine あの派手さにも興奮しますけど。1人ずつ映し出された時の必殺技も素敵だったな。ジャッキー・チェンは、酔拳を楽しそうに披露し。bottle 『少林寺』を彷彿とさせる姿で登場したジェット・リーは、カマキリ拳をゆらりと披露します。アクションそのもののみならず、2人の存在感も良かったな。gemini ジャッキー・チェンのユーモアを解する懐深い眼差しも素敵だし。sun ストイック一辺倒の強さを見せながら、ジャッキーから酒を奪って一口飲んだ後のジェット・リーの笑顔がチャーミングでした。wink 回想シーンでの、ジェイド将軍孫悟空の対決シーンにも興奮しました。coldsweats02 白髪魔女は、その白髪が武器となるのですが。しょっちゅう使うのではなく、ここぞという時にだけ駆使していました。それだけ腕に自信があるのかしらと、面白く鑑賞しました。
竹林や砂漠など、ロケーションも大画面で見るのに相応しい魅力があったし。色んな意味で見どころ満載だった気がします。みんな英語が堪能なのねぇという突っ込みは入れませんが。1点、余り好きじゃなかった点を正直に書いてしまうと。孫悟空のルックスがイマイチ好きになれませんでした。catface Dragon_taka_02_000 んー、もみ上げとポニーテールがマッチしてないんだよねぇ。私は、孫悟空と言えば『ドラゴンボール』よりもマチャアキさんで。慎吾ちゃんの孫悟空にも難色を示しているものですから。本作の孫悟空のヘアスタイルは、ちょっと気になってしまいましたわ。typhoon でも、『ドラゴン・キングダム』と『鷹の爪』のコラボCMというのを配信していたので。(コチラです)更に楽しめてしまったのであります。

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2008年7月22日 (火)

インクレディブル・ハルク

「インクレディブル・ハルク」Hulk
<THE INCREDIBLE HULK>/製作:2008年、アメリカ 112分      
監督:ルイ・レテリエ 原作:ジャック・カービー、スタン・リー 出演:エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス、ティム・ブレイク・ネルソン、タイ・バレル、ウィリアム・ハート、ロバート・ダウニー・Jr.
2008.7.22 ジャパン・プレミア試写¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「その【力】、ためらうな。」

お願いだから、僕を止めてくれ―。
止めなければならない、自分を失っても。

===(goo映画よりストーリー紹介)===
ブルース・バナー博士(エドワード・ノートン)は、科学実験の副作用により、怒りや恐怖の感情が高まると緑色の巨人【ハルク】に変身してしまう力を手に入れてしまった。その力をコントロールできずに悩んでいたブルースは、世間から隠れるように過ごしていたが、ある日彼のパワーを知った凶悪なテロリストがニューヨークの街を恐怖に陥れる。宿命と葛藤するブルース。しかし彼は決意する。自分を見失っても、自分を犠牲にしても、【ハルク】となり街を救うことを…。

ノートン君、ノートン君、ノートン君、ノートン君、ノートン君、ノート・・・typhoon typhoon typhoon

ジャパン・プレミアには、キャスト&スタッフが舞台挨拶予定と伺っていたものだから。当選通知が届いてから、私の頭の中はノートン君に会えるかもしれない興奮で一杯でした。happy02 happy02 happy02 (厳密には、「会える」じゃなくて「生で見れる」かcatface)座席だって、1階の15列目という、かなり前の席じゃん。flair ぐおぉぉぉぉぉ~っfuji と、盛り上がっていたのですが。当日は、ノートン君のみならず誰も来日せず。crying 日本語吹替え版で主人公を担当した水嶋ヒロが一人で登場しました。あ、そーですか・・・・。snail snail snail 何か、世界のナベアツが3のつく数字に到達した時のようなアホ顔でズッコケそうになってしまいました。dash アホみたいに盛り上がってしまった自分が、恥かしいぃぃぃ。sad sad sad 水嶋ヒロ君は、俳優になる前からエドワード・ノートンの大ファンだったそうです。もしかしたら、私なんかより何倍も会えるのを楽しみにしていたかもしれないですよね。英語が堪能な水嶋君と、日本に留学経験のあるノートン君の可愛らしい関西弁で会話しているところが見たかったな。karaoke それにしても、一人くらい来日してくれてもいいのになー。都合のつく人がいなかったのなら仕方ないけど、プロモーションにも力入れようよ。pout

さて、映画です。熱弁したいことが一杯あるタイプの作品ではなかったので、ザクッといきたいと思います。hairsalon 実は、クライマックスとも言えるアナザー・モンスターの誕生あたりから何となく冷静になっていきました。rain もう1体の獰猛な《ハルク》が、ペラペラと雄弁に言葉を話し過ぎですわ。醜悪なルックスと、百万馬力と、ぐおぉぉぉぉーっという咆哮だけにして欲しかったなぁ。そこに興ざめしていたら、ハルク(=バナー)が「ハルク・スマーッシュ」 (でしたかね?)と、地面を叩いて必殺技を披露しました。rock この技は、原作にあるものなのかしら。うふふふふ、ちょっと愛おしく感じたりなんかして。catface
もう1点、ふと疑問に思ったことがあります。《ハルク》に変貌したブルースは、いつも同じ大きさという訳ではないのかしら。私は、一定のサイズなんだと思い込んでいましたが。愛する女性ベティ・ロス(リヴ・タイラー)を庇って抱きかかえた時、異様に大きく見えた《ハルク》でしたが。2人で逃亡した先で、ベティが見上げた《ハルク》は彼女より少し大きい程度だったんだよなぁ。まぁ、リヴ・タイラーが長身っていうのもありますけど。変身の度合いも変わるのかしらと思ったのであります。bud

私が本作で特に気に入ったのは、前半でした。ブルース・バナーが、実験の失敗により特異体質になってしまう。クドクドと描写せずに、オープニングの映像だけで説明を済ませています。潔いです。ジャンルは全く違いますが、『クライモリ』というホラー映画でも同じ手法を使っていました。私は、想像もしなかった潔さに感心しちゃいました。前半のアクション・シーンは、スピーディで楽しめたんですよ。run
あとはやっぱり、豪華なキャスト陣に楽しませて頂きました。エリック・バナがタイトルロールを演じたアン・リー監督版『ハルク』(03)を思い出してみました。前作のハルクは、エリック・バナの息苦しそうな表情が印象的で。《ハルク》になってしまった悲しみが前面に出ている印象を受けました。Hulk2weep  今回、エドワード・ノートンが体現した《ハルク》から突き刺さったのは怒りでした。bomb 変身を避ける為に、血の滲むような訓練を重ねて〈怒り〉を抑えようとするブルース。マラソン、座禅、はたまた横隔膜を駆使した呼吸法など。flair 初めて見るような訓練法まで登場します。予告編映像でも使っていましたが、《ハルク》になる寸前に瞳が緑色に変わるブルースがニヤッとする画があります。あれは、ほくそ笑んでいたのでしょうか、何なのでしょう。ノートン君ならではの表情だったような気がしました。good
敵役にあたるロス将軍を演じたウィリアム・ハートと、軍人ボルンスキーを演じたティム・ロス。さすがの存在感と、余裕のパフォーマンスを見せてくれました。crown 最強の兵器を開発することしか頭にないロス将軍と、自分こそが最強の軍人だと信じて止まないボルンスキー。互いの腹を探り合いながら、どこか信用していないように見える2人の会話がちょっと怖かったです。sweat01 鉄人級の悪人キャラを演じたティム・ロス。『PLANET OF THE APES/ 猿の惑星』の凶悪なチンパンジーを思い出しました。

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2008年7月20日 (日)

クライマーズ・ハイ

「クライマーズ・ハイ」
製作:2008年、日本 145分Climbers_high     
監督、脚本:原田眞人 出演:堤真一、堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努、遠藤憲一、田口トモロヲ、堀部圭亮、マギー、滝藤賢一、皆川猿時、でんでん、野波麻帆、西田尚美、中村育二、蛍雪次郎、小沢征悦
2008.7.20 MOVIXデイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「命を追った、あの夏。」

1985年8月12日 御巣鷹山に日航機墜落、死者520名――。
走り、叫び、書いた。新聞記者たちの激動の一週間。

【クライマーズ・ハイ】・・・登山時に興奮状態が極限まで達し、高さへの恐怖感が麻痺してしまう状態。

===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る。編集部で全権デスクに任命された悠木和雅(堤真一)は記者として扱う一大ニュースに対する興奮を禁じえないが、中央紙とのスクープ合戦や組織や家族との衝突を経て、命の重さに対しわき上がる使命感を覚える。

『突入せよ!「あさま山荘」事件』で、事件を追う警察の姿を描いた原田眞人監督の最新作。(原田眞人監督は、俳優として『ラスト・サムライにも出演しています) 以前、映画の話をしていて『突入せよ!「あさま山荘」事件』は肝心の犯人の姿がわからなくて不満だと言われたことがあります。本作は、そういう方にはおススメできませんが。gawk 実に骨太な作品で、真に迫るものがありました。good
「日航機墜落事件」は、私も記憶に残っています。とは言え、この作品を見て私が入り込んだポイントは、新聞記者たちの姿でした。pencil もしかしたら、幾らかズレた感想になってしまうかもしれませんけど。foot 違和感を覚えても侮蔑することなく、広い心で流して頂きますようお願い致します。wink

常にそうなのだとは思いますが。事件発生から一週間、北関東新聞社は戦場と化しました。rock 男性には仕事で輝いて欲しいと願う私にとって、ここは《男の世界》でした。leo 私自身、9割が女性で占められている職場に身を置いていますが。どう頑張っても仕事で男性に勝つことなんてできないと、個人的には思っています。aries 北関東新聞社には女性もいました。スクープに燃える記者を尾野真千子が演じています。「女性だからこそ」という職業もたくさんあると思いますが。北関東新聞社は、男の戦場だという思いは最後まで消えませんでした。bomb 9割強は男性で占められていて、男性同士ならではなのかしらと思わせる空気感もあった気がします。仕事に燃える男性を描くと、どうしても家庭が上手くいっていないという人物描写になりますけど。それでも輝いて見える男たちには、グッときてしまうのです。lovely

十人十色の男たち。公式HPで人物相関図を見直しながら、本作の面白さを再認識しているところです。全権デスクを任命された悠木を中心に、個人的な確執や部署間の諍いが描かれていました。impact 直球勝負の悠木は、色々な人物と大声で言い争う場面が多いです。punch 社会部の等々力部長(遠藤憲一)とは、宴会席で顔に酒をかけ合う程の激しい口論を起こす。bottle 同期の田沢(堀部圭亮)は、嫉妬心を抱いており。時と場合によって、ワンマン社長(山崎努)にまで食って掛かる悠木dash 悠木の周りは敵だらけという感じがしました。男が1歩外に出ると、少なくとも7人の敵がいるものだと聞きますが。そんな悠木にも理解を示す存在がいたことは素敵です。club 整理部の亀嶋部長(でんでん)は、悠木にそっとエールを送っている雰囲気がいいし。spa 政経部の岸(田口トモロヲ)は、穏やかに等々力部長悠木の仲介を買って出ているようでした。トモロヲさんと言えば、個性的でアクが強いイメージの俳優さんなのに。今回は、主張しすぎない懐の深い存在感がとても素敵でした。heart04 『ゆれる』の裁判官役の時と、また違う顔を見せてくれました。

Climbers_high2それと、どの場面よりも印象深かったのは。事故現場まで自らの足で向かう佐山(堺雅人)神沢 (滝藤賢一)のボロボロになった姿でした。スーツに白いシャツという、新聞記者らしい服装はグチャグチャになります。coldsweats02 「何としても一面に載せる記事を生むぞ」という強い信念から、何かに憑依されてしまったように風貌が変わってしまうのです。sad (写真は堺雅人さん。最初は加藤雅也さんかと勘違いしてしまった程です。)穏やかな語り口が印象的な堺さんが、悠木を演じた堤さんに食って掛かる場面が1度だけあります。wave 想像以上の迫力に驚いた堤さんは、全力で演じ返したとインタビューで語っていました。karaoke 佐山よりも神沢の豹変っぷりには鳥肌が立ちました。shock 生まれて初めて死体を見た神沢は、精神的にバランスを崩していきます。typhoon とても痛々しい描写で、新聞記者の過酷さを最も感じさせるキャラクターでした。shadow
色々な人物が属する北関東新聞社。何度も衝突を繰り返したり、男性ならではの嫉妬心が垣間見えて近寄り難くもありましたが。sweat01 新聞が刷り上るという同じ目標を達成した後は、考え方の相違はあれど不思議と1つにまとまって見えるような気もしました。なんて感じる私は甘チャンなのかもしれませんが。coldsweats01 山崎努遠藤憲一といったご贔屓の俳優さんの姿を拝めて満足です。好ましいキャラクターかどうかはさておき、男たちが輝いて見えました。shine

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2008年7月19日 (土)

闘茶 tea fight

「闘茶 tea fight」
製作:2008年、日本 102分Tea_fight          
監督:ワン・イェミン 音楽:ショーン・レノン 出演:香川照之、戸田恵梨香、ヴィック・チョウ、ニン・チャン、細田よしひこ、ほんこん、藤田陽子、エリック・ツァン
2008.7.19 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「《闘茶》とは自分と向き合うこと。闘う相手は自分自身である。」

幸せになれる幻のお茶を求めて京都から台湾へ―。
茶に心を奪われた人々への物語―。

===(チラシよりストーリー紹介)===
京都の老舗の茶屋を継ぎながら、現在は開店休業状態な主人・八木圭(香川照之)。先祖代々伝わる「黒金茶<こっきんちゃ>の呪い」と妻の死が密接な関係にあると信じている父親に、早く立ち直ってほしいと願う一人娘の美希子(戸田恵梨香)。ある日、彼女は自宅の裏庭から幸せをもたらすと云われる伝説の【雌黒金茶】<めすこっきんちゃ>の茶木を見つける。その茶木で、台湾にあるもう1つの伝説のお茶【雄黒金茶】<おすこっきんちゃ>に《闘茶》を挑んで勝てば呪いが解けることを知り、父に内緒で単身台湾へ渡ることに。一方、台湾では闇の茶市場を牛耳る若き天才茶人ヤン(ヴィック・チョウ)と謎の美女ルーファ(ニン・チャン)【雌黒金茶】を虎視眈々と狙っていた。果たして、八木父娘の運命と【雌黒金茶】の行方は・・・。

ズバズバ書かせて頂くと、私にはいま一つな印象でした。「闘」という文字と、お茶のイメージが繋がらないので。punch japanesetea 一体どんな作品なのかとワクワクしていたんだけどな。結局、着地点がよくわかりません。typhoon ハッピーエンドはいいんだけど、私にとっては中途半端な印象で終わってしまいましたわ。catface 「闘う相手は自分自身である」だなんて、奥の深い言葉で感銘を受けますが。せめて《闘茶》の場面では、きっちりと闘いを見せてもらった方が好みでした。down

部分的に印象に残った場面もありますので、私なりに振り返ってみたいと思います。
《黒金茶》の伝説をアニメーションで綴るオープニングは面白かったです。【雄黒金茶】には、精力を増強するパワフルな特性があり。rock 【雌黒金茶】は、精神を落ち着かせる癒しのパワーを持っている。spa お茶を育てているそれぞれの種族も、生み出すお茶の如く性格的な違いがある。2つの種族が対立していき、【闘茶】というスタイルが生まれる。なかなか興味津々の物語でした。happy01 このアニメーションから現代劇に移っていく流れは、いまいち自然な感じではなかったし。【雄黒金茶】【雌黒金茶】を混ぜて飲んだ子供が龍になってしまったという伝説も、何らかの形で現代劇に少しでも織り交ぜれば面白かったのになぁという不満もありますがね。bleah

俳優陣も、なかなか印象的でした。日本の俳優さんの中で、私が最も敬愛して止まない香川照之大先生crownがメインで登場。ダメ親父なキャラを演じることが多い気がするなぁ。coldsweats01 大先生は、主役から脇役まで数え切れない作品に顔を出しています。fuji 一時期のサミュエル・L・ジャクソンのような売れっ子ぶりなので。good 大好きだからと言って、出演作を全て劇場で鑑賞することができないのが現実です。weep 仕方がないので、劇場へ足を運ぶ作品は厳選している状態です。本作に出演するにあたり、お茶の作法も習ったりしたのでしょうか。japanesetea ほんこんさんとのリズミカルな会話が漫才みたいで面白かったです。note
今更なのですが、戸田恵梨香は結構気になる女優さんです。virgo ドラマも余り見れない状態なので、余り気にかけていませんでしたし。釣り目美人に憧れる私から見ると、可愛らしくてそんなに気になる存在感ではありませんでした。でも、年末にまとめて放送していたドラマ『ライアーゲーム』でも好演していたし。tv 今回も、ヤル気ゼロの親父に代わって逞しく生きる勝気な娘を好演していたと思います。
ヴィック・チョウは、本作で初めて見ました。そうか、「F4」さんなのか。じゃあ、日本でも人気があるんでしょうね。松潤というよりは、V6の岡田くんみたいな雰囲気のハンサムさんですね。彼が演じるヤンが闘茶の場面で見せる所作は、踊りみたいなパフォーマンスで何か印象に残りました。paper 個人的には、美希子を慕って神出鬼没する青年(細田よしひこ)のキャラクターの方が面白かったですがね。ribbon

あとは、時々映し出される茶畑の映像が美しかったです。緑色って、やっぱり優しいですよね。ほんの一瞬ですが、何だか癒されてしまいましたわ。confident spa あと、台湾にも行ってみたくなりました。
ところで、私が本作を見て一番印象に残ったのは。【雄黒金茶】【雌黒金茶】の特性についてです。「雄は力強く、雌は優しく」といったところだと思うのですが。昔の人は、男性と女性はそれぞれ黒金茶の如き特性があったかと思います。maple でも、現代の女性はメチャメチャ逞しいし。leo 男性もフェミニンな方が増えている気がします。tulip 今では、男性と女性の特性が逆転してしまっているのかしらねぇ。recycle この作品は、その辺りを描こうとしている訳ではないと思いますが。そんなことを考えながら劇場を後にした私です。foot

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2008年7月16日 (水)

BUG / バグ

「BUG / バグ」Bug
<BUG>/製作:2007年、アメリカ 102分 R-15指定       
監督:ウィリアム・フリードキン 脚本:トレイシー・レッツ 出演:アシュレイ・ジャッド、マイケル・シャノン、リン・コリンズ、ハリー・コニック・Jr.、ブライアン・F・オバーン
2008.7.16 映画サービス・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,000で妥当 / 評価:3.3★/5点満点★

「人間が人間でいられなくなる――」

コンピューターの部品として真空管とリレーが主に使われていた時代に、
真空管が発する光と熱に誘われて内部に入り込んだ小さな《虫》が原因で装置の誤動作を招いた。
コンピューターを破壊する【バグ】 人間の体に一匹の【バグ】が入り込んでしまったら?

===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
アメリカ郊外。元夫のドメスメティック・バイオレンスから逃れるため、モーテルで暮らすアグネス(アシュレイ・ジャッド)。新しい恋人のピーター(マイケル・シャノン)と2人で暮らすようになるが、モーテルの部屋に数え切れないほどの虫があふれ出し、ピーターの体内には虫が入り込んでしまう。

・・・えぇーっ、何コレ?私にとっては、珍品映画でした。catfacecatfacecatfacecatfacecatface
何も劇場まで足を運ばなくても、DVDスルーで十分だったなぁ・・・pig

ピーターのバックボーンが、結局のところ掴みどころがなくて。セリフで色々と説明しているような気もするんだけど、私の中ではよくわからない存在で終わってしまいました。coldsweats01
ホラー映画ファンにとっては、金字塔的存在である『エクソシスト』を生んだウィリアム・フリードキン監督の新作ですもの。最近の作品『英雄の条件』(00)は、トミー・リー・ジョーンズとサミュエル・L・ジャクソンが共演し。『ハンテッド』(03)では、トミー・リー・ジョーンズとベニチオ・デル・トロが対決し。どちらも特に評価されず、劇場はスカスカ状態でも颯爽と足を運んだ私です。run 結構面白かったんですよ。世評はさておき、私が好きな俳優さん主演で作品を撮るフリードキン監督。何気に相性がいいわnoteという安心感がありました。そして、本作に主演したアシュレイ・ジャドは、昔から贔屓にしている女優さんの一人です。virgo 公開規模の小ささは気にしなくても大丈夫だろうと思っていました。寧ろ、虫が苦手な私にはキツイ作品かもと覚悟までしていたのにさ。gawk どうしちゃったの、何