彼が二度愛したS
「彼が二度愛したS」
<DECEPTION>/製作:2007年、アメリカ 108分 PG-12指定
監督:マーセル・ランゲネッガー 出演:ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー、ミシェル・ウィリアムズ、シャーロット・ランプリング、マギーQ、リサ・ゲイ・ハミルトン、ナターシャ・ヘンストリッジ
2008.10.23 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★
「平凡な日常、孤独な夜、それを埋めようと彼女を愛した。しかし、すべては罠だった―。」
会員制秘密クラブのルール
Ⅰ 名前や職業を聞いてはいけない
Ⅱ 待ち合わせはホテル
Ⅲ 手荒なことは禁止
Ⅳ 合言葉「Are You Free Tonight?」
===(allcinemaよりストーリー紹介)===
ニューヨークに暮らす真面目な会計士、ジョナサン(ユアン・マクレガー)。友だちもおらず、職場と家を往復するだけの退屈で孤独な人生を送っていた。そんなある日、監査員として派遣された大手法律事務所で弁護士のワイアット(ヒュー・ジャックマン)と知合い、意気投合する。ジョナサンとは対照的に、セレブを絵に描いたような優雅な生活を送るワイアット。そして、ふとした偶然から、ジョナサンはエグゼクティブのための会員制秘密クラブを紹介され、美女との一夜限りの関係にのめり込んでいく。やがて、かつて地下鉄で見かけて一目惚れした女性とそのクラブで再会する。名前が“S”から始まることしか分からないその女性(ミシェル・ウィリアムズ)に溺れるジョナサンだったが…。
内容に沿っていない訳ではないけれど、日本語タイトルは原題をそのままカタカナ表記ではダメなの?何か馴染めない・・・![]()
こういった二転三転するストーリーは、今までにもたくさん作られ話題を呼んできたから。「簡単に先が読めてしまった」とガッカリする声も上がりそうな気がします。
かくいう私も、途中で先が読めてしまいました。とはいえ、最初から色々なパターンを考えて、どれか当たるかなぁという調子で楽しむことができました。
色々と気に入ったポイントはあったのですが。何しろ、公開前の鑑賞ですから。レビューを書きにくい作品でもあります。余り具体的に触れられないのが残念ではありますが、ちょっと気をつけつつ振り返ってみたいと思います。
取りあえず、これから鑑賞予定の方は、ご覧になってから読んで頂く方が良いかもしれません。
先が読めてしまうとは言え、楽しめました。ニューヨークの風景、エグゼクティブな男女、そして一夜の情事。
場面毎にピッタリな音楽が、いい具合に盛り上げていきます。
疲弊した生真面目なジョナサンの表情と、対照的に華々しい存在感のワイアット。男性として全ての成功を手にしているかのようなワイアットを憧れの眼差しで見つめるジョナサン。女性経験に長けていないジョナサンを心の中では小馬鹿にして、憐れみの情を覗かせるワイアット。この2人の関係からも目が離せませんでした。
もちろん、秘密クラブの女性との逢瀬に溺れていくジョナサンの場面も見どころの一つです。
「Are You Free Tonight?」 と言う女性からの電話、情事、電話、情事の繰り返し。
いちいち数えてみなかったけど、ジョナサンの女性経験の数は一気に上昇します。
少しだけワイアットに近づけたジョナサンは、何となく満足気に見えたりしました。
同時に、ほんの一瞬しか登場しない秘密クラブの女性たちも、バリバリのキャリア・ウーマンという雰囲気で、何だか印象に残りました。
中盤のエロティックな場面の連続にドキドキするのと同時に、孤独な男女の姿にこちらまで心が乾いてしまいそうでした。![]()
公開前につき、内容についてはこれ以上触れないでおきたいと思います。変わりに、印象的だったキャストについて書きます。ジョナサンを演じるのはユアン・マクレガー。ユアンと言えば、一番印象に残っているのは『トレインスポッティング』のヤンチャ坊主で。『スターウォーズ』のオビ・ワンでは頼もしかったり、『猟人日記』ではアンビシャスな若者を演じたり。更には、『ムーラン・ルージュ』では純粋な若者を演じて魅了してくれました。なかなかのカメレオン俳優さんであります。
今回の青年ジョナサンは、『ムーラン・ルージュ』での演技が一番近いと思うけど。更に純真な一面を覗かせてくれました。
会計士というだけあって、数字の強さが冷静さに繋がっているように思える展開もありました。ピッチリ七三分けに知的なメガネをかけて、神経質で不器用な青年。
あれだけたくさんの女性と関係を持っておきながら、Sを本気で愛してしまうジョナサン。ルールに反して、関係を育んでいこうとするジョナサンの言動がいちいち愛らしくて。
何かキュンキュン音がするなぁと思ったら、それは私の胸の音でした。![]()

ワイアットを演じるのはヒュー・ジャックマン。本作では、プロデューサーを務めているようです。さて、ヒュー様と言えば『X-メン』シリーズのウルヴァリンに始まり、『ヴァン・ヘルシング』ではモンスター・ハンターというヒーローを演じています。史劇ものや貴族の役など、はたまた『プレステージ』では華麗なマジシャン役を演じていました。何を演じてもいちいちカッコ良いヒュー様なだけに、清潔感溢れるイメージが強かったです。
そんなヒュー様が演じるワイアットは、まるで《悪の華》でした。
近づかない方が良いとわかっていても、そのフェロモンに吸い寄せられてしまいます。となひょう、瞬殺されましたっ![]()
個人的にちょっと残念だったのは、ミシェル・ウィリアムズ。ジョナサンを虜にしてしまう《ファム・ファタール》を演じるのですが、いま一つ説得力が足りなかったなぁ。
金髪美女だし、女優としてダメ出しをしているつもりは毛頭なくて。あくまでも、私が抱くSという女性のイメージには近くなかったということです。出番が少ないというのは理由になりません。だって、他の秘密クラブの女性たちの方が印象に残ってるんだもん。マギーQやナターシャ・ヘンストリッジは、ほんの一場面でも孤独なニューヨーカーとして納得できました。中でも、熟女として顔を出すシャーロット・ランプリングの存在感は抜群です。
「かわいい男の子は大好きよ」と口の端を小さく上げるクールな表情が印象的。Sに関しては、この作品に引き続きスカちゃんに演じて欲しかったと願ってしまいました。![]()
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コメント
となひょうさん、おはようございます♪
コメントありがとう、お久しぶりで嬉しかったですよ
これ、サスペンス色々観てるひとだったらやっぱり展開読めちゃいますよね。
でもわたしもヒュー様の魅力とこの映画の雰囲気に飽きずに観られました〜。
マギーQとか、シャーロットランプリングとか、
贅沢な使われ方でしたね★
今後もあそびにきますね〜♪
投稿: mig | 2008年10月26日 (日) 09:42
migさま
TB&コメントありがとうございます。
かなりご無沙汰しておりましたー
やっぱり展開が読めちゃいますよね


私も、雰囲気に飽きることがなかったので、何だカンだで楽しめました。(o^-^o)
シャーロット・ランプリングの登場にはビックリしたけど。あれだけの場面で、かなり存在感を放っていた感じでしたね。
投稿: となひょう | 2008年10月26日 (日) 21:43
あ!試写会でご覧になられていたのですね!
となひょうさん、この映画は必ずや観るはず・・・!
と思っていたので探しました。エヘヘ
題はね、私も同じことを思いました。
)
英語だけだと分かり難かったら、例えば英語の後に日本語訳を付けるとか
「Are You Free Tonight? ~今晩お暇?~」とかね。
あのセリフはそのまま使って欲しかったよねぇ、、
そ、それにさ、邦題だと何となくラストも察しが付くと思わない!?
(2度と言うことは、一度壊れてラストは上手く行くんだなって。
でもでも、いろいろ思うことはあれど
うふふ

おヒュ~さまとユアンが素敵だったから良いです~
そういえば、おヒュ~さま、今回は何時もよりやけに背が高く感じたのでした。
ウルヴァリンの時はガッチリが目立ってそんなには思わなかったけど。
今回はスーツ姿が多かったからかな?
二人のテニス姿も観れたし、なかなか美味しい映画でしたのぅ~
投稿: Puff | 2008年11月19日 (水) 17:42
Puffさま


コメントありがとうございます。
いやぁ、先が読めちゃいましたねぇぇぇ
何か評判がイマイチのようですね(゚ー゚;
まぁ、サスペンスとしてはドキドキが薄目だった気もするのですが。
おヒュー様はスーツ姿でも素敵だし、ユアン君は抱きしめたくなるくらいに愛らしかったしで。
俳優陣に魅せられて、取りあえずは楽しめたって感じです。
シャーロットランプリングのあの存在感、若い女優さんには出せないオーラでした。
>おヒュ~さま、今回は何時もよりやけに背が高く感じたのでした。
確かに!姿勢もいいのかもしれませんね

普通にスーツ姿でも、あれだけカッコ良ければ、もうどうにでもしてって感じでした。
テニスってセレブのスポーツなんでしょか。
個人的には馴染みの薄いスポーツなので、ちょっぴりピンときませんでした。
投稿: となひょう | 2008年11月20日 (木) 21:11
こんちには、
キャストは豪華でよかったんですけど、ストーリーはイマイチ入り込めませんでした。
謎がテーマのスリラー作品だと思いますが、その謎がなかったのがちょっと物足りなかったです。
又遊びに来ます。
投稿: かめ | 2008年11月29日 (土) 02:37
かめさま

こんにちは。
訪問ありがとうございました。
ストーリーはイマイチ。( ̄◆ ̄;)
確かに、先が読めてしまいました。
何か評判もイマイチみたいですよね。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
キャストは本当に豪華で楽しかったです。
投稿: となひょう | 2008年11月30日 (日) 11:39
となひょうさん、こんばんは。
ちょっと前の作品ですが、こちらに。
オーソドックスというか、オールド・タイプの
ミステリーという印象でしたね。
先は私も読めてしまいました(苦笑)。
マギーQの出番があれだけというのは
淋しかったですが、あの衣装(下着)はセクシーでしたな。
今度「三国志」が公開されますが、彼女の活躍が楽しみです。
投稿: CINECHAN | 2009年1月11日 (日) 01:52
CINECHANさま


訪問ありがとうございます。
確かにオーソドックスでしたよね。
最近は、ドンデン返しに次ぐドンデン返しを工夫する作品の方が多いので。
逆にホッとして見られた部分もありました。
マギーQは、出番が少なくて残念でしたよね。
女の私でも、そう思いました。
「三国志」かなりの豪華キャストなのに扱いが小さいですよね・・・Σ(;・∀・)
投稿: となひょう | 2009年1月12日 (月) 11:13