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2008年12月 3日 (水)

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

K20「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」
製作:2008年、日本 137分      
監督、脚本:佐藤嗣麻子 出演:金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴、益岡徹、鹿賀丈史、斉藤歩、木野花、要潤、串田和美、嶋田久作、小日向文世、大滝秀治、松重豊
2008.12.3 試写会¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「怪人二十面相は誰だ?!」

二十の顔を持つ、正体不明の大怪盗――怪人二十面相
彼はまだ知らない。怪人二十面相の罠に落ちたことを。
怪人二十面相に変装し、怪人二十面相を追いつめる!

===(goo映画よりストーリー紹介)===
1949年、帝都。社会は、19世紀から連綿と続く華族制度によって富める者と貧しき者の二極化がなされていた。曲芸手妻師・遠藤平吉(金城武)は、小さなサーカス小屋で人気を博していた。サーカス団のメンバーは、皆貧民街で暮らす人々だ。羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子(松たか子)は、名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結婚を間近に控えていた。そんな折、二十面相から羽柴家へ一通の予告状が届く。「結納の儀、当日。羽柴財閥が持つ、ブリューゲルの『バベルの塔』を頂戴する」と。一方、平吉はある紳士から、葉子明智の結納の儀に潜入し、写真を撮ってほしいとの依頼を受ける。報酬に魅力を感じた平吉は了解するが、それは二十面相の罠だった…。

実は、そんなに期待していませんでした。bleah 公開1ヶ月以上前からテレビCMをガンガン流しているので、もう本編を見た気分になっていたのです。こんな映画がやってくると聞いた時に抱いた期待は、すっかり薄まってしまいました。mist 日本テレビが関わっているから仕方ないかもしれないけど、正直言って擦り込み過ぎなんですよ~。tv(テレビでCMを流すのは、早くても公開2週間前からにしてください。)これでは、本編を見た時には、もう飽きてしまっているかもと。テンション低めで試写会に臨みました。down 逆に、ハードルが低かったのが幸いしたのか、実際には結構楽しく鑑賞できました。happy01 突っ込みを入れたくなった場面もありましたけど、エンタメ作品としては、まずまずの仕上がりだった気がします。12/20(土)公開の作品は、卒倒しそうなくらいにたくさんあります。〈冬の陣〉snow日本映画の中では、かなり話題を集めるのではないかしら。でも、いざレビューをまとめるとなると。楽しんだことは間違いないけど、取り立てて強調しておきたいポイントはそんなにありません。catface 終盤の展開に関しては、堅く口を閉ざしておきたい展開でしたしね。ban こんな調子ですが、無難なポイントで印象に残った部分を振り返ってみたいと思います。

「第二次世界大戦が起こらなかった」という架空の世界、舞台は【帝都】。ついつい『帝都物語』と『帝都大戦』を思い出してしまいますが。smile 【格差社会】が生じているとは言え、重苦しくならない軽快なムードです。tulip 本作で描かれる【格差社会】は、個人的には度合いが極端すぎて逆にピンときませんでしたねぇ。gawk 貧富の差が、笑いの要素になってしまっている印象でした。【格差社会】を描いている作品は幾つもありますが、個人的に印象に残っているのは『ランド・オブ・ザ・デッド』というゾンビ映画です。ゾンビさんが徘徊している恐怖よりも、生き残った人間に生じる格差の方がゾッとしました。shock つまりは、全体的に重みは一切感じられない気さくなエンタメ作品です。notes 何を見ていいか迷った時に、取り合えず軽い気持ちで楽しめると思います。

アクション・シーンには力を入れています。迫力満点の映像が見どころです。火薬の量、どんだけぇぇぇsign02って感じ。∑(=゚ω゚=;)annoy サーカスの曲芸から始まり、平吉のアクションにも魅了されました。全力疾走、ジャンプ、高層ビルの最上階、そして空中戦。スパイダーマンの如く、ワイヤーを駆使して自在に宙を舞い。障害物を飛び越え、軽やかに街を駆け抜ける。run 最大の見せ場は、高層ビルの最上階で繰り広げられる怪人二十面相との激突だと思いますが。building 私は、修行を始めた頃の平吉の姿も好きです。サーカス団のからくり師・源じい(國村隼)(公開前につき情報不足。聞き取り違っていたらゴメンなさい)から受け継いだ秘伝の書に習い、一人で訓練を始めます。book 「ひたすら真っ直ぐに走るべし」とか、シンプルな内容なのですが。『ベスト・キッド』で、訓練の始めは〈掃除〉だったという流れがありました。ちょっとした動きの1つ1つに基礎が一杯詰まっているという部分にグッときました。rock ただし、アッと言う間に変身術が上達していくという描写には無理があったかと。(;´▽`A``typhoon ミッション・インポッシブルっす。そこがまた現実離れしていて、とにかくコレはエンタメなのねと叩き込まれている気持ちになりました。

後は、とにかく豪華なキャストが魅力的でした。個人的には、金城くんは香港映画でこそ輝くと思っているのですが。本作の平吉は、目が離せないキャラクターでした。eye バカ正直で、天然ちゃんで、温かい。ハンサムさんなのに親近感で一杯。spa 明智小五郎を演じるのは仲村トオル。聡明で、クールで、油断大敵。ハンサムさんだからか、どこか近寄り難い雰囲気。confident 個人的には、令嬢・葉子を演じた松たか子が最も印象的でした。マイペースで天然、世間知らずだけど正義感が人一倍強い。お転婆で行動力に長けて、真っ直ぐなお嬢様を好演していたと思います。virgo(同性受けするお嬢様像といったところ)彼女が画面から姿を消すと、何だか淋しく感じてしまった程でした。aries
ところで、地味ながらに印象的だった場面を1つ。平吉葉子の出会いは、対照的な世界に生きる人間同士というだけあって強烈なものでした。impact 自分にない部分には惹かれるものなのか、徐々に息が合っていく2人。クライマックスにかけて、平吉たちは明智と組んで二十面相を捕まえようとします。大胆な作戦にすっかり興奮した平吉葉子が部屋に戻ると、明智がクールに待っていました。平吉といると居心地が良いけど、結婚相手である明智にはなかなか心を開けない葉子の心情がクッキリ描かれていました。元祖しょう油顔のハンサムさん代表・クールなトオル氏と、いわゆる濃い系ソース顔ハンサムさんにして親近感の湧く金城くん。人違いとは言え、二十面相に間違えられた平吉明智小五郎の関係と同様に、演じた2人のイメージも対照的だったのが面白かったです。gemini というのは、女性目線かな。そう言えば、監督したのは女性でした。cat

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コメント

なかなか面白かったですね。

脚本が良かったと思いますが、
演じる方々もうまいし、
演出が冴えていたと思います。

こたつでの長回しのシーンも秀逸でした。

私も「源じい」(源爺?)と聞こえましたが、
公式サイトによれば、名前は「源治」です。

ただ、呼び捨ては変なので「源じい」は源治の愛称かと。

投稿: KGR | 2008年12月16日 (火) 11:05

KGRさま
訪問ありがとうございます。
あっ、お名前は源治さんなのですね。
平吉は、愛情を込めて源じいと呼んでいたといったところですかね。

>こたつでの長回しのシーン

あの辺りはホッコリする場面でしたね。
高島礼子も、いい味出していたと思います。
お正月映画の日本映画の中では、話題になりそうですよね。

投稿: となひょう | 2008年12月16日 (火) 21:23

こんにちは♪

期待薄だったんすかぁ?
ボクは【帝都】と言う背景が好きだったりも
するし、もちろん二十面相やらアクション等
に大いに期待したクチです。
それに、どんな作品でも公開前の宣伝番組と
かもなるだけ避けるようにしてます。

それで結果はどうだったか?と言うと、とな
ひょうさん同様にツッコミ所は多々ありまし
たが、期待を裏切らないオモシロい娯楽作品
でした。

>楽しんだことは間違いないけど、取り立て
 て強調しておきたいポイントはそんなにない
あ、言われてみれば確かにそうかも!
アクション&金城武がヨカッタくらいしかない
ですもんね♪ (゚▽゚)v

投稿: 風情♪ | 2008年12月27日 (土) 23:52

風情♪さま
TB&コメントありがとうございます。
そうそう、私は日テレの番組をよく見るもので。
かなり早くからCMを流し過ぎていて、鑑賞前から見た気になってしまってました。tv
この作品は、予備知識を一切なしで見た方が更に楽しめたのかもなぁと思ったっす。bearing

そうそう、娯楽作品として痛快な1本でしたね。
お正月映画の中では、健闘するのではないかと思ったけど、どうかしら。happy01
金城くんの天然キャラは、女性から見ると愛らしくて魅力的でしたよん。heart04
風情♪さんも満足されたのなら、良かったですーーーo(*^▽^*)osun

投稿: となひょう | 2008年12月28日 (日) 20:47

こちらにも
松たか子さんですが、今までで一番きれいに見えました(笑)
アクションの数々ですが、ほとんどは金城くん本人がやってたんですよね? トレンディ俳優みたいなイメージをもってたのですが、ちょっと見直しました

スタッフロールに中国関係のお名前が多数あったところを見ると、雑技団の方々もかなり関わっていたのでしょうか

仲村トオルも上手でしたね。平吉が化けた明智の演技も、かなりうまかったです。あの辺が特にわたしのツボでした

ちなみに源冶(じい)は原作でも出てきますが、けっこうちょい役です(笑) 映画ではさながらバットマンにおけるアルフレッドかモーガン・フリーマンのようでした

投稿: SGA屋伍一 | 2009年1月 5日 (月) 21:51

SGA屋伍一さま
TB&コメントありがとうございます。
金城くんは、スタントマン使っていたという噂を聞きましたけど。さすがに走っている場面は、自分ででしょうね。rundash
トオルさんは、いい雰囲気が出てますよね。
「何かある」と思わせる空気がありますよね。
結構、好きなんです。happy01

>映画ではさながらバットマンにおけるアルフレッドかモーガン・フリーマンのようでした

源じいは、いい味出してましたよね。
原作より出番が増えていたなんて、とても嬉しいです。
國村さんの持ち味も大好きです。(* ̄ー ̄*)tulip

投稿: となひょう | 2009年1月 6日 (火) 21:39

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