エグザイル/絆
「エグザイル/絆」
<EXILED 放・逐>/製作:2006年、香港=中国 109分 PG-12指定
監督、製作:ジョニー・トー 出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ジョシー・ホー、ロイ・チョン、ラム・シュ、ラム・カートン、エレン・チャン、リッチー・レン、サイモン・ヤム
2008.11.3 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,300で妥当 / 評価:4.3★/5点満点★
「彼らこそ、最高だった。」
4人は待っていた、かつて親友だった男を・・・・・・。
===(チラシよりストーリー紹介)===
舞台は返還間近のマカオ。かつて仲間だった5人だが、今は立場を違えていた。ボスのフェイ(サイモン・ヤム)を狙撃して逃亡していたウー(ニック・チョン)を、ボスの命令で殺しに来たブレイズ(アンソニー・ウォン)とファット(ラム・シュ)。そのウーを守るために来たタイ(フランシス・ン)とキャット(ロイ・チョン)。再会は銃撃戦となり、運命の歯車が動き出す。変わりゆく時代の策略にさらされる5人の絆。ラスト、男たちは約束を守るために再び戻る・・・・・・彼らのあの日々へ。
今日の試写会は、アンソニー・ウォン&フランシス・ンの舞台挨拶つきでした。
応募要項には、そんなこと記載されていなかった気がするので。どんだけお得なのよぉぉぉ
と、ワクワクしていました。早目に会場に到着したつもりでしたが、祝日だからか、もの凄い行列ができていました。
案の定、前の方の席は早々に埋まってしまっていて。後ろから数えた方が早い位置の通路側の席をどうにか確保しました。まぁ、映画を鑑賞する分には見易いわよねと自分に言い聞かせて着席しました。![]()
舞台挨拶の模様を少しお伝えしますと。アンソニー&フランシスは、プライベートでも仲が良いそうで、息がピッタリ合っていました。
質疑応答にユーモアをたっぷりと交えて、大いに会場を沸かせていました。
私が一番笑ってしまったのは、「ジョニー・トー監督の声は、とても大きい」(アンソニーさん談)という話です。映画監督たるもの、声が大きくなければやっていけないという褒め言葉だったのですが。モノマネを披露しつつ?話すアンソニーさんが、映画で見る渋い雰囲気とは全然違うので。もの凄く親近感が湧いて、とても楽しかったです。
フランシスさんは、本作に出演している時よりも長い髪でした。2人ともオーラがあるので、後ろの席でもよく見える気がしました。
さて、映画の感想にいきたいと思います。ジョニー・トー監督の作品は、『ザ・ミッション/非情の掟』と『エレクション』しか観れていませんが。ストイックな激しさに痺れまくって、お気に入りの監督さんです。今回も、いつも通りに痺れまくっておりました。クールで、ストイックで、セクシーです。
そして、男同志の絆まで描かれていると、目がハートになったまま元に戻りませんでした。
全編を通して緊迫したシリアスなムードが漂いながらも、時々小さくユーモアも挿入されていました。私にとっては、緊張の糸がほんの一瞬緩んだ程度だったのですが。小さいユーモアが入る度に、会場では大爆笑の渦が巻き起こっていました。「・・・そんなに笑うところかなぁ・・・・・
」と、終始たじろいでしまったので。少数意見なレビューになっているかもしれません。(まぁ、いつものことですが)一般公開して終了間近で閑散とした頃に、もう1度ジックリと観に行きたいような気もします。今回は、珍品レビューになっているかもしれませんが、広い心で流して頂けると嬉しいです。![]()
ウーの命を狙うブレイズ&ファットの2人組と、ウーの命を守ろうとするタイ&キャットの2人組。真逆の行動を取る2組がバッタリと遭遇し、一触即発の銃撃戦へと発展する。この流れは、実に面白くて好みなのですが。その後、アッサリと和解してしまう展開には、少し違和感を覚えてしまいました。
それ程に、強い絆で結ばれた仲間だったのか。はたまた、裏切られても仕方ないくらいにどうしようもないボスだったのか。もう少し丁寧に説明を加えた方が良かったのではないかなぁと思ってしまって。
それでも、そのまま話はどんどん進行していきました。そう言えば、アンソニーさんが「脚本が完成していないままクランクインした」とか話していたっけ。それなら仕方ないかと納得することにしました。
5人が結束する理由づけが薄かった点を除けば、後は痺れっ放しで超好みの作品でした。
裏切られっ放しのボス・フェイが登場してからは特に、否応なしに緊張させられました。
と言うか、全編に渡ってサイモン・ヤムさんが居ると居ないとでは、緊迫の度合が違いました。
冒頭、5人が和解するに至る銃撃戦。和解した5人が、ボスの元を訪れた時に繰り広げられる銃撃戦。どちらも見応え抜群なのですが。特に印象に残ったのは、撃たれたウーを担いでなだれ込んだ闇医者のアパートでの銃撃戦です。
ウーの治療中に、何と負傷したボスも同じく担ぎ込まれてくるのです。部屋の隅やカーテンの裏に身を潜める4人の姿をカメラがドーンと捉えただけで、心臓がドキドキしました。
手術台に横たわるウーの姿にボスが気づいた瞬間、当然の如く激しい銃撃戦へと突入していくのです。
もう1つのおススメは、ラストの銃撃戦です。ガン・アクションそのものも200%見応えがありますが。
タイが最後に取った行動には、涙が込み上げてきてしまいました。
蹴り上げられた空き缶と、ヒラリと舞い落ちる1枚の写真。心臓がバクバクいう程に興奮する激しいアクションの後に、清々しく美しい余韻が残りました。
4人で映っているショットも、1人だけ後ろを向いていたり、遠近法のような構図だったり。激しさと美しさが共存している素晴らしい映像でした。ラストの銃撃戦も、『アンタッチャブル』のクライマックスの駅のシーンに匹敵するくらいのインパクトがありました。映画史に残る名シーンの1つとして、私の心に深く刻まれました。
| 固定リンク


コメント
いやあ~、いたんですか?
ニアミスしてたのかな?後ろの席でしたか
おいらは早くに行って結構前の方にいました
言ってくれれば遭えたかもしれないのに
今回hyoutanさんにはお会いできました
映画は1年前に見てたんですけど
何度見ても面白いですね、
緩急の付け方が絶妙で、
大爆笑してましたですよ
投稿: くまんちゅう | 2008年11月 5日 (水) 00:45
くまんちゅうさま



TB&コメントありがとうございます。
うへぇぇぇ、あの中にいらっしゃったとは
ニアミスしたのは初めてですよね。
それが本作だなんて、光栄です。
2度目の鑑賞でも、存分に楽しめたようで何よりです。
私は、緊張しすぎて爆笑まではいかなかったのですけど。
公開して、もし都合がつけば、ジックリと見直したい気もしています。
アンソニー・ウォンさんは、イギリス人とのハーフだと聞きました。

あの渋さは、このまま年をとるとショーン・コネリーのような色気を保ち続けそうだなんて思いました、ぽっ
投稿: となひょう | 2008年11月 5日 (水) 20:24
こちらにも~☆
この映画、予告編を観た時、



これは絶対となひょうさんの映画だと思いました!!
と思ったら、試写会で既にご覧になっていたのですね~
何処の会場だったのでしょう?
舞台挨拶付きとは!これはファンには堪らんですね!
アンソニー・ウォンは、私もお気に入りの俳優さんです~
あの渋さ、背中で表現出来るっていうか、ホント素敵です。
予告編でちらりと観た感じでは、
スタイリッシュで男の熱い友情を感じましたが・・・
是非劇場で観たい作品ですよねん~
投稿: Puff | 2008年11月19日 (水) 17:56
Puffさま



コメントありがとうございます。
おおおおお、ようこそです
そそそ、舞台挨拶つきだったのです
会場は、普通に一ツ橋ホールでした。
お2人を招くのなら、国際フォーラムくらいにしないととも思ったけれど。
お2人は気さくで、そんなの気にも留めなさそうな親近感が素敵でしたよぉぉぉ(*^-^)
この作品は、試写会が当たらなくても観に行くつもりでしたー。
もう1度、人が密集していない状態でジックリ鑑賞し直したいっす。
>あの渋さ、背中で表現出来るっていうか、ホント素敵です。
いいですねぇ、男性の後ろ姿って。
アンソニーさんは、もの凄く渋いイメージだったけど。
舞台挨拶では、サービス精神が旺盛でとても楽しかったですよ。
アンソニーさんの気遣いに他ならないと思うと、やっぱり素敵だなぁと思いました。
投稿: となひょう | 2008年11月20日 (木) 21:17
こんばんは☆
となひょうさんもくまんちゅうさんも舞台挨拶試写だったんですねー。
わたしは公開後渋谷で観て来ました★
お客はおじさんばっかりだったけど、
渋くてかっこいい作品でしたね
戦ってたかと思ったらいきなり皆で食卓囲んでてびっくり。面白いシーンでした☆
投稿: mig | 2008年12月 9日 (火) 21:54
migさま

訪問ありがとうございます。
そうなんですよ、くまんちゅうさんとニアミスしてたらしく。(≧∇≦)
試写会だと誰かしらブロガーさんとニアミスするみたいで、今までとは違ったドキドキも増えてます。
そう言えば、migさんとも何度かニアミスしてたんでしたね。
おじさんばっかりでしたか。
やっぱり、ジョニー・トーだと男性に人気がありそうですよね。(*゚∀゚)=3
投稿: となひょう | 2008年12月11日 (木) 21:16
こんにちは♪
>「脚本が完成していないままクランクインした」
なるほど~だからブレイズたちの言動の何ヶ所かが
腑に落ちなかったんですね~。
銃撃戦や出てくる連中のカッコよさに痺れはしたん
ですが、この腑に落ちないところがずっと引っ掛か
って最高にオモシロかったとは言い難くと言ったと
ころです…r(^^;)
投稿: 風情♪ | 2008年12月14日 (日) 11:23
風情♪さま

訪問ありがとうございます。
脚本が上がっていないのに、手探り状態の撮影だったらしいですね。
そういうのって、観客に伝わってしまうのかもしれませんね。
映像で考えると、やっぱりカッコ良くて痺れますよね。
闇医者のアパートの銃撃戦には、ドキドキしちゃいました。∑(=゚ω゚=;)
投稿: となひょう | 2008年12月14日 (日) 21:46
この映画、神戸ではDVD発売の10日ほど前に公開ということだったので、やっとこさこの時期に見ることができましたが、こういう映画こそもっと上映館数を増やしてほしいと思える映画でしたよ。
とにかく5人、いやチェン軍曹を含めた6人の漢が格好いい!そんな映画でしたよ。
投稿: にゃむばなな | 2009年5月31日 (日) 14:19
にゃむばななさま
訪問ありがとうございます。
すみません、お返事がこんなに遅くなってしまって( ̄Д ̄;;
劇場でご覧になれて良かったですね。
ドキドキ度が全然違いそうですもん。
とは言え、東京での公開規模も小さいもんでした・・・
でも映画ファンの間では、好評を博したようで何よりでした。
投稿: となひょう | 2009年6月 8日 (月) 19:29