インクレディブル・ハルク
「インクレディブル・ハルク」
<THE INCREDIBLE HULK>/製作:2008年、アメリカ 112分
監督:ルイ・レテリエ 原作:ジャック・カービー、スタン・リー 出演:エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス、ティム・ブレイク・ネルソン、タイ・バレル、ウィリアム・ハート、ロバート・ダウニー・Jr.
2008.7.22 ジャパン・プレミア試写¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★
「その【力】、ためらうな。」
お願いだから、僕を止めてくれ―。
止めなければならない、自分を失っても。
===(goo映画よりストーリー紹介)===
ブルース・バナー博士(エドワード・ノートン)は、科学実験の副作用により、怒りや恐怖の感情が高まると緑色の巨人【ハルク】に変身してしまう力を手に入れてしまった。その力をコントロールできずに悩んでいたブルースは、世間から隠れるように過ごしていたが、ある日彼のパワーを知った凶悪なテロリストがニューヨークの街を恐怖に陥れる。宿命と葛藤するブルース。しかし彼は決意する。自分を見失っても、自分を犠牲にしても、【ハルク】となり街を救うことを…。
ノートン君、ノートン君、ノートン君、ノートン君、ノートン君、ノート・・・
![]()
ジャパン・プレミアには、キャスト&スタッフが舞台挨拶予定と伺っていたものだから。当選通知が届いてから、私の頭の中はノートン君に会えるかもしれない興奮で一杯でした。
(厳密には、「会える」じゃなくて「生で見れる」か
)座席だって、1階の15列目という、かなり前の席じゃん。
ぐおぉぉぉぉぉ~っ
と、盛り上がっていたのですが。当日は、ノートン君のみならず誰も来日せず。
日本語吹替え版で主人公を担当した水嶋ヒロが一人で登場しました。あ、そーですか・・・・。
何か、世界のナベアツが3のつく数字に到達した時のようなアホ顔でズッコケそうになってしまいました。
アホみたいに盛り上がってしまった自分が、恥かしいぃぃぃ。
水嶋ヒロ君は、俳優になる前からエドワード・ノートンの大ファンだったそうです。もしかしたら、私なんかより何倍も会えるのを楽しみにしていたかもしれないですよね。英語が堪能な水嶋君と、日本に留学経験のあるノートン君の可愛らしい関西弁で会話しているところが見たかったな。
それにしても、一人くらい来日してくれてもいいのになー。都合のつく人がいなかったのなら仕方ないけど、プロモーションにも力入れようよ。![]()
さて、映画です。熱弁したいことが一杯あるタイプの作品ではなかったので、ザクッといきたいと思います。
実は、クライマックスとも言えるアナザー・モンスターの誕生あたりから何となく冷静になっていきました。
もう1体の獰猛な《ハルク》が、ペラペラと雄弁に言葉を話し過ぎですわ。醜悪なルックスと、百万馬力と、ぐおぉぉぉぉーっという咆哮だけにして欲しかったなぁ。そこに興ざめしていたら、ハルク(=バナー)が「ハルク・スマーッシュ」 (でしたかね?)と、地面を叩いて必殺技を披露しました。
この技は、原作にあるものなのかしら。うふふふふ、ちょっと愛おしく感じたりなんかして。![]()
もう1点、ふと疑問に思ったことがあります。《ハルク》に変貌したブルースは、いつも同じ大きさという訳ではないのかしら。私は、一定のサイズなんだと思い込んでいましたが。愛する女性ベティ・ロス(リヴ・タイラー)を庇って抱きかかえた時、異様に大きく見えた《ハルク》でしたが。2人で逃亡した先で、ベティが見上げた《ハルク》は彼女より少し大きい程度だったんだよなぁ。まぁ、リヴ・タイラーが長身っていうのもありますけど。変身の度合いも変わるのかしらと思ったのであります。![]()
私が本作で特に気に入ったのは、前半でした。ブルース・バナーが、実験の失敗により特異体質になってしまう。クドクドと描写せずに、オープニングの映像だけで説明を済ませています。潔いです。ジャンルは全く違いますが、『クライモリ』というホラー映画でも同じ手法を使っていました。私は、想像もしなかった潔さに感心しちゃいました。前半のアクション・シーンは、スピーディで楽しめたんですよ。![]()
あとはやっぱり、豪華なキャスト陣に楽しませて頂きました。エリック・バナがタイトルロールを演じたアン・リー監督版『ハルク』(03)を思い出してみました。前作のハルクは、エリック・バナの息苦しそうな表情が印象的で。《ハルク》になってしまった悲しみが前面に出ている印象を受けました。
今回、エドワード・ノートンが体現した《ハルク》から突き刺さったのは怒りでした。
変身を避ける為に、血の滲むような訓練を重ねて〈怒り〉を抑えようとするブルース。マラソン、座禅、はたまた横隔膜を駆使した呼吸法など。
初めて見るような訓練法まで登場します。予告編映像でも使っていましたが、《ハルク》になる寸前に瞳が緑色に変わるブルースがニヤッとする画があります。あれは、ほくそ笑んでいたのでしょうか、何なのでしょう。ノートン君ならではの表情だったような気がしました。![]()
敵役にあたるロス将軍を演じたウィリアム・ハートと、軍人ボルンスキーを演じたティム・ロス。さすがの存在感と、余裕のパフォーマンスを見せてくれました。
最強の兵器を開発することしか頭にないロス将軍と、自分こそが最強の軍人だと信じて止まないボルンスキー。互いの腹を探り合いながら、どこか信用していないように見える2人の会話がちょっと怖かったです。
鉄人級の悪人キャラを演じたティム・ロス。『PLANET OF THE APES/ 猿の惑星』の凶悪なチンパンジーを思い出しました。
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コメント
こんばんは。
ウィリアム・ハートはほんとうにオモシロいですね。
今年は大統領やったり、
殺人鬼やったりと大忙し。
この映画でも、印象度はナンバーワンでした。
投稿: えい | 2008年7月25日 (金) 23:50
えいさま

訪問ありがとうございます。
ウィリアム・ハートは、演じられない役なんてないかもしれませんね。
私は《大統領役》には素敵だなぁとメロメロになっていましたが。
本作は、雰囲気から何から嫌な感じを受けました。
さすがだなぁと思いました。
投稿: となひょう | 2008年7月26日 (土) 21:36
こんにちは♪
ラストのバトルにいまいち興奮出来ずにいたんで
ボ~っと観ていたら、気付いた時にはハルクが勝
利の雄叫びを上げていました…。
正直なところ取り立ててオモシロいとは思えませ
んでしたが、豪華なキャスティングとラストのサ
プライズが観れただけでも、劇場に足を運んだ甲
斐があったと言ったところです♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情♪ | 2008年8月 3日 (日) 01:27
風情♪さま


TB&コメントありがとうございます。
クライマックスには失神気味でしたか・・・
中盤以降は、オープニングの潔さが感じられなかった気がしますね。
私も、そんなに印象に残る作品ではありませんでした。
決して退屈だった訳ではないし、見ている間は楽しみましたが。
サマームービーの中では、ちょっと弱い印象を受けてます。
豪華なキャストは、本当に楽しかったですよね。
投稿: となひょう | 2008年8月 3日 (日) 17:36