ブロークン
「ブロークン」
<THE BROKEN>/製作:2008年、イギリス=フランス 88分 PG-12指定
監督、脚本:ショーン・エリス 製作:レネ・バウセガー 出演:レナ・へディ、リチャード・ジェンキンス、ミシェル・ダンカン、アシエル・ニューマン、メルヴィル・プポー
2008.11.16 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★
「鏡の中の世界は、もう一人の見知らぬ<自分>を映し出す・・・」
―鏡が割れると7年間不幸が続く―
この不吉な迷信をなぞるかのように、謎の訪問者たちがヒロイン一家を浸食しはじめる。
街なかで遭遇した<自分>は、一体何者なのか?
===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
父の家で、家族や恋人とともに父の誕生日を祝っていたロンドンのX線技師ジーナ(レナ・ヘディ)。すると、大鏡が突然激しく割れ落ち、その場にいたジーナら5人は「鏡が割れると7年間不幸が続く」という迷信を笑いながら口にする事態となる。翌日、ジーナは自分と同じ車を運転する自分の姿を見かけ、その後をつけるが……。
・・・レビューをまとめにくい作品です・・・(;;;´Д`)ゝ![]()
初回とは言え、公開2日目だからと慌てて受付をしたのですが。
これがまた、劇場は閑散としていました。(u_u。)
特大サイズのスクリーンが自慢のテアトルタイムズスクエア。
前回、『レンブラントの夜警』で足を運んだときには、ウンザリするくらい人で溢れ返っていたと言うのに。何だ、このスカスカ感は。。゜゜(´□`。)°゜。
一足お先に見た方の評判が良くないのかもしれませんが、結論から言うと、私は好みの作品でした。
きっとまた珍しい感想の「ぽつねんレビュー」になるんだろうな(ビクビク・・・(´・ω・`;)
)。未見の方のことを考慮して、感想もカットしまくって書かなければいけないと思ったけれど。こんなに閑散とした劇場を目にしては、逆に一人でも多くの人に興味を持ってもらえるようなレビューが書けたらいいなと思い直しました。公式HPにも、劇場でもらったプチ冊子にも、本作に散りばめられた「キーワード」というのを紹介しています。
その内容も交えつつ、好きだった点を振り返ってみたいと思います。
私流の解釈で、後半部分に触れています。鑑賞するまで読まないか、読んでから鑑賞するかは皆様の判断に委ねますのでヨロシクお願い致します。
本作は、誰が見ても理解しきれるタイプの作品とは違います。抽象的な描写から、見た人なりの感性を研ぎ澄ませて独自の解釈して楽しむか。或いは、解釈できなくても独特な雰囲気にひたすら酔いしれるか。私は、本作を理解しきれた気がしないのですが。とにかく、幻惑的なムードが好みで満足できました。
ここで「キーワード」を紹介します。
キーワード①内臓逆位 ②電話 ③Y38BCY ④不審な人々 ⑤赤い色 ⑥カプグラ症候群 ⑦30 St Mary Axe
②と③は素通りしてしまいました。
再度、見る機会があったら要チェックです。⑦は、せっかく業界人なのに、存在すらも知りませんでした。ガッカリ・・・
でも、作品中に登場してたかなぁ。
全く気づきませんでした。⑥については、作品中に特に意味を持つという印象は受けず。「そういう言葉があるのね」という程度で進行していきました。⑤は、ジーナが運転しているチェロキーしか拾えなかったのですが。
ジーナが衝突事故を起こした場面で、上空から赤い車と対向車を捉えたショットが強烈に印象に残りました。
(衝突後、フロントガラスが「粉々に」ではなく「原型を留めたまま」車体から割れ落ちる映像も印象的です。)④も、結局は意味を成さないような気もしたのですが。意味深なセリフに、取り合えず戸惑わされました。
以下、後半部分に触れていきます。未見の方は、ご注意ください。
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キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* 。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
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さて、最も重要だと思ったのが①内臓逆位というキーワードです。キーワードの中にはありませんが、この作品で一番重要なアイテムが鏡だと思います。父を含めた5人で食卓を囲んでいた時に、突然割れた鏡。日本でも、鏡にまつわる言い伝えって色々とあるような気がするのですが。鏡という存在の放つ魅惑は、世界共通なのかもしれませんね。思い切って書いてしまおう。衝突事故を起こして入院したジーナ。大きな問題はなく無事に退院はしますが。左眉の上には、傷を縫った痕があります。暗闇が続いた後、顔に覆ったタオルが落ちた後、傷の痕が右側に変わっていた気がするのです。そこから話が膨らむことはありませんでしたが。傷の痕が左のジーナと右のジーナが、順番に登場する部分がありました。鏡に映った姿という設定ではないように見えたのに、これは何を意味しているのだろう。夢の中だから?夢に出てきたジーナは、左右が逆。ジーナ以外の人物は、左か右か判断する要素を拾えなかったので何とも言えないけれど。鏡が割れた後に遭遇するもう一人の自分は、まるで別人。これって、パラレルワールドの境目が鏡とか、そういう意味なのかと思ったのですが。異次元の自分が、自分を乗っ取りにやって来る。昔読んだホラー漫画にも、そんなストーリーあったよなぁ。
私流の解釈が合っているか合っていないかは判断できませんが。ショーン・エリス監督としては、観客に1つの答えを求めていないと思うんですよね。見た人が独自の想像力を膨らませることを望んでいるような、そんな気がしました。訳がわからないと忘れてしまう人もいるかもしれませんが。「こんなことを考えた」とか「こんな場面が印象的だった」とか、見た人同士で盛り上がることができたら素敵だと思いました。
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コメント
こちらにも~☆
おおお、となひょうさんが行かれた時もやはり閑散としていましたか~・・・
私が行った時もスカスカでしたわ。
あそこの劇場は、文芸映画とか名作のリバイバルだと満席になるのにね。
作品のタイプとしては、どちらかというと渋谷向けかと思ったよん~
(・・・シネマライズとかシネセゾン渋谷とか)
ショーン・エリスの前作がかなり好みだったので、今回も観に行ったのですが、
この映画もまた違った雰囲気の映画で良かったでした!
映像センスがとても良いですよね~
今回は薄暗くひんやりとしたクールな感じがぞくぞくしちゃいました。
ジーナ役のレナ・へディがまたまたカッコ良いのよね!
シーンごとに登場する服がどれも素敵で・・・
白衣でさえ彼女が着るととっても素敵なんですもの~
投稿: Puff | 2008年11月25日 (火) 20:51
Puffさま




こちらにもコメントありがとうございます。
むーん、Puffさんが行った時もスカスカでござんしたか。
あの劇場がガラ空きなのって何か淋しいし、寒々しいですよねん。
確かに、どちらかと言うと渋谷が似合う作品かもです。
レナ・へディは素敵でしたねぇぇぇ
後半のメルヴィル・プポーは、異様な存在感がありました。
実は、ショーン・エリス監督の前作を未見なのです。
見なければ。
評判いいですよね。
この作品は、とても雰囲気があって良かったとおもいます。
鏡を見るのが怖くなったですー
個人的には、畳み掛けるような音楽(どちらかと言うと効果音かな)も印象的でしたー
投稿: となひょう | 2008年11月27日 (木) 21:37