« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月31日 (日)

5月に鑑賞した映画たち

劇場公開で鑑賞した作品 合計8本でした。
5月に鑑賞した作品の中でベスト1は「チェイサー」でした。日数が経っても、今だ消えないあの迫力。5月は、出だしが快調で後は平均的な鑑賞記録となりました。

「消されたヘッドライン」   3.8★/5.0★
(レビューはお休みします)
(一口メモ:先の展開は読めたけど、なかなか骨太で楽しめました)

「鈍獣」   3.8★/5.0★

「天使と悪魔」   3.8★/5.0★

「ミーシャ ホロコーストと白い狼」   3.8★/5.0★

「バビロンA.D.」   3.8★/5.0★

「ウォーロード/男たちの誓い」   3.8★/5.0★

「サスペリア・テルザ 最後の魔女」   3.5★/5.0★

「チェイサー」   4.5★/5.0★

|

2009年5月16日 (土)

鈍獣

「鈍獣」 
製作:2009年、日本 106分Donju        
監督:細野ひで晃 脚本:宮藤官九郎 アニメーション:スタジオ4℃ 出演:浅野忠信、北村一輝、真木よう子、佐津川愛美、ジェロ、本田博太郎、南野陽子、ユースケ・サンタマリア
2009.5.16 TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「世界一鈍いアイツが、俺たちの人生を壊しにやってくる。」

25年前の事件。25年ぶりの出会い。鈍すぎるアイツが「あのこと」を本に書いていた?!
なんで?どうして?どーゆーこと?
殺しても殺しても死なない鈍~いオトコが、大人になれないオトナたちを追いつめる―

===(goo映画よりストーリー紹介)===
週刊誌記者の静(真木よう子)は、失踪した作家、凸川(でこがわ)(浅野忠信)の行方を探りに、彼の故郷にやって来た。そこで待ち受けていたのは、凸川の同級生で町の実力者の江田(北村一輝)、警察官の岡本(ユースケ・サンタマリア)、そして江田の愛人、順子(南野陽子)とホステスのノラ(佐津川愛美)だった。は、失踪する前に、江田凸川が再会していた事実を知る。実は、凸川は、江田の過去を小説のネタにしており、怒った江田は、凸川を殺そうとしたのだ。しかし、凸川は、何度殺そうとしても死なない…?!

★★★作品の性質上、中盤以降の内容に触れるレビューになってしまいました。これから鑑賞予定の方は、ご覧になってから読んで頂きますよう、お願い致します。★★★

第一回 細野ひで晃監督作品movie

で、細野さんて誰sign02状態なので。今更ながら公式HPを覗いてみました。search
おおおおお、ドイツ帰りの帰国子女でいらっしゃるんですねー。airplane 数々のCMを世に送り出した方なのか。商品名にはピンときても、実際にどんなCMだったか忘れてしまったなぁ。tv でも、本作を見れば、何となくイメージだけは湧きます。それ程に視覚を刺激する個性的な映像でしたもの。

冒頭、真木よう子が鼻血をタラーンと垂らしている場面に驚いていたら。それを凌ぐ強烈な街並みとキャラクターが嵐を巻き起こします。typhoon 北村一輝の額に「肉」って刻まれてるぅcatfaceと、ニヤついていたら。更に、北村一輝のまわし姿が強烈に飛び込んできました。( Д) ゚ ゚impact 『チェイサー』の白いブリーフ姿のインパクトを消し去る程の強烈さ。wave だって、北村一輝って好きな俳優さんなんだもん。チンピラとか悪の華tulipみたいな役どころが多い彼の新境地とも言えるのではないかしら。ホストクラブの《オンリーワン・ホスト》(ナンバーワンとは意味がちょっと違う)ということで、そこそこ気取っているのですが。色気より滑稽さが先行しています。(ノ∀`)・゚・。 pig

殺しても殺しても、絶対に死なない男・凸川(以下「凸やん」)。しかも、小説なんか書いていないと言い張る凸やん江田を狼狽させた小説のネタ。pen その出来事と、凸やん江田達の心理の変化と結末。個人的には、結構なミステリータッチで楽しめたのだけど。ラストにすっきりしない人もいそうな予感が。sweat01 どう見ても《おちゃらけモード》全開の作品なのだけど、ラストは観る人に委ねた作品なのかもしれません。という訳で、結構書きにくいんですよねぇぇぇ。(;´д`)paper

↓↓↓という訳で以降、中盤からの内容に触れさせて頂きます。↓↓↓

25年前のある事件。凸やんと、もう1人鈍い少年がいました。彼の名前は凸川。よく似たキャラクターという訳で、浅野忠信演じる男は「凸やん」とあだ名を付けられていたのです。凸川くんは、江田岡本の言いなりに参加したゲームで。命を落としてしまいます。でも、もしかして生きていたのかも。そう思わせる展開で、小説を書いていたのは凸川なのではないかと匂わせます。冒頭、急停車する列車。その時、真木よう子演じるの正面に座っていた力士のような大きい男。随所随所に何度か顔を出していました。私は、この男こそが凸川なのかと思ったのですが。そこまで明らかにはされませんでした。
最後に明らかになるのは、浅野忠信演じる凸やん凸川なのではない事と。小説を書いていたのは、やっぱり凸やんだったという事。凸やんは、全てを承知で江田達につきまとっていたんですね。どうしようもないくらいに鈍くてバカというイメージだった凸やんだけど。真の凸やんは、結局どういう男だったのでしょうか。そこがハッキリしないまま、エンディングを迎えてしまいました。後は、見た人がそれぞれの感性で真相を膨らませるしかないんですよね。私が思ったのは。凸やんは、小説は書いていないという嘘はついていたけど。別に江田達に復讐をしようと黒い気持ちで近づいた訳ではなく。25年前の少年のまま、また江田達と仲良く遊びたい。そんな白い気持ちのままだったんじゃないかと思えました。これって見事に騙されているのかなぁ。佐津川愛美が演じブリッ子ホステスのノラの計算高さは何となく察しがつくけれど。凸やんの鈍さが計算だとしたら、まだまだ私は人を見る目がないって事になってしまうな。凸やんて純真な笑顔は愛嬌満点なんだけど、何を考えているのかわからない不敵さも少し感じられて。浅野忠信だから作り上げられるキャラクターなんだよなと感心しました。それと、個人的には天然系の順子ママを演じた南野陽子の存在感が印象的でした。ナンノさん、なかなかやりますな。good

鈍くて空気を読まず、なかなか死なない凸やんに対し。見た目が怖い江田が、凸やんの図太さにジリジリと苦しめられて、精神的に参っていく様が面白かったです。coldsweats01 100円というよりは500円玉大のハゲが一杯できてしまう始末。Σ(゚□゚(゚□゚*)bomb こう見えて江田っちは神経質なんですね。rain ドーンと構えている方が長生きするんだろうな。私も、どちらかと言うと神経質な面があるかもしれない。仕事をしていて、せっかちだよなぁと思う事があるし。dash たまにビックリ仰天するくらいノンビリしている人って見掛けます。snail ちょっとマイペースっていうのならいいけど。空気を読まず気配りゼロという印象を受けてしまうと、イライラするし上手くやっていく自信は余りなかったりします。( ̄◆ ̄;)cloud 集団生活のバランスを崩すのは問題だと思うのと同時に、鈍さ・図太さには驚異的な力があるなぁと再認識してしまいました。(゚ー゚;sweat01

| | コメント (2) | トラックバック (5)

2009年5月15日 (金)

天使と悪魔

「天使と悪魔」 
<ANGELS & DEMONS>/製作:2009年、アメリカ 138分Tenshiakuma       
監督:ロン・ハワード 原作、製作総指揮:ダン・ブラウン 脚本:アキヴァ・ゴールズマン、デヴィッド・コープ 出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー、アイェレット・ゾラー、ステラン・スカルスガルド、アーミン・ミューラー=スタール、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、コジモ・ファスコ、ニコライ・リー・コス
2009.5.15 TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「ヴァチカンを光と闇が包み込む―」

【イルミナティ】 この世にはもう存在しないはずの最古の秘密結社
その正体は、長きにわたり、カトリック教会から弾圧を受け続けた。
ガリレオ・ガリレイを中心とする科学者集団。
彼らは復活し、ついにカトリックの総本山であるヴァチカンに復讐の牙をむく。
それはローマ教皇が逝去し、新しい教皇を選出するコンクラーベの時だった・・・。

===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社【イルミナティ】の復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、ヴァチカンの科学者への弾圧の陰で結成された【イルミナティ】が、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが…。

『ダ・ヴィンチ・コード』に続くシリーズ第2弾が待望の映画化。随分前に『天使と悪魔』の方が先の話なんですよって教えてくれた人がいるんだけど、本当なのsign02(オットリ天然女子の言葉なので、言った本人は覚えていなさそうな雰囲気。面倒くさいから、その人に確認とらないぞbleah) 前作を見てから、今だに原作を読むところに至っておらず。sweat01 今回も、映画を先に見て、後でジックリと原作の世界に浸るようにしようと決めました。つまり、予備知識がない状態でいきなり観に行ってしまったのです。dash せめて公式HPやら特集記事やらで軽く予習はしておこうと思ったのだけど。多忙につき、そのまま公開日を迎えてしまいました。という訳で、そんな初心者の観点でレビューを進めていきたいと思います。トンチンカンな内容だったらゴメンなさい。catface

前作を鑑賞した後に感じた点と似ている事が幾つかあります。
まずは、やっぱり少しでも予習をしておくべきだったということ。coldsweats01 信仰心というものが薄い私にとって、宗教が描かれる内容は、スーッと入っていきにくい部分があります。「科学が宗教に復讐する」という内容もピンときませんでした。ガリレオ・ガリレイの《地動説》も、言葉を知っているだけで背景や内容については実は知りませんでした。更には、ヴァチカンが最小国家であることも知らなくて。(;´▽`A``snow 今回キーとなる《反物質》も、いま一つ正体がつかめない感じ。typhoon もっと勉強しろよsign03と自分に言い聞かせている間に、駆け足で映画は進行していきました。run
とは言え、エンタメ度は高く、とても楽しめました。よく理解できていないという自覚はあっても、どんどん引き込まれていきました。知識が乏しいだけで、苦手な内容ではありません。寧ろ、興味深い世界観に溢れていました。dog ミステリー・タッチで覗く美術品は、更に怪しい存在感を放ってくるし。shine 謎を解く鍵となる《4大元素》にも興味津々です。「土、空気、火、水」こういうのって東洋モノでも登場する事ってあるけど。西洋モノとは雰囲気が違うのは当たり前でも、世界の元となる元素は同じなんだなって感心しました。flair それでもって、その元素になぞらえて枢機卿が殺されるという展開もショッキング。人によっては、直視できない姿もあります。ホラーっぽくもあり、見立て殺人の謎を追うというのがミステリー好きにはたまりませんでした。happy02 一番強烈だったのは、「AIR=空気」の見立てで殺された枢機卿の姿。胸に印を焼き付けられるだけに留まらず、AIRの文字に沿って肺に穴を開けられていました。人工呼吸で救おうとすると、肺の穴から飛び出た血がラングトンの顔に付着する。短いけれど、印象的な描写でした。shock 《アンビグラム》っていうのも初めて聞きました。双方向から読める対照図形なのですね。『ウォッチメン』のロールシャッハとは違うのねsign02かなり面白かったです。

冷静に振り返ってみると、いまいちストーリーをきちんと追えている気がしないのですが。gawk それでも面白かったです。やっぱり、この豪華なキャストがいいんだなぁ。
ラングトン教授を演じるのはトム・ハンクス。アカデミー賞主演男優賞を2年連続で受賞した素晴らしい俳優さんなのですが。crown 元はコメディ畑の出身です。個人的には『フォレスト・ガンプ』等よりも『ビッグ』のトムさんが好きです。インタビュー等を見ても、いつも礼儀正しく面白くて。器の大きさを感じずにはいられません。一見、愛嬌タップリのトムさんが。このシリーズでは頼もしく駆け回っている姿が素敵です。Tenshiakuma2それで、本作で特に印象的だったのが。カメルレンゴを演じたユアン・マクレガー。若かりし頃は、そんなに気になりませんでしたが。『ムーラン・ルージュ』から、気になる存在になってきました。多くの人には『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービ役とか。『トレインスポッティング』の疾走する若者の姿の印象が強いのかしら。私は、ユアンが純朴な顔を見せると母性本能が刺激されちゃうみたいで。ribbon 基本的に、あの高い声が好きみたい。『彼が二度愛したS』でも、セクシーな野獣オーラ全開のヒュー・ジャックマンより。純朴青年ユアンにクラッときちゃったし。lovely 原作をこよなく愛する皆さんには、この役柄はユアンでは駄目だと映るのかしら。初心者の私には、魅力的な存在感でした。
でも何つっても、渋いオジサマ達の抑えた演技と存在感は、とても素敵でした。出番が多い訳ではなくても、場面毎に作品をギュッと締めてくれます。スイス衛兵隊のリヒター隊長を演じるのは、ステラン・スカルスガルド。『マンマ・ミーア!』という映画そのものが気に入らなかった私は、お口直しができました。wine 頑固一徹で口数が少ないリヒター。大人の男は、ペラペラと余計な事は喋らないものなんですね。一見、怖そうでも。仕事に忠実な姿は、カッコ良かったな。ヴァチカン最年長の枢機卿ストラウスを演じるのは、アーミン・ミューラー=スタール『イースタン・プロミス』 『ザ・バンク 堕ちた巨像』に続いて、余裕のパフォーマンス。善か悪か、ミステリアスな表情をいとも簡単に醸しだす存在感が素晴らしい。fuji 渋く優しい声が印象的でした。

| | コメント (6) | トラックバック (17)

2009年5月12日 (火)

ミーシャ ホロコーストと白い狼

Mishawolf「ミーシャ ホロコーストと白い狼」 
<SURVIVRE AVEC LES LOUPS>/製作:2007年、フランス=ベルギー=ドイツ 119分      
監督:ヴェラ・ベルモン 脚本、脚色:ヴェラ・ベルモン、ジェラール・モルディラ 原作:ミーシャ・デフォンスカ 出演:マチルド・ゴファール、ヤエル・アベカシス、ギイ・ブドス、ミシェル・ベルニエ、ベンノ・フユルマン
2009.5.12 TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「私 は 生 き る 。」

ナチスに占領された戦火のヨーロッパ、一人のユダヤ人少女
両親を捜し求め3000マイルに及ぶ過酷な旅に出る。
生き残るためにの群れに入り、彼らの一員となって。

===(goo映画よりストーリー紹介)===
1942年、ナチス・ドイツ占領下にあったベルギーの首都ブリュッセル。ナチスが“ユダヤ人狩り”を激化させる中、8歳の少女ミーシャ(マチルド・ゴファール)とその両親はユダヤ人であることを隠し、屋根裏部屋に隠れ住んでいた。だがミーシャが学校に行っている間に一斉検挙が始まり、両親が連行されてしまう。ミーシャは間一髪連行を逃れ、郊外に住む一家に引き取られる。だが間もなく、この地までナチスの魔の手が迫り…。

ミーシャ・デフォンスカのベストセラー小説『少女ミーシャの旅』の映画化。book
これって、幾らか実話に基づいているのかしら。公式HP等では、そこまで言い切っていないけれども。

『ガラスの仮面』って知ってますか。この超ベストセラー少女マンガ、私は全巻持っています。(まだ完結していません)一流の女優を目指して、主人公の波乱に満ちた人生が綴られるのだけれど。その中で、主人公マヤの分岐点ともなる演技に、『狼少女ジェーン』という舞台作品が登場します。狼の群れの中で育った少女が、人間の世界へ引き戻されることで起こる出来事です。本作を見ていて、そのエピソードを思い起こさずにはいられませんでした。ジェーンは、人間の言葉を忘れてしまう程に狼と化していたのですが。本作のミーシャは、狼と接する時も人間の言葉で話していました。つまり、人間性を忘れるところまではいっていなかった印象です。そう考えると、想像していた程には引き込まれなかった感じはあったかな。bleah

Mishawolf2祖国ベルギーを離れ、ドイツ、ポーランド、ウクライナと。3,000マイルの道程を歩いたミーシャ。運命の出逢いとも言える白い狼と感激の再会を果たしたのは、確か国境を越えてからだったと記憶しています。正直、そんな事ってあり得るのかなぁと思ってしまいました。catface よく似てるけど、実は全く別の白い狼だったりはしないのかな。dog 生き抜く為には、狼の群れに入るしかなかったという状況を過酷だと思うよりも。どんな狼とも仲良くなれてしまうミーシャは、単純に凄いなぁと感心しました。upwardright それでもって、狼の子供が本当に愛らしくて・・・。(≧m≦)heart04
ちょっと「ウーム・・・」と固まってしまったのは。ミーシャがガツガツと生肉を貪る場面です。restaurant その肉は、ウサギだったりイノシシだったりヤギだったりします。capricornus 白い狼さんから分けてもらったり。黒い狼さんの食べ残しに飛びついたり。ミーシャは、血で真っ赤に染まります。何て残酷なんだろうと悪寒が走ると言うよりは。まるで《ゾンビ映画》みたいだけど、R指定とか付けなくていいのかしらと心配になりました。coldsweats01 子供には見せられない映像なんですもの。sweat02 一番気持ち悪かったのは、空腹の余り掘り起こした地面からミミズに手を伸ばす場面。ガブッとかじりついて、余りの不味さにオエッと吐き出す描写には、こちらが吐き気を催しました。(虫系は苦手なんですwobbly)そう言えば、昔『ミミズバーガー』というホラー映画があったような記憶が・・・。未見だけど、こんな場面のオンパレードなのかしら。catface

好きだったのは、ミーシャが狼と交流する場面。白い狼そのものが珍しくて、ついつい見入ってしまいました。eye 私は、かなりの猫派なのですが、それには理由があます。cat 幼い頃、近所の犬に襲い掛かられて。その時以来、犬に対して恐怖心が植え付けられてしまったのです。shock 案外、犬の方は「遊んでやるよ」ぐらいの気持ちだったのかもしれないけれど。私が怖がるものだから、結果的には吠え立ててしまったのかもしれないなぁ。大きいダルメシアンで、子供心に威嚇されているようにしか見えなかったのです。(他の子は仲良く触っていたのに、私だけ触ることができませんでした)本作のミーシャは、狼と遭遇する前から、獰猛そうな犬達とも心を通わせていました。dog それだけで、ミーシャって凄いなぁと思ってしまったのです。本当は犬が苦手な私にとって、あれは1つの才能にしか映りませんでした。shine 逃亡生活中に、農場に手伝いに行っていたミーシャ。そこには、大きな犬が2頭いました。黒い犬が《パパ・イタ》で、白い犬が《ママ・リタ》。番犬らしく吠え立てる2頭を、いとも簡単に手なづけていました。狼の群れにも、白と黒がいました。白い狼を《ママ・リタ》と呼び、黒い狼を《パパ・イタ》と呼ぶミーシャ。ママとパパの代わりだったのでしょう。carouselpony

ミーシャの過酷な旅路に涙腺を刺激されるのが普通なのかもしれないけれど。私は、一筋の涙を流すこともなく、鑑賞していました。そんな私も涙腺が緩んだ場面が1つだけあります。終盤、ボロボロのヨレヨレになったミーシャは保護されます。hospital 農場のおじいさんは、突然いなくなったミーシャを探していました。ようやく再会を果たした時のミーシャは、衰弱しきって意識は朦朧としていました。その事を知ったおじいさんは、2頭の犬《パパ・イタ》と《ママ・リタ》を連れて来ます。2頭の犬は、ミーシャのことをしっかりと覚えていました。興奮状態で、ペロペロとミーシャの手や顔を舐めて、必死で励まします。rock まさか、この2頭に再び会えると思っていなかったので。ここではグッときてしまいました。weep 動物の温かみが人間を超える事もあるのだなぁと。sun
もう1つ好きだった場面。逃亡の果てに、ロシア人の隠れ家に辿り着くミーシャ。空腹でボロボロになった少女を助けたのは、《ミーシャ》という同じ名前の青年でした。言葉は通じないまま共同生活をしますが。すぐに別れが訪れてしまいます。安全な地を求めて、移動を迫られる彼らに。通じない言葉で、感謝の気持ちを捧げるミーシャpresent 冒頭は、勝気でワガママ三昧だった少女が、こんなにも立派に成長するなんて。bud ツッコミどころを感じた中盤も、決して無駄ではなかったのかと思うと感慨深いです。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2009年5月 9日 (土)

バビロンA.D.

「バビロンA.D.」 
<BABYLON A.D.>/製作:2008年、アメリカ=フランス 90分Babylon_ad      
監督、脚本:マチュー・カソビッツ 出演:ヴィン・ディーゼル、ミッシェル・ヨー、メラニー・ティエリー、ランベール・ウィルソン、マーク・ストロング、ジェラール・ドパルデュー、シャーロット・ランプリング、ジェロム・レ・バンナ
2009.5.8 TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「人類の運命を握る男」

謎の女を運ぶため、地球を横断する最強の傭兵トーロップ
彼を待ち受けていたのは、世界を震撼させる巨大な陰謀だった――。

===(goo映画よりストーリー紹介)===
放射能汚染地帯が点在する近未来。新セルビアに住む傭兵のトーロップ(ヴィン・ディーゼル)はマフィアのゴルスキー(ジェラール・ドパルデュー)から、オーロラ(メラニー・ティエリー)という少女をアメリカへと運ぶ仕事を請けた。早速彼はオーロラ、彼女の保護者シスター・レベッカ(ミッシェル・ヨー)と共に移動を開始。ロシア国境の街へたどりつき市場で必要な物資を購入していると、突然オーロラが「そっちへ行っては駄目!」とパニックを起こす。すると次の瞬間、彼女の示した場所が大爆発を起こすのだった……。

ブログをアップする為に映画サイトを見ていたら。pc ユーザーレビューの評価が酷いことになっているのを知ってしまいました。うーん、評判はイマイチなのかぁ・・・。gawk まぁ確かに、突っ込みどころありの作品かもしれないけれど。私は結構好きでした。90分という短い尺にサクッとまとまっているのも良かったなぁ。sandclock 実は殆ど期待はしていなくて。フリーパスがあるから鑑賞したようなものでした。bleah それなのに、鑑賞前の構えからして違った『ウォーロード/男たちの誓い』よりも楽しめた感あり。

舞台は近未来。(字幕が2018年となっていた気がするのですが、今となっては公式HP等でも確認できませんsweat01)戦争やテロによって、荒廃した世界が描かれます。typhoon 近未来が舞台の映画ってたくさんあると思うけど。どれもこれも希望のない世界観で描かれていますよね。despair この作品も例外ではありません。車やマンションの一室の扉など、ちょっと変わっていて面白かったです。rvcar door このくらいの変化なら、実際に起こり得そうですしね。

トーロップが世界を駆け回る。セルビア、モンゴル、ロシア、アラスカ、そしてニューヨーク。ロードムービーと表現するには、ちょいと過激な旅路ではありますが。何よりもアラスカの場面には引き込まれました。snow 一面真っ白な雪の中、白ずくめの彼らがスノーモービルをかっ飛ばす。snowboard 無人の飛行物体が侵入者を抹殺しに来る。airplane その犠牲になった白くまさんの遺体が痛烈です。coldsweats02 (白い身体に赤い血という映像そのものも)静まり返った雪原を、猛スピードで駆けるスノーモービル。ヴィン・ディーゼル主演ということもあり、『トリプルX』を思い出して興奮しました。rock その後、潜水艦に乗り込む場面。乗れなかった人達が無残にも命を落としていく場面も痛々しく。オーロラを運ぶ旅は、まだまだ続きます。

とにかく、近未来の世界観が興味深かったです。少女オーロラの正体や、後半の展開に乗れない人もいるかもしれないけれど。coldsweats01 世界観、アクション、そして俳優陣にも魅せられて満足です。bud オーロラを演じたメラニー・ティエリーは、『海の上のピアニスト』に出ていた少女なのね。どこかで見た事あると思ったわ。個人的には、初めて見た頃のユマ・サーマンに似ているなぁと思いました。virgo 他にもフランスの俳優さんが何人か出演していました。シャーロット・ランプリングは、もの凄いオーラがあって一目で気がついたけど。(一文字に口を結んだ意地悪そうな表情が絶品shineBabylon_ad2 ちょい役とは言え、ランベール・ウィルソンジェラール・ドパルデューも出演していたのですね。全然気がつきませんでした。特殊メイクが凄いんだもん。wobbly 特にドパルデューさんには驚きでした。( Д) ゚ ゚impact 個人的には、結構インパクトのあるキャラでもあったのに。1晩明けて公式HPをノンビリと覗いていて初めて知りました。今だに信じられないー。thunder 余りにもビックリしたので、写真を載せます。左側がドパルデューさんです。(横顔だけなので、わかり辛いですねん)
勿論、主演のヴィン・ディーゼルも存在感があります。10代の頃、マッチョが好きでした。好きな俳優はと聞かれたら、シュワちゃん!と答えていました。今はゴリ・マッチョって流行らないのかもしれないけど。ヴィン・ディーゼルって、ごつい体格と渋い声からは想像できない愛くるしいお目目が印象的です。tulip マッチョなのに童顔な人って、年取っても余り変わらなかったりしますもん。いつまでもアクション全開俳優でやっていけそうな気がします。本作でディーゼルさんに萌えた場面は2つ。scissors お部屋で料理をする姿が、メチャメチャ様になっていました。この意外性、タイプは違えどキム兄みたいだったな。普段から料理好きなのかもしれませんね。それと、小さい子供の手を引く後ろ姿。以前、『キャプテン・ウルフ』という子供達と共演したコメディに出演した時。インタビューで「実は子供が大好き」と語っていたのを思い出しました。karaoke 頼れるお父さんって雰囲気が、とても良かったです。後は、ミシェル・ヨー。1962年生まれだなんて、美しすぎます。shine 素敵だよなぁ。゜.+:。(*´v`*)゜.+:。ribbon 本作では、ほんのちょっとだけどアクション・シーンもあり。キレのあるキックを披露しています。『ハムナプトラ3』よりも見せ場が多くて嬉しかったです。まだまだ本格アクション映画に出演して欲しいと願うばかり。

| | コメント (2) | トラックバック (8)

ウォーロード/男たちの誓い

「ウォーロード/男たちの誓い」 
<THE WARLORDS>/製作:2008年、香港=中国 113分 PG-12指定Warlords     
監督:ピーター・チャン 出演:ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武、シュー・ジンレイ、ウェイ・ツォンワン、クゥ・パオミン、ワン・フイウィン、チョウ・ポー、グオ・シャンドン、シ・チャオチー
2009.5.8 TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス¥0にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「それは命を賭けた義兄弟の契り。」

俺たちは誓った・・・互いに生死を託し、助け合うことを。義兄弟を傷つけし者には必ずや死を。
【投名状】それが俺たちの全てだった――

===(goo映画よりストーリー紹介)===
中国・清朝末期。太平天国の乱が巻き起こる中、敗軍の将となった清将軍のパン(ジェット・リー)は、リィエン(シュー・ジンレイ)という女に助けられ、一夜を共にした。その後食糧を求め街へ立ち寄った際青年ウーヤン(金城武)と出会い、彼の村へと招かれる。しかしウーヤンたちは盗賊で、官兵のパンは村のリーダーでウーヤンの兄アルフ(アンディ・ラウ)に拒絶されてしまう。しかもリィエンアルフの妻だと知り、パンはショックを受ける。そんな中、村は清軍の略奪に遭ってしまい……。

・・・あれぇ(・_・)typhoon・・・

実は、もの凄く楽しみにしていました。その割には、簡単な背景を予習する間もないままに観に行ってしまったので。努力を怠った自分も悪いんですけど。sweat01 前半は、かなり好みで興奮気味だったのですが。rock 後半、テンションが減退してしまいました。down それと、これだけは絶対に言っておきたい事があるので。まずは、それから。

エンディング曲を日本語の歌にすり替えるのは、絶対にやめてくれーーーっ punch punch punch punch punch

アルフィーは、どちらかと言うと好きだし。いい曲だとは思うけれど。notes 提携していいのは、予告編やテレビCM迄です。tv 本編上映中は、エンディングが終わって劇場が明るくなるまで浸っていたいのにさぁ。日本の映画ではないのに、日本語の曲が聞こえてくると。強引に作品の世界から引き戻されてしまって。評価もグーンと下がってくるし、周囲にもおススメする気になれません。bearing 日本の映画を英語の曲で締める場合は。すり替えた訳でもないので余り気にしないけど。元々ある曲を日本サイドの都合で替えちゃうのって、私は大嫌い。pout このブログを始めてから、何度この主張を書いてきたことか。でも何度だって書いてやる。bomb 私は、エンディングを聞いて、更にこの映画から興味が逸れました。今後は絶対にやめて頂きたい\(*`∧´)/annoy

色々と賞を獲っているようなのですが、私は何か腑に落ちない作品だったなぁ。gawk 予習しておけば、そんな感想にはならなかったのかもですが。いきなり観に行った感想としては、ちょっとハマレない部分もあり。パンアルフウーヤンの3人が義兄弟の契りを交わし。特に、パンアルフがぶつかり合いながらも生き抜いていく様はスリリング。coldsweats02 違うタイプのカリスマが2人。早い段階から、義兄弟の契りは守り抜かれるのかどうかとハラハラしました。2人に挟まれたウーヤンの心境を思いつつ鑑賞。でも、前進するしかないですものね。泥まみれ、血まみれの男たち。戦場では、よく見ると手や足が斬りおとされる場面もありました。義兄弟の契りを交わすには、生贄を捧げる必要があるらしく。誰だかわからない通りすがりの人間の命の元に、義兄弟が成立しているようです。shock 生贄となった者の魂を弔ったり、戦場で散った者に祈りを捧げたり。激しい戦場の場面と、静謐で厳かな場面との対比に魅せられました。やがて、3人の戦闘服も徐々に立派なものに変わっていきます。ring 将軍となったパンは、金ピカの兜のようなものを被っていました。

パンアルフの関係も気になるところですが。いざ、南京攻略という場面で、案の定2人の意見が分かれます。土下座してまでアルフを説得するパンの姿は、なかなかインパクトがありました。これから肝心要の南京攻略バトルが繰り広げられるのかと期待していたら。その構えは見事に裏切られてしまいました。∑(=゚ω゚=;)punch 更にいい服を着た彼らと、現代の雰囲気に近づいた街並み。パンアルフは、更に出世したようにも見える。・・・・・ひょっとして、攻略済なのsign02事後報告みたいな感じsign02・・・・・何じゃ、そりゃあ・・・・・(ノ _ _)ノrain ズッコケてしまいました。アルフの妻がパンと不倫関係になるっていう展開も、どうでもいいなぁ。catface 予習も全然しなかった癖に、色々とイメージを描いた自分も悪いのよねぇ。(一番悪いのはエンディング曲だぁsign03sign03)最後に思ったのは、貧しい生活に慣れていた者がいきなり裕福になってしまうと。その差に戸惑い、富に溺れてダメになってしまうのかなぁということ。アルフの妻を見ていて、そう思ってしまいました。最終的に残念な印象はあるのですが。義兄弟を演じた3人の存在感に魅せられて、好意的な感想も持てた作品でした。

| | コメント (4) | トラックバック (7)

2009年5月 6日 (水)

サスペリア・テルザ 最後の魔女

Ssuspiria3 「サスペリア・テルザ 最後の魔女」
<LA TERZA MADRE/MOTHER OF TEARS>/製作:2007年、イタリア=アメリカ 98分          
監督、原案、脚本:ダリオ・アルジェント 出演:アーシア・アルジェント、クリスティアン・ソリメーノ、アダム・ジェームズ、モラン・アティアス、ヴァレリア・カヴァッリ、フィリップ・ルロワ、ダリア・ニコロディ、ジュン・イチカワ、ウド・キアー
2009.5.6 映画サービス・デイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,300で妥当 / 評価:3.5★/5点満点★

「三度目の約束です 決してひとりでは見ないでください―」

美貌を誇る最高の魔女【涙の母】がついに蘇る。
世界を覆うその呪いの中、魔女に立ち向かうサラの出生の秘密とは?

===(シネマトゥデイよりストーリー紹介)===
絵画修復の技術を学ぶためにアメリカからローマにやってきた研究生のサラ・マンディ(アーシア・アルジェント)は、同僚女性と墓地で発掘された壺を調べるうち、骨やローブ、短剣などを発見する。それは、マーテル・ラクリマルムと呼ばれる邪悪な魔女の遺物で、サラたちは世界制覇をたくらむ魔女たちを現代に解き放ってしまう。

『サスペリア』 『インフェルノ』に続く魔女三部作、最終章。three 前2作を見たのは、遥か昔のことです。どちらも最も印象に残っているのは、残酷描写よりも映像の色合いでした。濃いピンクと緑色でライトアップしているかのような映像が鮮烈で。本作のチラシも、そんな色合いで印刷されているようですが。作品中の映像は、ごく普通のライトアップでしたね。catface その分、血の赤い色がストレートに視覚に入ってきました。eye 『サスペリア』を見た事がなくても、「ラーラーラー ラーラーラーnote」と低く太い声で歌う音楽は、何となく知っている人が多いのではないでしょうか。ear 個人的には『エクソシスト』のテーマは、怖い映画の曲と知らなければ、オルゴールの音色が心地良いものだと思っていますが。『サスペリア』の曲は、歌声も音楽も本当に気持ち悪いです。
ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノnight 同時に、ホラー映画に使うにはピッタリだと思っています。本作の音楽も、上手い具合に恐怖心を煽っている気がしました。notes 『オーメン』の賛美歌にロック魂がミックスされた感じで。この映画で最も印象に残ったのが音楽という感想になりました。music

本作の予告編を初めて見た時、余りの強烈さに度肝を抜いてしまったのだけれど。( Д) ゚ ゚wave 何度か見る内に、少しずつ慣れていきました。思えば、1回見て驚いた時点で、見るのは止めておくべきだったかも。catface 免疫がついたのか、割と冷静にツッコミを入れながら鑑賞できました。内臓が流出するとか、顔がグチャグチャになるとか。人間の身体って、そんなに柔らかくないと思うし。rock 串刺しの被害者の女性、とても背が高い印象だったから。いくら鋭い槍を2本組み合わせたって、そこまでは届かないと思うの。最後の魔女【涙の母】が魔力を増す為にまとう衣、丈が短っsign03sign03それでもって、【涙の母】弱っsign03sign03本当に最強の魔女なのかsign02魔女と闘う運命を背負わされたサラでなくても、やっつけられそうな終わり方にニヤニヤしちゃいました。( ̄ー ̄)pig 世界を闇で覆う為にローマに集まる魔女たち。移動手段はアナログに飛行機なのね。airplane 乱痴気騒ぎしてるだけで、普通に人間と何ら変わりなくねぇsign02瞬間移動できる程の魔力は持ち合せていない修行中の身といったところかしら。【涙の母】を呼び覚ました事で、ローマに混沌が少しずつ訪れるという描写も迫力ないったら。despair 善良な人々が、殺人やら暴力やらの虜になっていくといったところなのでしょうが。思い切ってカットして、サラの追跡にフォーカスした方が良かったような気も。まぁ、このB級感がいいところでもあるのでしょう。正直なところ、『チェイサー』の方が戦慄しましたよ。アチラはA級作品ということを改めて実感。

ダリオ・アルジェント監督作品は、未見のものもあります。『サスペリアPART2』が一番怖く楽しめたかな。(土曜の昼にテレ東あたりでカット版を放送していて。怖くて家のカーテンを引きちぎってしまった過去がありますcoldsweats01)これって『サスペリア』より前に作られた作品なのですね。確かに、内容は全然繋がっていないわね。日本語タイトルの付け方って、結構テキトーなんですな。gawk それでもって『オペラ座/血の喝采』では、目に焦点を置いた恐怖映像を連発していて。eye 何となくレンタルしてビデオ鑑賞したその夜、余りの怖さに寝付けなくなってしまったのです。night 目を狙う恐怖映像って本当に怖いです。(;△;)rain それ以来、アルジェント作品には手が伸びなくなってしまい。『トラウマ/鮮血の叫び』と『スタンダール・シンドローム』は、見ないまま今に至ります。海外ドラマ『マスターズ・オブ・ホラー』のアルジェント作品も、もの凄いことになっていました。(ⅠシリーズⅡシリーズ)エロとグロの饗宴、TVドラマでここまでやっちゃっていいの?という不安を経て、映画化された本作。免疫ができていたらしい私は、幾らか平気だったけど。誰が見ても楽しめる作品とは言い難いかも。
音楽に次いでいいなと思ったのは、女優陣の美しさ。kissmark ダリオ・アルジェントの愛娘アーシアは、やっぱりキレイでカッコいい。heart 珍しくミニスカート姿で登場。足、細っ!とか思ったのだけど。バストラインは、女子なら羨む美しさ。右眉の上のホクロも、何かセクシーでいいな。本作で9割裸の【涙の母】を演じたモラン・アティアスも、アンビリバボーな肢体を披露。boutique 魔女という役柄上、目の周りのメイクが凄いことになっているのだけど。素顔は、きっと溜息が出るくらいの美女なんだろうな。happy01 サラを助ける降霊師マルタは、同性愛らしく。若くて愛らしいガールフレンドとのラブシーンもチラッとあり、ドキドキ。マルタを演じたヴァレリア・カヴァッリは1959年生まれだそうで。それでも披露できる美しい裸にビックリ。shine ストレートに美しさに魅せられたり、魔女の儀式の場面で絡む男女が異様だったりと。エロスにも力を入れた意欲作って感じです。これだけグロくてエロいのに、R指定じゃないんだね。映倫スルーしちゃったのかな。まぁ、映倫の基準は当てにしていないので、いいんだけど。ちょっと不思議でした。delicious

| | コメント (4) | トラックバック (3)

2009年5月 2日 (土)

チェイサー

「チェイサー」
<THE CHASER>/製作:2008年、韓国 125分 R-15指定Chaser      
監督、脚本:ナ・ホンジン 出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、キム・ユジョン、チョン・インギ、チェ・ジョンウ、ミン・ギョンジン、パク・ヒョジュ、ク・ボヌン
2009.5.2 劇場前売り鑑賞券¥1,500にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥2,500で妥当 / 評価:4.5★/5点満点★

「追っているのは闇か、光か――」

韓国を震撼させた連続殺人事件。
真実を求め、たった一人の執念の疾走が始まった

===(goo映画よりストーリー紹介)===
街では連続猟奇殺人事件が起こっている頃、元刑事でデリヘル嬢の斡旋を生業としているジュンホ(キム・ユンソク)は、彼の元から行方をくらませた2人の女の行方を探っていた。その手がかりを握る男を見つけるも、探りを入れさせたデリヘル嬢ミジン(ソ・ヨンヒ)も失踪。だが偶然ジュンホは疑惑の人物ヨンミン(ハ・ジョンウ)を見つけ、捕獲する。すると警察でヨンミンはとんでもない告白を始めた。「女たちは自分が殺した。そして最後の女はまだ生きている」と――

何だろう、この迫力は。Σ( ̄ロ ̄lll)impact 評判の良さに乗っかる訳ではないけれど、圧倒されてしまいました。しかも、後味は余りよろしくありません。sweat02 とは言え、これだけ引き込まれてしまうなんて。やっぱり絶賛せずにはいられないのでした。やっぱり、映画には吸引力がなくっちゃね。韓国で実際に起こった事件が元になっているというだけで、ハラハラしてしまいますが。映像も、猟奇的なものもあったりするので。誰にでもおススメできる作品ではないのだけれど。個人的には、お気に入りの1本です。good

この作品では、殺人鬼の正体が序盤から明らかになっています。一般的には、犯人や黒幕の正体を明らかにするのがクライマックスという構成が多いと思うし。ミステリー小説ばかり読んでいる私にも、それが自然な流れだとインプットされている節があります。book 本作は、ジュンホの目線で進んでいく訳ですが。eye 早い段階で、ジュンホヨンミンと鉢合わせします。直感で疑惑を抱いたジュンホが、猛ダッシュでヨンミンを追いかける場面があり。本作では、ジュンホはとにかく坂道を駆け上がりまくります。dash 事件を追う為だけに独走する場面もありますが。ヨンミンが逃走し、ジュンホが全力疾走で追いかける。その追跡劇の迫力が、見せ場の一つでもある気がしました。観客の心を鼓舞するかの如く、シンプルに挿入される太鼓を叩くような音楽が効果的。note ヨンミンは逮捕され、身柄を拘束される。しかも、早い段階で供述を始める。イメージしていた展開とは、違う速度で映画は進行していく。coldsweats02 いい意味で裏切られた気分はするし、こんなのも斬新でいいかもしれない。不思議な感覚が広がると同時に、後はどう展開するのか不安にもなりました。中盤は、警察の腐敗した部分を描いたり。ミジンの娘とジュンホの交流が映し出されたりと。序盤のテンポが緩やかになった印象は受けます。snail 一瞬「あれれ、いいのかなsign02」と戸惑ったのですが。後半、いきなり盛り返すんですよね。up しかも、序盤よりもフルスピードで、予想もしていなかった展開を見せます。事件の収束の仕方、これは実際にも起こったことなのだろうか。想定外の衝撃を受けてしまいました。( Д) ゚ ゚bomb

中盤で、少なからずアレ?と思った私がいたけれど。ナ・ホンジン監督は、この作品が長編デビュー作だというから驚きです。flair しかも、脚本も担当しているんですね。pen パク・チャヌク、ポン・ジュノに続いて、韓国の気になる監督さんとして、よく覚えておきたいと思います。paper 実際の連続殺人をベースに描いていたり、ジュンホを演じたキム・ユンソクがソ・ガンホと似ている気がしたりと。『殺人の追憶』を彷彿とさせる作品でした。特に、雨が降っている場面が印象的に挿入されている点なんかも。rain 『殺人の追憶』では、静かに降り続ける雨が不気味さを煽っている印象だったけど。本作では、土砂降りの迫力がジュンホの追跡劇の迫力とリンクして面白かったな。recycle 本作で忘れられない場面に《水槽》が登場するんですけど。aquarius その次に、激しく降る雨の勢いが焼き付いています。
俳優さんも、とても良かったです。殺人鬼ヨンミンを演じたハ・ジョンウ。勇気ある演技だったと思います。役柄も相当なインパクトがあるけれど。序盤、ブリーフ一丁でウロウロしている場面も強烈だったな。お目目パッチリという顔立ちではないけれど。その一重に近い目を細めて、斜めに睨みつける表情は戦慄ものでした。shock ジュンホを演じたキム・ヨンソク。韓国の俳優さんにしては、クッキリとした顔立ちの印象なんだけど。丸みのあるホッペタのラインに愛嬌があって。ブツブツと文句を言ってる場面なんかも、何か味があって良かったな。happy01 ソ・ガンホさんのラインにある存在感で、個人的にはとても気に入りました。とは言え、ミジンの失踪を機に事件を追うようになってからは、熱血モードに大変身。rock 汗だくになり、ヨンミンとの格闘で返り血も浴びる姿にも迫力がありました。
実際に起こった事件がベースだったり、雨を印象的に使う演出だったりと。全体的には『殺人の追憶』に似ている印象を受けますが。鑑賞直後、全身に雷鳴が轟いたかのような衝撃は。thunder どちらかと言うと『オールドボーイ』の迫力に近いものがあるかもしれません。とにかく、予想していた以上に好みの作品でございました。

| | コメント (14) | トラックバック (7)

2009年5月 1日 (金)

5月に観たい映画メモ・メモ

★プチお知らせです。★
5月末から6月頭にかけて、ヴァケーションを取ります。
その間は、映画鑑賞&ブログはお休みをしますので、ヨロシクお願い致します。

Photo実は、念願の《TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス》をゲットしましたーっ。うっしっしっしっし、愛しいしとーring
そいでもって、ゴールデンウィークはフリーパスを使いまくろうと思っていたのだけれど。5月に公開される作品の中で、私が気になるモノはGW明けの登場というパターンが多いんですよねぇぇぇ。snail もっと調べてから計画的にマイル交換すべきだったのかもしれないけれど。wobbly 待ちすぎてポイントが失効しても何だしなぁと、勢いついてしまいました。dash でもまぁ、六本木ヒルズ以外のTOHOシネマズということで。この春にTOHOシネマズ化した有楽町界隈の劇場でも使用可能だっていうからさ。有意義に使おうじゃないのさ。paper 最高で7本、願わくば5本はフリーパスで鑑賞したいなぁと狙っておりまする。混雑したレディースデイの夜に、縮こまって鑑賞しなくてもいい貴重な1ヶ月なのさ。night

★前月公開された作品★

確実に観たい作品は、無事に制覇できましたっ。scissors

★今月公開の確実に観たい作品★

『チェイサー』 (5/1公開)
今月公開される作品の中で、一番楽しみにしているのがコチラ。crown 韓国で、実際に起きた連続殺人事件がベースということで。『殺人の追憶』を思い出してしまいますが、仕上がりは如何に。前評判も上々ですし、絶対に観たいです。rock

『ウォーロード/男たちの誓い』 (5/8公開)
『レッドクリフ』の影響で、中国にもの凄く興味が湧きました。この作品も当然の如く観たいです。金城くん、出演作が続きますね。ジャワティのCMも、親近感タップリでとってもいいと思います。japanesetea

『天使と悪魔』 (5/15公開)
原作は読んだことないのだけど、とりあえず観なくちゃ。私の周りで原作を読んだ人には、『ダ・ヴィンチ・コード』よりコチラの方が面白いと言う声が多いっす。cat

『鈍獣』 (5/16公開)
脚本は宮藤官九郎ですもの、面白くない訳がないわよね。snow 元は舞台なのか、そこも興味津々。浅野忠信もいいけど、個人的には北村一輝がとても楽しみなんです。lovely

『消されたヘッドライン』 (5/22公開)
ポリティカル・サスペンスですって、好みの香りがします。ベン・アフレックって、余り好きじゃないのだけど。ラッセル・クロウが出てるなら観たいな。でも、ロン毛は全然似合ってないわよねぇぇぇ。catface

『重力ピエロ』 (5/23公開)
ベストセラー小説の映画化なのか。映画を観てから、原作も読んでみたいな。book 家族の真実が明らかにされる、というストーリーみたいで。そこも興味深いです。

『ラスト・ブラッド』 (5/29公開)
日本のフルデジタル・アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写化。『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョン主演、ワイヤーアクション満載なのかな。snowboard スカッとできそうで楽しみです。

『路上のソリスト』 (5/30公開)
初めてチラシを手にした時、ビックリしました。これがジェイミー・フォックスsign02作品毎に全く違う顔を見せてくれますね。もちろん、ロバート・ダウニー・Jr.にも期待。happy01 お話も感動的そうで楽しみ。

★余裕があれば是非観てみたい作品★

『サスペリア・テルザ 最後の魔女』 (4/25公開)

『ミーシャ ホロコーストと白い狼』 (5/9公開)
『スラムドック$ミリオネア』とは違い、子供の過酷な人生を過剰な演出で涙腺を刺激していそうな雰囲気。weep ナチスの占領下であること、少女が白い狼と心を通わせること、ちょっと気になる題材です。dog

『バビロンA.D.』 (5/9公開)
ヴィン・ディーゼル主演のSF超大作って言うからさぁ。moon1 『ピッチブラック』『リディック』に続く三部作の完結編だと思ったら、違うんだねぇぇぇ。でも、コレはコレで面白そう。

『ブッシュ』 (5/16公開)
最近お気に入りの俳優ジョシュ・ブローリンが、ブッシュ元大統領を演じるのねぇぇぇ。happy02 メガホンを取るのは、余り好きじゃないオリヴァー・ストーンなのかぁ。gawk うーん、一応チェックだわ。

★まとめ★

早くも初夏ですねん。sun 昨年は、計画性に欠ける一年となってしまったけど。今のところ、今年は「こうしたい」と描いたことが順調に進んでいて一安心。海外旅行と、TOHOシネマズのフリーパスをゲット。どちらも上半期で実現しようと思っていたので、夢が叶って何より。ヽ(´▽`)/present ただ、海外旅行。airplane 訪れる国に被害はないとは言え、豚インフルエンザのニュースは気になりますわ。pig

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »