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2009年6月20日 (土)

剣岳 点の記

「剣岳 点の記」
製作:2009年、日本 139分Tsurugidake        
監督、脚本、撮影:木村大作 原作:新田次郎 出演:浅野忠信、香川照之、松田龍平、モロ師岡、蛍雪次朗、仁科貴、蟹江一平、仲村トオル、小澤征悦、宮崎あおい、鈴木砂羽、新井浩文、田中要次、笹野高史、石橋蓮司、井川比佐志、國村隼、夏八木勲、役所広司
2009.6.20 MOVIXデイ¥1,000にて鑑賞
隣の評論家はいくら?→¥1,800で妥当 / 評価:3.8★/5点満点★

「誰かが行かねば、道はできない。」

ひたむきに歩め、前人未踏の頂きへ。
標高2999メートル、氷点下40度。
日本地図最後の空白地点を目指した男たちの魂の記録。

===(goo映画よりストーリー紹介)===
明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎(浅野忠信)は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。柴崎らは山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。

今月のMOVIXデイは、土曜日。という訳で、予想通りの大賑わい。本日公開の本作も、意外と言っては失礼ですが凄い人気でした。coldsweats01 今日は、『愛を読むひと』と2本立て鑑賞したのですが。scissors 先に鑑賞した『愛を読むひと』は色々と思う事があって今だにレビューをまとめられずに困惑しっ放しです。wobbly 後に鑑賞したコチラから手をつける事にしました。paper 
まずは、本作を観たいと思ったキッカケから簡単に。第一の理由は、香川照之さん出演作という点です。私の中で《日本一flag》の俳優である香川さんは、相変わらず出演作が相次ぎ。主演も張れる存在感を持ちながら、確実に頼もしく脇を固めるというパターンが多いですよね。香川さんの出演作は全てチェックしたいと思っているのですが。余りにも作品数が多いため、今だに鑑賞できていないものも多数あります。(;;;´Д`)sweat01 劇場鑑賞も、全てチェックするとなれば。様々なジャンルの作品を選ぶ事を諦め《香川さん専用》ジャンルで鑑賞しなければ無理ですもの~。(;ω;)typhoon という訳で、2009年も見逃した香川さん作品が既に多数存在している状態。見逃し状態が続きすぎだぞsign01ってんで、本作は初日に鑑賞しました。

さて、本作の感想ですが。率直なところ、延々とレビューを綴れない気がします。というのも、この作品は「面白いか、面白くないか」と振り返るものではなく。「美しい作品だった」の一言に尽きる作品でした。立山黒部か、富山県にはまだ一度も行った事がありません。絶景に次ぐ絶景の嵐で、ウットリしてしまいました。shine これは、映画館の大きなスクリーンで見る価値ありです。美しさだけでは終わらず、自然の脅威もたくさん見せつけられました。高所恐怖症の気がある私から見ると、映し出されただけで足がすくむ断崖絶壁の数々。これを山と呼ぶのねって感じで。fuji 雲の流れは早く、突然の土砂降りに襲われるなど。cloudrain 自然を前に、いかに人間が小さい存在であるのかを実感します。雪が積もった山並みを遠くから眺めるのは、心の洗濯ができてしまう程に魅せられますが。snow 猛吹雪の中を進む人達の姿に、不安で胸が一杯になりました。とにかく、この映画を見て一番思ったことは。「この映像は、一体どうやって撮影したんだろう」という関心ばかり。本編中、地図を作る為に測量具を担いで登山する出演者の姿に目を見張ったのですが。( ̄ロ ̄lll)impact 同様に、この映画を撮影する為に、スタッフは出演者の様な苦労を強いられているのかと。俳優陣の苦労も同じでしょうけど、どうしても撮影する側の大変さばかりを想像してしまいました。映画作りって凄いんですね。今更、何を言うかって感じでスミマセンけど。撮影お疲れ様でした。movie そして、完成おめでとうございます。

そんな感じで。いつもなら、映画で描かれるストーリーやキャラクターの心情を思い描いて、アレやコレやと色んな事を考えて楽しむ私にとっては。ちょっと違うスタイルの作品となりました。映像の美しさ、大自然の迫力。それこそが本作の見どころであり、気になるのであれば絶対に劇場へ足を運んで欲しい作品でもあります。foot 楽しめたことは間違いないのですが、同時に少し残念に感じる部分もあって。だって、香川さんのみならず、出演者の皆様は気になる俳優さんばかり。浅野忠信は、コレコレとも全然違う雰囲気なのに。肩の力が抜けていて、あくまでも自然体の演技だし。そこがまた浅野さんの凄いところなんでしょうけど。改めて感心させられました。松田龍平クンも、出演作が続く度に余裕が出てきてる感じがするし。(『蟹工船』も楽しみネ)夏八木さんに、國村さんに、役所さん新井浩文クンや、田中要次さんもチラリと出演。私が好きなタイプの俳優さんばかり顔を出しているのに。俳優さん達の演技合戦にフォーカスできなかったというのは、私としては少し勿体ない気もしてしまいました。coldsweats01 それにしても、登山する役の俳優さん達は本当に登ったんですよね。shoe 何かもう、心配でハラハラしちゃいました。~(°°;)))(((;°°)~sign05 龍平クンなんて、何度かピンチに襲われるもんだからオロオロしちゃいました。撮影クルーの皆様、俳優陣の皆様。本当にお疲れ様でした。素晴らしい映像の数々、しっかりと愛でさせて頂きました。(* ̄ー ̄*)clover

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コメント

こんばんは^^
どちらかと言うとドキュメンタリーチックなのかもしれません。確かに面白いとか面白くないという表現とはちょっと違う作品のように感じました。
一見難しそうな内容ですが、テーマは凄く単純でプロフェッショナルとしての誇りと仲間との絆だったと思うのです。

監督が測量隊と同じ行程を辿りながらロケをしたのは、それもまた彼のプロフェッショナルとしての誇りからだったのかなと思いました。「既に仲間だ」といって長次郎に初登頂の先頭を行かせたのと同じで、仲間で作り上げた作品のエンドロールに「仲間たち」とだけあるのが素敵でした^^

投稿: KLY | 2009年6月21日 (日) 22:56

KLYさま
TB&コメントありがとうございます。
そうですね、ドキュメンタリーと捉えると、しっくりきますです。
俳優陣の存在感も素晴らしかったのですが。
何よりも、監督の熱意と、撮影スタッフの頑張りを称えたくなる作品でございました。
エンドロールの「仲間たち」っていう字幕が良かったですよね。
この作品に関わった人全てが「仲間たち」
俳優も監督もスタッフもないって感じで。
それも書こうと思っていたのに、すっかり忘れてしまいました。(;ω;)fuji

投稿: となひょう | 2009年6月22日 (月) 21:17

とな様、ごぶさたしております。
「点の記」の記事があがっていたので、早速コメントしたいと思った次第です。と申しますが、私は本も映画もまだ未拝見であります。必ず見に行きたいと考えております。なぜなら私は「富山県民」でありますから。(前におくりびとのコメントの時にもちらっと書きましたが)富山県民にとってこの映画は待ちに待った作品なのであります。ローカルニュースではロケの様子を逐一紹介しておりましたし、各媒体でも頻繁に出てきておりました。富山は1週間早い公開だったのですが、初日は記録的な観客動員を数えたようです。(私は恥ずかしながら、その日、T4を見ていました。)というように富山県民は熱くなっているのです。ちなみに私は晴天の日などは前に剣岳を含む立山連峰を見ながら通勤しております。また、余談ですが、富山の小学6年生は夏休み前に、剣岳の横にそびえる立山3015m(雄山)を登山します。私も遠い昔になりますが登りました。(雷鳥も見たよ)今年はこの映画の影響も合って剣岳へ向かう登山客も多いことだと思いますが、実際、剣岳と言うくらいに遠くから見ると先の尖った険しい山で遭難も後を立ちません。私は地元ですがアタックしません。映画は見に行きますよ。それでは。

投稿: チャーリー | 2009年6月24日 (水) 18:19

チャーリーさま
コメントありがとうございます。
どうも、こんにちは!!!
そう言えばチャーリーさんは富山県民でいらっしゃったんですね。
富山では1週間早く公開されていたこと、知りませんでした。
見応え抜群でしたよ~
ドキュメンタリーに近いのかなって思ったのですが。
富山県にいらっしゃるチャーリーさんが見ても、目を見張るような映像になっているのではないでしょうか。

映画ブロガーさん(特に男性)の感想は、好意的なものが多い印象を受けています。
作り手の熱意がバッチリ伝わってきますし。
剣岳には登れなくても、富山を訪れてみたいと思う人が増えるんじゃないですかね。

>富山の小学6年生は夏休み前に、剣岳の横にそびえる立山3015m(雄山)を登山します。

そうなんですか!
素敵な伝統ですね。
私も立山にだったら足を運べないかと思い始めています。

投稿: となひょう | 2009年6月25日 (木) 20:50

私は原作を読んで、更に公式HPなどで、どういう映画なのか事前に知っていたので、素晴らしい作品だと思いました。日本測量協会も3年前から雑誌「測量」などで応援されていますし。明治を代表する測量士:柴崎以下、地図を作るためだけに命を掛けた男達とそれを暖かく見守る妻達の実話を基にした良いドキュメンタリー映画です。それとキャストも素晴らしい、特に宮崎あおいさんを口説き落とした大作さんは凄いです。篤姫、ケリケンサックで主演中の人気女優を出演させられたんですから...ラス前に宮崎さんが夫を思い、笑顔に一筋の涙を流しながら切なく歌うシーンは感動しました。(私も涙が止まらなかった)

投稿: ふっくん | 2009年6月29日 (月) 23:08

ふっくんさま
ようこそ、いらっしゃいました。
コメントありがとうございます。
そうですか、原作はお読みになったのですね。
それは、ますます楽しめたことと思います。
この作品のDVDが出たら、是非とも特典映像をチェックしてみたいです。
どんな風に撮影したのか、その熱意が更に伝わってきそうな気がします。

宮崎あおいちゃん、出番は少ないながらに、とても印象的でしたよね。
浅野忠信が、妻とやり取りをする場面では、緊張感がほぐれて、とてもリラックスしている雰囲気が伝わってきました。

投稿: となひょう | 2009年6月30日 (火) 22:14

劔岳点の記。たった12日間で観客動員数100万人突破(既に11億円超え)だそうです。あちこちで、初監督の悪口や辛口な論評している人たちは、映画は見てもらった観客数で評価されるべきだと言いたいです。あれだけのキャストを揃えて、時間を掛けて撮影した作品が悪いわけが無いと思います。(^^)/

投稿: ふっくん | 2009年7月 3日 (金) 20:01

昨夜は、2回目見に行くところだったので乱文になりm(_ _)m
見れば見るほど、脚本の素晴らしさに気がつきます。
芳太郎「いざと言う時、何処に何を入れたか解らないと困るから」と自分で荷物を整理していると、葉津よ「いざ言う時って」「なんだか戦争に行くみたい」芳太郎「うん?」葉津よ「何でもありません」と、お守りを、こっそりリュックに忍ばせるシーン見て、篤姫で家定が「生まれ変わるとしたら何になりたい」と篤姫に問うシーンで「何でもありません」といっているのを思い出しました。芳太郎が山で遭難しかかって助かった時、枕もとのお守りを手にとって「いつのまに」と言っている場面では、尚五郎と篤姫が友の証としてお守りを交換する場面が思い浮かびました。その後も頻繁にお守りが出てくるんですけどね。この脚本家はうまいなー。

投稿: ふっくん | 2009年7月 4日 (土) 18:02

ふっくんさま
コメントありがとうございます。
おおおおお、2回目、行って来たんですねー
何度か見ると、また違った発見がありそうですね。
辛口な意見も出てますかー
監督は「客が入らなければ引退する」とまで仰っていたそうですが。
首位独走とまではいかなくても、安定した動員数だと聞いています。
私は、意外と篤姫を見ていなかったりしましたが。
脚本で細かいところにも気を配っていたのですねー
って、脚本は木村大作監督自身が担当されてたんですねー
やっぱり、もの凄い熱意を感じますね。

投稿: となひょう | 2009年7月 4日 (土) 21:41

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